2021年6月

ワクチン接種 どこまで


6/25の追跡バリサーチは「ワクチン接種」について。
いつ接種できるのか、いま、関心の高いテーマの1つです。
自治体の取り組みや工夫をバリサーチしました。

b_210625_01.jpg

まず訪れたのは、福岡市から車でおよそ30分にある粕屋町です。
町内の集団接種会場では、この日も、65歳以上への接種が行われていました。
粕屋町では、接種に従事する医師の確保が課題となっていました。

b_210625_02.jpg

そこで町が利用しているのが、厚労省が運営する医師紹介サイトです。
サイトでは、必要となる日にちや時間帯などを入力し、全国から医師の希望者を募ることができます。経費は国が負担します。

すると、東京や千葉、北海道からも応募が来ました。
各地の医師の応援により、現在の接種率は70パーセントを超えています。

b_210625_03.jpg
(粕屋町 健康づくり課 古賀みづほ課長)。
「いままでは午後なら午後だけ、午前なら午前だけという接種日も多かった。ドクターに来てもらえるので、一日できるでかなり拡大という意味ではありがたかったです」。

b_210625_04.jpg

役場の人員不足が課題となっている自治体もあります。人口1万8千の築上町です。
築上町では当初、町民の希望日をとりまとめる予定でした。
しかし、住民から、1日に400件もの問い合わせがあり、接種日の調整が一向に進まなかったといいます。

b_210625_05.jpg

そうした中、逆に接種日を町が指定する方法に切り替えました。
役場が定めた接種日をはがきで町民に通知。
少ない人員でもスムーズに割り振れるようになったと言います。

 

b_210625_06.jpg
(築上町 新川久三町長)。
「われわれやっぱり少人数ですので、土日はほとんど休みになりません。はがきに変えてしまったら、このほうが非常にスムーズですね」。


自治体が高齢者の接種を急ぐ背景には、国が掲げた「7月末」という目標があります。

b_210625_07.jpg
(管首相)。
「7月末までの接種を完了させます」。


b_210625_08.jpg

しかし、様々な対策を試みても、なかなか進まない自治体もありました。筑豊地方にある人口8千の小竹町。
現在、接種率は37パーセントにとどまっています。

b_210625_09.jpg

接種を呼びかけるために防災無線を利用。


b_210625_10.jpg

県が設置した広域接種会場を利用する小竹町では、高齢者を運ぶためのシャトルバスも導入しました。
しかし、町外の会場までは車で40分。なかなか利用者の数は増えませんでした。

9便を準備しましたがこの日の利用者はわずか4人でした。
役場は、接種を進める地元の病院に、やむなく追加の接種を依頼しました。

b_210625_11.jpg

この病院では、一日あたり60人を接種していましたが、今週から受け入れを倍増しました。

(町民)。
「主治医がいるでしょ。急がなくても順番がくれば打てる」

しかし、医師が少なく、接種の負担が増えることで、一般診療への影響を懸念しています。

b_210625_12.jpg
(病院事務局長)。
「やはり医師の数も限られてはくるし、一般診療しながら早くしなければというのも分かりますけど、そこにはついて行けないところも当然ある。一方で、7月末までに終わらすと言っているでしょう。各市町村」。

町では7月末の完了を目指すものの、その後の接種について不安を抱いているといいます。


b_210625_13.jpg
(小竹町 松尾勝徳 町長)。
「接種回数を倍近く上げていただいたことで、7月末までに終わるのではないかと思います。ただその先がありますから、やっぱり全国民が8割以上は接種しなくちゃいかんじゃないか」。

b_210625_14.jpg

住民に接種の前倒しを相談する自治体もありました。人口1万6千の大刀洗町です。

b_210625_15.jpg

(コールセンター)。
「大刀洗町ワクチン接種コールセンターです」。

町では、8月以降に予約している住民の接種を前倒しすることで、7月末の期限に間に合わせようとしていました。

b_210625_16.jpg
(コールセンター担当者)。
「8月のほうに予約はされておりますけど、国からそういうご指示がありますので。極力ですね、早めに接種、2回目まで終わらせていただきたいという思いで、7月の誘導といいますか、ご案内のほうはさせていただいております」。



町民に話を聞いてみました。

b_210625_17.jpg

(農家の方)
「田んぼをいっぱいしていて、ゆっくりしてからお父さんと2人打とうかな。ちょうど今の時期が取り入れから、田植えからもう本当に忙しいんですよ」。
「打ってなにかあった場合いかんでしょうが、先延ばしにしたほうがいい」


b_210625_18.jpg
(大刀洗町 中山哲志 町長)。
「何をもって接種の完了というだろうと思います。100パーセント完了というのは、まずない。住民それぞれのできるタイミングで接種いただければと思っています」。

