検証1年 郵便局・保険の不適切販売
日本中に大きな衝撃を与えている郵便局による「保険の不適切販売」。今月、日本郵便とかんぽ生命保険の社長が謝罪会見を行うなど、郵政グループによる保険販売に問題が生じていたことが、次々と明るみになっている。番組では、昨年4月にこの問題を取り上げた。放送から1年、「問題は改善するどころかむしろ深刻さを増している」という郵便局関係者の告白、トラブルを訴える高齢者やその家族の声も ...
日本中に大きな衝撃を与えている郵便局による「保険の不適切販売」。今月、日本郵便とかんぽ生命保険の社長が謝罪会見を行うなど、郵政グループによる保険販売に問題が生じていたことが、次々と明るみになっている。番組では、昨年4月にこの問題を取り上げた。放送から1年、「問題は改善するどころかむしろ深刻さを増している」という郵便局関係者の告白、トラブルを訴える高齢者やその家族の声も ...
「性暴力の実態を知ってほしい」。被害者たちが声をあげる中、取材班は名古屋市の性暴力救援センターに2か月間密着。日々舞い込む相談の8割以上は、友人、同僚、身内など“顔見知り”からの被害だ。加害者が身近な人ゆえに、被害者は抵抗できず、周囲に打ち明けても理解されず、自分を責め、何重にも苦しみ続ける実態が見えてきた。誰の身近でも起こり得る現実を伝える。
東京オリンピック・パラリンピックまで1年。今月行われる「テスト大会」や「社会実験」の現場で、観客・市民の目線から“課題”と“対策”を検証する。猛暑による「熱中症」。試合前、会場までの道のりで発症するおそれがあり、観客が密集した場所でもリスクがある。さらに、帰り道でも…。そして、社会活動に影響する“交通渋滞”をどう回避するのか。大会に備えた首都高などの大規模規制の現場に ...
なぜサピエンスだけが大海原を越え日本列島に到達できたのか?この謎に挑む人類学者や考古学者たちが、実際に古代の技術や道具で製作した船で、台湾から沖縄へ渡海する実験に挑んだ。苦節6年間の挑戦の末、ついに今月、初めて200kmの航海に成功、人類学に大きな一歩を刻んだ。 NHKはプロジェクトに独占密着。大海原で繰り広げられた苦闘の航海の裏側を初公開。冒険を可能にした人間ならで ...
「年金」や「消費税」など、暮らしに身近なテーマが争点となりながら、参議院選挙の投票率が、24年ぶりに50%を割り込み、国政選挙としては戦後2番目の低投票率となった。背景に何があるのか?一方で投票所に足を運んだ人たちは、どんな思いで一票を投じたのか?番組では、街頭演説の現場取材や各種の調査から、“将来不安”を抱える現役世代が政治の現状をどう捉え、何を求めているのかを徹底 ...
京都アニメーションのスタジオが放火され、34人が死亡、34人が重軽傷を負った事件。世界中から悲しみの声が寄せられるとともに、「負けるな」「がんばれ」という声も上がっている。アメリカのアニメ関連会社が立ち上げたクラウドファンディングには、既に2億円以上が集まり、今も金額は増え続けている。フランスやタイでもアニメファンたちが支援を呼びかけている。世界から「日本の宝」と言わ ...
世界文化遺産への登録が決まった百舌鳥・古市古墳群。宮内庁が仁徳天皇陵として管理する大山古墳では、埋葬場所が複数あるという明治時代の記録などが残されている。一体誰が埋葬されているのか?歴史上の埋もれた人物がいたのではないか?そして、大山古墳と周辺に暮らす人々の知られざるかかわりや“あの人物”とのかかわりをつづった資料も残されていた。知られざる古墳のミステリーに迫る。
うつ病患者が100万人を超える日本。最大の課題は、抗うつ薬が効かず再発を繰り返す患者の急増だ。こうしたなか、ことし6月から再発を防ぐための新たな治療法が保険診療に加わった。うつ病で低下した脳の働きを改善する治療法「TMS:経頭蓋(けいとうがい)磁気刺激」だ。アメリカでは抗うつ薬が効かない患者の3割~4割に改善効果が認められ、日本でも社会復帰を後押しする治療法として注目 ...
去年7月にオウム真理教の死刑囚13人の刑が執行されてからまもなく1年。“異例の執行”の舞台裏で何があったのか?取材チームは、独自に法務省などの関係者、死刑囚たちの弁護士などの新証言を得て、その真相を探っていく。「死刑の決定」はどのように行われたのか。そして、死刑囚たちは、執行直前までの面会や手紙で何を語り、執行時どんな様子だったのか。“究極の刑罰”でありながら、厚いベ ...
小惑星リュウグウの探査を行う「はやぶさ2」。世界初となる人工クレーターを形成するなど、生命の起源解明につながる可能性がある成果を次々とあげている。今回、その壮大な探査を紹介しながら、成功する組織の“秘密”に迫る。その1つが、600人を束ねるプロジェクトマネージャに4年前、当時30代の若手を抜擢したこと。他にも「批判勢力を取り込む」「周到な準備」「外部人材を登用」するな ...
“私たちの命を守ってくれるはずのダム”。そのあり方が今、大きく問われている。去年の西日本豪雨で5人の犠牲者が出た愛媛県西予市では、ダムからの放流によって河川が急激に氾濫したことが被害の拡大につながった可能性が指摘されているのだ。取材を進めると、民間企業が管理するダムでは安全対策の議論が長年置き去りにされてきた実態も明らかに。今年も私たちに迫りくる豪雨の恐怖。“ダムがあ ...
一触即発の状態が続くアメリカとイラン。両国の内部で一体何が起きているのか。トランプ政権でイランへの強硬策を主張するのはボルトン大統領補佐官。「攻撃の準備はできている」として、圧力をさらに強める姿勢を強調。対するイランも対話を一切拒否し、制裁をかわしながら、体制の維持を図っている。昨日(8日)、イランは核合意で決められた制限を超えてウラン濃縮度を引き上げ、原油の先物価格 ...
記録的な大雨になっている九州。鹿児島市は市内全域で、警戒レベル4にあたる全員避難を示す避難指示を出した。市民59万4943人はそのときどう判断し、その後どう行動したのか・・・。市民が避難を進める中で、避難所が手狭になり別の避難所に移るケースも。一方、各地で土砂災害が多発的に起きており、「記録的大雨」の猛威を改めて見せつけられることになっている。今後も梅雨が続き、台風シ ...
「トイレに立ったあとの記憶がない…」食事に出かけた相手から飲み物などに薬物を混ぜられ、性的暴行を受ける「レイプドラッグ」を使った被害。婚活やマッチングアプリが急速に普及するなか、安易に薬を使って性交渉に及ぶ事例が多発している。使われるのは病院で処方される睡眠薬。不眠を訴えれば容易に処方される手軽さに加え、わずか一日で体外へ排出されるため証拠が残りにくく、多くの被害者が ...
「老後30年間でおよそ2000万円が必要」などとした報告書が大きな波紋を呼んでいる。現役世代に広がる不安。いま、老後に備え少しでも収入を増やそうと、投資や副業に乗り出す人も少なくない。しかし、知識も経験もない中で失敗し、苦境に陥る人も続出している。専門家は「不安があおられ、甘いもうけ話の餌食になっている人たちがいる」と警鐘を鳴らす。現役世代は何をするべきか、“将来不安 ...