8月26日から南アフリカで21世紀の地球環境保護の新たな計画とビジョンを打ち出す「環境・開発サミット」が始まる。しかし、そのサミットがいま、先進国と途上国の深刻な対立に揺れている。
経済のグローバル化により、南北間の経済格差はいっそう広がったばかりでなく、格差を埋めるために、10年前のブラジル「地球サミット」で採択された行動計画「アジェンダ21」の「先進国は途上国への資金援助をGDP比で0.7%を目標にする」という約束もまったく実行されておらず、途上国は苛立ちを強めている。
グローバル経済を求める先進国の要求に積極的に対応したにもかかわらず、豊かさを手にできないアフリカ・ウガンダの現状ルポをまじえ、10年前の「理念」と10年後の「現実」を検証する。
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