川崎 寛司

2019年09月09日 (月)河川カメラで命を守れ @川崎寛司


アナウンサーの川崎寛司です。

先月28日、九州北部では、大雨の特別警報が出るなど、記録的な大雨の影響で、大雨や洪水、土砂災害の被害が出ました。

そこで、県内では、大雨や洪水の際に、どんな情報が発信され、住民の皆さんはどう活用していけばいいのか、

福島市の福島河川国道事務所の防災センターから、生中継でお伝えしました。

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県内には、阿武隈川などを監視する河川カメラが100基設置され、

この事務所にある30台のモニターで常に見られるようになっています。

さらに、水位計は県内に500基あり、緊急時には、水位の情報が10分ごとに送られてくる仕組みになっています。

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私たちは、こうした河川カメラや水位情報を、スマートフォンで、リアルタイムで見ることができます。

「川の水位情報」と検索してみてください(NHKニュース防災アプリでも見ることができます)。

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すると、こういう画面が出てきます。

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水色のマークは、すべて水位計です。

九州北部の大雨を例に見てみると、水位計が赤や黄色に変わっています。

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アップにすると、黒や赤の水位計が見えてきました。下の写真の川は、氾濫した牛津川です。

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赤は、気象庁が出す警戒レベル5段階のうち「レベル4」に相当する水位。つまり「全員避難」を意味します。

関係する地域の皆さんは、速やかに避難先に避難する必要があります。

 

黒は、すでに川が氾濫している状況。

避難すると危険なので、2階に避難するなど、命を守るための最善の行動をとる必要があります。「レベル5」に相当する水位です。

で、水位計をタップすると、

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このように、グラフとなって、危険な状況だというのが一目で理解できます。

さらに。緑色のカメラのマークをタップすると、

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川の様子をリアルタイムで見ることができます。

牛津川の映像で、私が指している堤防の左側は、川ではありません。

住宅などがあるところに、右側の牛津川の水が氾濫して、水に浸かっている状況です。

事務所では、こうした情報を川の流域の自治体に送って、自治体が避難指示や避難勧告の目安にするのです。

 

こうした取り組みを行う背景には、福島県の過去の歴史があります。

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上の写真は、昭和61年8月5日、阿武隈川の洪水被害の様子です。

地元では「8.5(はちてん)水害」と呼ばれ、流域で、死傷者20人、床上・床下浸水は計2万戸に上りました。

阿武隈川流域では、数年か10数年おきに、浸水被害が起きています。

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こうした歴史と教訓を生かして、ふだんから阿武隈川に親しんでもらい、関心を持ってもらって、緊急時に備えようと、

事務所では、阿武隈川カードを作りました。

表には、フォトコンテストでの優秀作品に選ばれた、美しい阿武隈川の景色。

裏に記載されたQRコードを読み込むと、「川の水位情報」やハザードマップが表示されます。

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福島河川国道事務所の古賀博久調査第一課長は

「自分や家族の命を守るためには、平時の備えが必要。

阿武隈川カードも使って、自分の住まいや職場の近くの水位計やカメラが、どこにあるのかを確認してほしい。

大雨時は、その情報にアクセスして、早めの避難に役立ててほしい」と話していました。

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さて、この番組では紹介できなかったのが、古賀課長が持っているカメラ。

今年度から、福島河川国道事務所や県が、県内の河川沿いの約90か所で設置を始める予定のもの。

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従来のカメラに比べて、値段は約4分の1。ズームや首振りの機能はなく、固定した映像のみを撮影するカメラ。

こちらの事務所などでは、従来よりも機能は劣るものの、

とにかく数多くの河川カメラを設置して、緊急時に役立ててもらおうという狙いです。

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ありとあらゆる場所の切迫した映像を、住民の皆さんに伝えるということで、監視を強化することにしています。

 

福島河川国道事務所の皆さん、中継へのご協力、ありがとうございました。

皆さんと協力して、県民の皆さんの命を守れる情報が発信できるよう、今後も努めます。

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投稿者:川崎 寛司 | 投稿時間:11:48 | 固定リンク


2018年11月05日 (月)福島、ここがイイカンジ!⑧裏磐梯の紅葉 @川崎寛司


アナウンサーの川崎寛司です。

さて、あの山の名前は??少し雲に隠れていますが・・・

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答えは、磐梯山。標高1816m。福島のシンボルです。

 

そして、私がいるのは、

標高800mの磐梯高原で最大の湖、桧原湖(ひばらこ)です。

10月下旬、遊覧船に乗って撮影しました。

 

この日は、10月30日(火)に放送した、

昼の0時20分から放送している生中継番組「旬感ゴトーチ」の取材でした。

紅葉真っ盛りの裏磐梯は美しかった。

 

朝5時50分の毘沙門沼。

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この辺りは、沼によって色が異なるため、総称して五色沼(ごしきぬま)と呼んでいます。

毘沙門沼は、その五色沼の1つです。

透明な水面には、朝もやと、反射した木々が。

 

木々の向こうには、磐梯山。静寂に包まれ、聞こえるのは、鳥のさえずりだけ。

この時間の気温は2度。マフラーにコート。寒かった!!

