2020年11月30日 (月)消えた信号の謎・・・


藤澤義貴です。

fu_201130.png
(画像:動画で撮影したものを切り出し)

信号が消えている!?
でも、これは「故障」ではありません。

肉眼で見ると、ちゃんと「青信号」が点灯しています。
実はこれ、福岡を含む「西日本」で起きる現象だったんです。

私たちアナウンサーは、
いつ、どこで事件・事故や災害に遭遇するか分からないことから、
日頃からスマートフォンを使った緊急報道中継の訓練を行っています。

先日、その訓練の一環で六本松の交差点をスマホで撮影していました。
すると、“LED式信号機”が“見た目通り”に撮影できないことに気づいたんです。

原因を調べたところ、
スマホでの動画撮影に限界があることが分かりました。

実は、LED信号機は、
点灯時、1秒間に120回も点滅しています。
あまりの速さに、肉眼ではずっと点灯しているように見えるのです。
しかし、カメラは事情が違います。
動画は、たくさんのコマ(フレーム)を記録し、パラパラ漫画のように再生します。
私のスマホの場合は、1秒間に30コマか60コマで撮影する仕組みになっていて、
「信号の点滅のタイミング」と「コマを撮影するタイミング」がぴったり合ってしまうことがあります。
すると、信号がずっと消えているように撮影されてしまうことがあるんです。

この現象は、ドライブレコーダーでも起こります。
そのため、【西日本対応型】のドライブレコーダーでは、
1秒間に27コマ撮影するなど、微妙にサイクルをずらして、
信号が消えたように映ってしまう現象を回避しているそうです。

ちなみに、
東日本では1秒間に100回のサイクルで点滅するため、
信号が消えてしまう現象は発生しません。

もし「点灯しているLED信号機」が消えているようにしか映せない場合、
どう中継でコメントするのか…。
あらゆることを想定して緊急報道に備える必要性を改めて感じました。

投稿者:藤澤義貴 | 投稿時間:10時57分


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