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暖冬でも寒の内は... 来週は今季一番の寒気

ポイントは?気象予報士・本橋淳也が解説
  • 2024年01月11日

 

 二十四節気の小寒は新年を迎え、寒さが厳しくなるころ「寒の入り」と言われます。次の大寒と合わせた期間、立春の前日の節分までが「寒の内」と呼ばれ、この30日間が冬の寒さの厳しい時期です。
 この冬は暖冬傾向で年末年始は暖かく、雪深い会津でも雪はほとんど降りませんでした。しかし、寒の内に入った今、シベリア大陸から強い寒気が入ることがあり、水道管が凍結してしまうような厳しい寒さ大雪・吹雪による車の立往生・渋滞が発生することがあります。油断をせず気象情報をこまめに確認しましょう。  

                          気象予報士・本橋淳也

成人の日 いわきで初積雪

 県内でも比較的温暖ないわき市、1月8日(成人の日・月)の朝、小名浜の天気カメラを確認すると、雪化粧した山が朝日に照らされ、建物の屋根は雪で白くなっていました。気象庁の観測によると、いわき小名浜は前日(7日)の夜に雪を観測しました。小名浜で雪を観測するのは今季初めてのことです。

今季初の大雪注意報も

 1月7日(日)の夜、中通りと浜通りのそれぞれ南部と中部に大雪注意報が発表されました。中通りと浜通りで大雪注意報が発表されるのは今季初めてのことです。この日福島県の上空5500m付近に-36度以下(平年比-8度)の強い寒気が流れ込み、大気の状態が不安定となりました。このため、雪雲が発達し、福島空港では1時間に9センチの積雪を観測するなど激しく雪が降りました。これまでの雪はうっすら積もる程度でしたが、道路にわだちができ、雪かきが必要なほどの雪が降りはじめてきています。

風花の福島盆地

 福島市は2センチの積雪で量は多くはならなかったが、西の山は雲に隠れて凍てつくような寒風が吹きました。青空が見え、日ざしが届いていても雪が降るちょっと不思議な天気。青空を背景に花びらのように雪が舞い落ちることからこの現象を「風花」と言います。冬型の気圧配置となり、日本海側の雪雲が山を越え、太平洋側に流れ込む時に見られる厳冬期ならではの現象です。
 風花は雪が多く降り積もることはないですが、16日(火)はしっかりと雪雲が流れ込み、福島市ではまとまった積雪になる可能性が出てきています。

寒さ・雪の見通し  16日の朝 福島市も雪かき必要か

向こう一週間、強い寒気が流れ込むは13日(土)15日(月)~16(火)の2回。特に15日(月)~16日(火)は今季一番の寒気が流れ込み福島市でも雪の予報に。道路にしっかり雪が積もる可能性があります。また、風が強いのが特徴で吹雪や強風に注意・警戒が必要です。

▼13日(土)は冬型の気圧配置となり、午後は上空5500m付近に-36度以下の強い寒気が県内に流れ込む見通しです。成人の日、いわきで積雪となった時と同程度の寒気です。このため、会津は山沿いでまとまった雪となり、中通りと浜通りでも一時的に雪が降りそうです。県南やいわきでも夜は積もる可能性があります。14日(日)の朝にかけて路面凍結などに注意をしてください。

▼15日(月)~16日(火)は低気圧が北海道から千島近海に進み、発達するのが特徴です。このため冬型の気圧配置が強まり、今季一番の寒気が流れ込む見通しです。会津は山沿いを中心に大雪に、中通りの平地でも局地的に雪が降り、積もるおそれがあります。風が強まるため、吹雪による見通しの悪化や吹きだまりによる交通障害にも注意が必要です。浜通りは晴れ間がありますが強風や暴風に注意・警戒が必要で、交通に影響がでるおそれがあります。最新の気象情報や交通情報を確認してください。穏やかに晴れる14日(日)に除雪道具の準備や飛ばされやすい物は屋内にしまっておきましょう。

11日時点の予想です。最新の予報を確認してください
11日時点の予想です。最新の予報を確認してください
  • 本橋淳也

    NHK福島放送局気象キャスター

    本橋淳也

    福島県の気象情報を担当して3年目。海あり山あり盆地あり、複雑な地形と多様な気候で局地気象の癖が強い福島県。限られた尺の中で天気のポイントを決めるのに日々頭を抱え奮闘している。

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