2021年03月02日 (火)
山ぶどうを町の特産に『石川町』
福島民報社と協力しながら、地域の情報や頑張っている人を紹介する「ふるさとツアーズ4」。
きょうは、石川町の「石川山葡萄愛好会」(やまぶどう)の活動をとりあげました。
愛好会の皆さんは、耕作放棄地を活用して山ぶどうを育て、
町の特産品にしようと頑張っています。
山ぶどうの見た目は、デラウェアなどよりもひと回り小さめ。赤紫色をしています。
ポリフェノールや鉄分、ビタミンなど、栄養価も高い果実で
さらに、一次加工後のしぼりかすまで、有効に活用することができる果物です。
プロジェクトリーダーの角田信さんによると、
今シーズンは天候不順で、前年と比べると甘味・糖度が低くなったそう。
しかし、せっかく得た自然の恵みを最大限に活かそうと、
ジュースやジャム、それから「甘酒」へと形を変えて、商品化したそうです。
特に、100パーセント山ぶどうジュースと
県内で生産された甘酒を混ぜた「山ぶどう甘酒」は、
ワインレッドの華やかな見た目が印象的です。
飲んだ人からは「麹の味がまろやかになって、飲みやすい」と好評だそうですよ。
角田さんは
「山ぶどうの栽培は、自然相手。
思うように上手くいかないことが、かえって面白いです。
石川町は、寒冷地と温暖地の南と北の境目の地域で、
なんでも栽培できるという立地。
愛好会メンバーとともに、
県内の皆さんに“石川町の山ぶどう”の存在を広めていきたい」
と話していました。
<次回の『ふるさとツアーズ4』は…>
「南相馬市」をとりあげます。
3月9日(火)の福島民報の記事と、
その日の「こでらんに5」でお伝えする予定です。
お楽しみに!
投稿者:佐藤彩乃 | 投稿時間:19:42 | カテゴリ:ふるさとツアーズ4 | 固定リンク