雪印食品がBSE、いわゆる狂牛病対策の国の買い取り制度を悪用して、輸入肉を国内産の牛肉として買い取らせていた事実が発覚してから1週間。ラベルなどに頼らざるを得ない消費者は、食への信頼を完全に裏切られ、怒りの声が高まっている。
こうした牛肉の販売をめぐる不正は、当初発覚した関西支店だけでなく、広範囲にしかも日常的に行われていた疑いが強まってきた。その手口は巧妙で多岐に渡っている。密室での不正工作を迫う。
また2年前、親会社が食中毒事件を起こして以降、ブランドイメージの回復に務めてきたはずの雪印グループで、なぜ再び事件が起きたのか、その背景にも迫る。
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