走る喜びを感じてほしい  @淺川理沙

こんにちは、キャスターの淺川理沙です。


先週23日(木)の『はまなかあいづTODAY』見ていただけましたか?

「ココに福あり~fMAP~」で、3月27日(金)に聖火ランナーとして走る、会津若松市の菊池正光さんの思いをお伝えしました。

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福島県の実行委員会から聖火ランナーに選ばれた菊池さん。現在は65歳ですが、27歳のときに、両目の視力を失いました。

視力を失ったことにより「何もできなくなるのでは」と感じて、不安で仕方がなかったといいます。

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その中で、自立した生活の第一歩となったのが、「人の少ない早朝に、1人で散歩すること」でした。

5メートル、10メートルと少しずつ距離を伸ばし、「毎日30分散歩すること」を日課としています。

散歩によって、音やにおいなど五感を研ぎ澄ましているといいます。

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そんな菊池さんに転機が訪れたのは、40歳を過ぎた頃。

同じく視覚障害のあるランナーに出会い、「自分も走ってみたい!」と思うようになったそうです。

そこで、自らチラシを作り、常に持ち歩いて伴走者を探し始めました。

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それから3年かかり、やっとボランティアの伴走者が見つかって、走る練習ができるようになりました。

初めてフルマラソンに挑戦し、完走したときの達成感は、これまでにはないものだったといいます。

 

菊池さんは、「全盲になって、一日中真っ暗な中で、42キロなんて走れるはずないと思っていた。

でも、もし完走できたら、見えなくなっても生きていけると“自分自身に賭けてた”」そうです。

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完走したときは、自然に体の底から涙が出てきたといいます。

「見えなくなったときは、生きていけるとは思わなかったから感動した」と、当時のことを涙ながらに語ってくださいました。

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走ることで、障害のある人生を受け入れられるようになった菊池さん。

去年4月には会津若松市で『視覚障がい者とともに走ろう会』を発足させ、

9月には、会のメンバーと一緒に駅伝大会を開催。さまざまな障害のある60人あまりが参加しました。

自分と同じような障害のある人たちに「走る喜びを感じてもらいたい」と活動し続けています。


今回の取材で一番印象に残ったのは、菊池さんは一緒に走る“伴走ボランティア”の言葉によって、

色鮮やかな景色を想像しながら走っているということでした。

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目の不自由なランナーと一緒に走る“伴走者”の方の思い。

放送では時間の関係でお伝えできなかった点を、来週のブログに書きます!

来週も読んでいただけたら、うれしいです。



淺川 理沙

投稿時間:15:06