ワクチン接種は、できるだけ早く進むべきだと思いますが、VTRであったような住民の声や自治体の実情をみると、一律に来月末の期限に間に合わせることにどんな意味があるのか、あらためて考えてしまいます。

取材を進めてみると、自治体と住民の接種に対する温度差や、自治体の規模や体力によってかなり無理をしながら接種を進めている実態が見えてきました。
実は、県内の自治体すべてが国に対して、来月末までに高齢者への接種を終えられると回答しています。
しかし、今回、取材した自治体からは、こうした声も聞こえてきました。

b_210625_19.jpg

自治体A「何を持って接種完了とするのか難しい」。

自治体B「そもそも100%は無理」。

自治体C「7月末はオリンピックの都合ではないか」。

国に対しては「終える見通し」と回答している一方で、取材を通して自治体の本音も見えてきました。

自治体によっては一般の診療にあたる医師をワクチン接種にあてるなどして何とか期限を守ろうとしている一方で、住民にとっての利便性よりも自治体側のスケジュールを優先させているようにもみえました。今回、高齢者の接種が来月末までに完了できたとしても、今後、64歳以下の接種が本格的に始まった際、どのように接種を進めていくのか大いに疑問を感じました。
今後の接種がどうなっていくのか、引き続きバリサーチしたいと思います。

ぜひ皆さまからもご意見頂ければと思います!

bnr_baresearch.png
追跡!バリサーチのページはこちら

投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:10時43分 | カテゴリ:追跡!バリサーチ | 固定リンク

6月28日のスポロクは...?


『みんなで “ガッテン!”』

oka_20210625_01.jpg

ではなく、
マンスリーアビスパ
収録中の一コマです。


何をしているシーンなのかは
ご想像にお任せするとして…


そうです、
そうです、
そうなんです。

今月は
元日本代表の中澤佑二さんと、
志知孝明選手の
“ディフェンダ―対談” を
お送りします。


お二人は本当に
“初めまして”なのか?と疑うほど、
会話が弾む弾む…
テンポも良すぎて
テレビを見ているかのようでした。


サッカーのことはもちろん、
アスリートではない私
(気持ちはアスリート)も
きょうから実行できる
中澤さんのアドバイスがあり、
ノートにひたすらメモメモメモ…


要所で笑いも飛び出し、
翌日、腹筋が痛くなったわけですが、
どちらかというと筋肉痛は好きです。
ありがとうございます。


志知選手は笑いすぎて
目頭をおさえていましたね?

oka_20210625_02.jpg
(※個人的見解です※)



収録終わりに
感想を聞いてみました。

岡野
中澤さん、
志知選手とお話してみていかがでしたか?

中澤さん
志知選手、イケメンです。

岡野
志知選手はいかがでしょうか?

志知選手
中澤さん、イケメンです。

中澤さん
あざっす!
(多分この日一番の大声)

岡野
ちなみに志知選手、
いまのテンションを
1から10で表すと?

志知選手
“3”です(即答)

中澤さん
かい!(食い気味に)

岡野
志知だけに“(しち)”って言うかと(どや顔)

中澤さん志知選手
あぁ~。

岡野
きのう考えました。
このくだりはカットでいきましょう。

中澤さん
なるほど、そういう(笑)

志知選手
テレビって難しいっすね(笑)

中澤さん
僕はちなみに、“22”です。

志知選手
背番号!(食い気味に)

oka_20210625_03.jpg 

いったいどのような対談が
繰り広げられたのか?

放送は6月28日(月)
午後6時35分ごろ~
スポロクでご覧くださいませ。



そして、話は変わりますが、
局に素敵な贈り物が届きました。

 oka_20210625_04.jpg

先日取材した野球少年とそのご家族から。
思いがけないプレゼントにアラサーも涙目です。


手作りって本当に心があたたまりますよね。 
うれしくてうれしくて、机に飾りました。
本当にありがとうございます。


野球少年は、
ホークスがことしおこなっている
「あなたの夢を叶えます!」
プロジェクトに参加した、
とっても優しい性格の男の子。


ホークスに依頼したその「夢」とは、
“大好きなおじいちゃんと
PayPayドームでバッテリーを組みたい“
というもので・・・


ホークスはおじいちゃんの
“還暦のお誕生日”に、
この夢を実現させました。


「60年で一番最高の誕生日です」
おじいちゃんの言葉も
印象に残っております。


ホークスが九州を元気にする活動の一環、
「あなたの夢を叶えます!」プロジェクトは
今後も引き続き実施予定。


対象は“九州に在住の中学生以下の子供たち“で
「夢」の内容は野球に関わらず、
どんなことでもいいそうです!


私だったら何を願うだろう・・・?