 

五色沼の1つ、弁天沼。

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朝7時。オレンジ色の朝日が差してきました。

紅葉した木々が、少しずつ照らされると同時に、沼がさらに鏡のように。

まさに明鏡止水の美しさ。

 

るり沼。同じく朝7時ごろ。

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エメラルドグリーンの水の色。足元には色づいた落ち葉も。とても清々しかった。

 

朝8時の柳沼。

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紅葉は赤がきれいですね。日差しで、葉が輝いていました。

 

裏磐梯の紅葉は、あともう少し見ごろが続くそうですよ。

11月中旬には雪が降るそうです。

ぜひ、裏磐梯の絶景を見にいらしてください。

福島は、とっても奥が深い!!

投稿者:川崎 寛司 | 投稿時間:12:35 | 固定リンク


2018年08月24日 (金)福島、ここがイイカンジ⑦全国放送になりました @川崎寛司


アナウンサーの川崎寛司です。

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皆さん、“捕虜(ほりょ)郵便”というハガキをご存じですか。

戦後、旧満州にいた日本兵や民間人、約60万人が連行されました。

ソ連の捕虜となった日本人が使っていたため、そう呼ばれています。

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60年余り前、シベリアに抑留されていた男性と、

福島県会津地方に身を寄せていた男性の家族が交わした捕虜郵便、52通が残されていました。

 

ハガキを交わしたのは、

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福島県会津若松市の出身の佐藤健雄(たけお)さんと、妻の敏子さん、そして子供たちです。

 

健雄さんはシベリア、敏子さんたち家族は、

健雄さんの親戚宅がある福島県旧山都町(今の喜多方市)に身を寄せ、離れ離れになりました。

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私は、健雄さん夫妻の娘さんたちを、東京・品川区に訪ね、捕虜郵便を見せていただきました。

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初めて、健雄さんからハガキが届いたのは、昭和27年夏。

会えなくなって、7年がたっていました。

 

その時の気持ちを、三女の金沢ルミ子さんは語ってくれました。

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敏子さんは、すぐに返事を書きました。

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「子供達、私、元気です。これまでの苦労は如何ばかりか、お察しください。

如何なることがあっても、元気で居て下さい。神に祈ります」

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その後、敏子さんは、4人の娘たちの写真も同封。

健雄さんは、8年ぶりに、娘たちの姿を目にしました。

 

その時の気持ちを、ハガキに、こう綴っていました。

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「待望の小包、到着。写真を受け取った。4人とも、想像以上に立派に成長している。

敏子の忍苦、母性愛に敬意を表する」

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こちらは、このハガキを1文字1文字読み解いた、健雄さん夫妻の孫、上口晴美さんです。

ハガキを書いた時の祖父母の気持ちを、涙ながらに語ってくださいました。

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そして、離れ離れになって11年後の1956年、健雄さんは帰国。

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家族に囲まれて、晩年を過ごしたそうです。

 

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こちらは、帰国した健雄さんと娘さんたちの写真。

とてもすてきな写真ですね。

 

さて、

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この物語は、24日(金)「おはよう日本」で全国放送もしました。

 

健雄さん夫妻のお孫さんの上口さんは、捕虜郵便を通して、

多くの方に、戦争の悲惨さや平和の大切さを伝えていきたいと話していました。

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上口さんをはじめ、ご家族の皆様など、取材にご協力いただき、本当にありがとうございました。

私も、もっと戦争や抑留のことを勉強し、伝えていかなければならないと感じた取材でした。

投稿者:川崎 寛司 | 投稿時間:21:22 | 固定リンク


2018年08月24日 (金)福島、ここがイイカンジ!⑥暑い!!@川崎寛司


アナウンサーの川崎寛司です。

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今月は、夕方のニュース番組を2週間あまり、ピンチヒッターで担当させて頂いています。

8月22日(水)のトップニュースは暑さ。

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この日の福島市は、今季最高の38度3分。1週間ぶりの猛暑日となりました。

そこで、

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スタジオを飛び出し、福島駅前で暑さを体感リポート。「肌をさすような日差しが照りつけ、立っているだけで汗が額からふき出してきます」と伝えました。

 

そして、町の皆さんにもインタビュー。

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まだまだ暑さが続きます。皆さん、熱中症には十分に気をつけて、夏を、イイカンジで乗り切りましょうね。

投稿者:川崎 寛司 | 投稿時間:15:18 | 固定リンク


2018年08月23日 (木)福島、ここがイイカンジ!⑤金足農業を・・・ @川崎寛司


アナウンサーの川崎寛司です。

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おととい閉幕した、夏の全国高校野球。

秋田代表、金足農業の快進撃は、同じ東北の福島県でも盛り上がりましたよー。

 

県内の盛り上がりを取材すべく、

決勝戦が行われた21日(火)は、

フルーツ狩りが出来る観光道路、通称「フルーツライン」の直売所へ。

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こちらでは、店の人も、お客さんも一緒になって、テレビ観戦していました。

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大熊町出身という、こちらの方。

金足農業が、3回に1点を返した時には、みんなで喜びを分かち合いました。

 

また、こんな人たちも見つけましたよー。

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なんと、この夏、甲子園に出場した聖光学院に通う3年生。

野球部ではなく「サッカー部」でしたが、

スマートフォンの速報を見ながら、金足農業を応援していました。

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さらに。

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駐車中の車内でも、仕事の休憩中に、テレビで応援する人も。

 

秋田と福島。

県は違えど、同じ東北という連帯感を持って、金足農業を応援した福島県の皆さん。

その心、とってもイイカンジでした。

 

 

投稿者:川崎 寛司 | 投稿時間:16:21 | 固定リンク


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