最新版 福岡 この冬は「寒い冬」?
- 2022年12月01日
立冬を過ぎても暖かい日が続いていた11月から一転、12月に入って一気に冬がやってきた福岡。この先の気温はどう推移するのでしょうか?
福岡管区気象台によりますとこの冬は「冬らしい冬」になりそうです。
「冬らしい冬」に
福岡管区気象台が発表した12月から2023年2月にかけての3か月間予報によりますとこの冬の平均気温は「平年並みか低い」ということです。
月別では12月が「ほぼ平年並み」、1月が「平年並みか低い」、2月は「ほぼ平年並み」となる予想。ちなみに年間で最も寒いのは1月下旬で、まさにその1月が平年より寒くなる可能性があるのです。

ラニーニャ現象で寒くなる?
なぜ平年よりも寒くなるのでしょうか?
関連があるとされるのが「ラニーニャ現象」。

南米沖の海面水温が平年よりも低くなる現象で、インドネシア付近などの海面水温にも影響し、こうしたことから日本付近では偏西風が南に蛇行しやすくなります。その結果、寒気が流れ込みやすくなるというのです。
気象台の担当者
「おおまかにいうと偏西風の北側が冷たい空気、南側が暖かい空気。このため偏西風が南に蛇行すると日本付近には寒気が流れ込みやすい」
天候や降水量は
天候は、平年と同様に曇りや雨または雪の日が多い予想です。
降水量については、低気圧や前線の影響を受けにくいため平年並みか少ない見込みです。
月別では12月は「ほぼ平年並み」、1月と2月は「平年並みか少ない」と予想です。

気象台は
「この冬は『冬らしい冬』になりそう。特に年間で最も寒い1月が平年よりも寒さが厳しくなる可能性があります。体調管理や農作物の管理に気をつけてもらいたい」
と呼びかけています。