絵本で福島を世界に伝えたい! @淺川理沙

こんにちは、キャスターの淺川理沙です。

 

今週も、

11日(木)の『はまなかあいづTODAY』で放送した、

「ココに福あり~fMAP~」について書きます!

 

(先週のブログはこちら→→→ 

https://www.nhk.or.jp/fukushima-ana-blog/2400/431067.html

 

きょうは、

ニュージーランド出身のシルヴィア・ギャラハーさんが

プライベートで取り組んでいる「絵本」についてです♪

 

絵本のタイトルは「F is for Fukushima」

 

浜通りを舞台に、主人公の「ソウマ」という馬が、

帰還困難区域となっていた

ふるさとに帰るまでを描いた物語です。

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この絵本は、

シルヴィアさんと同じく、

いわき市でALT(外国語指導助手)を務めていた、

イギリス人女性のホリーさんと、

イギリス人男性のウィリアムさんと、

3人で作っているものです。

 

3人は、ボランティアとして、

いわき市から、南相馬市小高区などの浜通りを何度も訪れ、

地元の人たちと交流してきました。

 

そこで聞いた話や風景をもとに、

1年かけて、ストーリーや絵の原案を完成させたそうです。

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ホリーさんは、浜通りでボランティアをしていた当時を、

「ほんの少ししか手伝えなかったのに、

地元の人たちがすごく温かくて、いつも歓迎してくれて、

行くたびに、実家に帰るような感じがしていた」と

話していました。

 

ウィリアムさんは、絵本を作ろうと思ったきっかけを、

「イギリスで読んだ、福島に関する記事が

すごくネガティブに書かれていた。

僕は、福島の復興を自分の目で見ていたので、

福島を伝える何かをしたいと思うようになった」と

話してくれました。

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(左:ホリーさん、右:ウィリアムさん)

 

絵本には、26枚の絵が使われる予定です。

そのすべてを、シルヴィアさん1人が描いたんですよ!

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絵本は、ふるさとに戻ってきた主人公の「ソウマ」が、

仲間の動物たちと一緒に、

福島の米や野菜を食べる場面で終わります。

 

シルヴィアさんは

「みんなで、福島の食材をおいしそうに食べている様子を

絵本に入れたかった」と話していました。

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シルヴィアさんの出身地・ニュージーランドでは、

東日本大震災のわずか20日ほど前に大きな地震が起き、

200人近くが亡くなりました。

 

そのため、シルヴィアさんは、

東日本大震災について「怖い」より「共感」があったといい、

その経験や思いも、絵本作りにつながっているようでした。

 

私も原案のストーリーと絵を見せてもらったのですが、

物語は、未来への希望が感じられる内容でした。

 

シルヴィアさんも、

「福島は、原発だけじゃなくて、いろいろな人がいて、

まだ前の生活に戻れない人もいるけれど、

日常生活を普通にしている人もたくさんいる。

それを伝えたくて絵本を作ることにした」と

語っていました。

 

また、シルヴィアさんが描いた絵は、とてもカラフルで、

その中に、浜通りの景色…浪江町の請戸小学校、

いわき市久之浜の鳥居や常磐線など、

シルヴィアさんたち3人が

浜通りで見て心に残った風景が描かれていました。

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ウィリアムさんとホリーさんは、

ALT(外国語指導助手)の任期を終え、

去年夏にイギリスに帰国しました。

 

まずは、イギリス国内での出版を目指し、

現在は出版社を探しているとのことです。

 

3人は「イギリスで出版できたら、

次は日本でも出版できたらいいな」と話していました。

 

さらに、シルヴィアさんには、

「出版できたら、ぜひ遠野和紙を使いたい」

という思いがあります。

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3人からは、このブログに書ききれないくらい、

たくさんの福島への思いを伺いました。

その思いが凝縮されているのが、26ページの絵本です。

 

放送時間の都合で、

ウィリアムさんとホリーさんのインタビューはお伝えできず、

私自身もとても残念でした…本当にごめんなさい…。

 

いつか絵本が完成して、世界の人たちに

福島のよさ、そして遠野和紙の魅力が伝わってほしいなと、

私も3人を応援しています!!今後が楽しみです♪♪

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(放送は、しばらく、こちらから見られます。→→→

https://movie-a.nhk.or.jp/sns/qGg/x8cn74iw.html

 

 

 



淺川 理沙

投稿時間:12:27