投稿者:岡野唯 | 投稿時間:15時16分 | カテゴリ:キャスター日記 | 固定リンク

福岡の自転車マナー どうすればよくなる?


b_210618_01.jpg

皆さん、自転車のこんな運転、身に覚えはありませんか?
片手スマホに…。傘を差しながらの運転。
さらには、人混みの中を、猛スピードですり抜けて行ったり。
街で皆さんに「自転車でヒヤッとしたことありませんか」と尋ねてみると・・・

b_210618_02.jpg


「あります。歩道を歩いていても すれすれで来るときあるじゃないですかシャッて来たとき」。
「歩行者の間を通って、通り抜けていきます」。
「信号無視、それから歩道を通っていてもほとんどゆっくり行く方おられんですもんね」。
「ぶつけられたこともありますね」。

「危険な目にあったことがある」という声が、どんどん寄せられました。

追跡!バリサーチ。今回は、不意の事故にもつながりかねない「自転車マナー」を、新人ディレクターの丸山が調査しました。

b_210618_03.jpg
<取材した、丸山めぐディレクター>

調査のきっかけは、5月に「福岡をもっと良くするには?」というテーマでご意見を募集したところ寄せられたこのような投稿でした。

b_210618_04.jpg

「福岡は自転車のマナーが悪すぎる。
 歩道を横一列。猛スピードで走る。車道を逆走など、
 軽車両という意識が欠落していると言わざるを得ない」。

実は福岡県は、自転車の事故発生率がなんと全国3位なんです。
私もひと月前に福岡に赴任してきたばかりなのですが、歩いていると自転車にぶつかりそうでちょっと危ないと思ったことがありました。
今回、どうしたら自転車のマナーがよくなるか、ぜひ調査したいと思いました。

b_210618_05.jpg

自転車マナーのどこに原因があるのか。まず福岡県警察本部を尋ねました。
交通企画課の井上さんに、県内の現状をお聞きしました。


b_210618_06.jpg
<福岡県警察本部 交通企画課 井上秀晴課長補佐>

「自転車事故の大半、6割以上は交差点で発生をしております。
 また出会い頭の事故も半数以上を占めているというところになっております」。

実はここ10年、自転車事故の総数は減少していますが、
一方で、歩行者との事故はこの通り。年間100件ほどを横ばいしています。



b_210618_07.jpg

b_210618_08.jpg


(井上警部)
「自転車側の脇見運転によって歩行者と衝突する事故が発生したり、また歩行者の間をすり抜けようとして衝突をしてしまった事故、そういったものがあります。自転車側が、そもそも歩道をバンバン走っているのが自転車が車両なんだという意識の低さだと思うんですね」。




そこで警察では、道路交通法にもとづいて、「安全ルール」を呼びかけています。

b_210618_09.jpg

自転車は車道が原則、歩道はあくまで「例外」。
車道でも、左側を通行する。右側通行は、
他の車両との事故を招くため、禁止です。

さらに、やむをえず歩道を走る際にも、車道寄りをいつでも止まれるスピードで走ることが決められています。

現在、少しでも事故を減らすために、一方通行の逆走や片手運転など、取り締まりを
強化しているといいます。

b_210618_10.jpg

自転車は車道が原則。しかし取材を進めていくと、こんな場面を見かけました。
車道のはしにある、青い自転車のレーンを走っていても、車との距離が近く、歩道を走らざるを得ない実態が見えてきました。

b_210618_11.jpg

「この問題は、見過ごせない!」と、訪ねたのは、福岡大学の辰巳浩教授。(たつみ・ひろし)福岡の交通計画を長年研究してきました。


b_210618_12.jpg

b_210618_13.jpg
 <福岡大学 辰巳浩教授>

「車道に走るスペースが十分にあればいいんですけれどもなかなかそれが福岡の場合はなくてですね。走るには少し危険を感じるということで、歩道を走ってしまう自転車が多いというのがですね、その理由かなと思っています。自転車の走行空間を捻出するというのはなかなか難しい状況にあるわけですね」。

最後に、自転車について、自分も福岡育ちだという辰巳教授から、こんな意見も。

(辰巳教授)。
「福岡の人たちは良くも悪くもおおらか、関東だとかですねあちらのほうは比較的こう周りの目が厳しくてでなにかちょっとマナー違反すると周りからとがめられる状況にありますね。福岡にずっと小さいときからですね、生まれ育った人にとってはそういった環境の中で育ったので、それが普通だという風に思っていると思うんですよね。なかなかこれを変えるっていうのは難しい話になってきます」。





b_210618_14.jpg

自転車の安全ルール、特に気をつけたいのは、自転車は車道が原則。
歩道を走っていい例外はこちらだけです。

b_210618_15.jpg
▼子どもやお年寄りが運転する場合
▼車道や交通の状況から見てやむを得ないと認められる場合など。

もし歩道を走る時も、車道寄りを徐行、歩行者の通行を妨げる場合は一時停止、ということです。

自転車のマナーをよくするには、
▼ルールを知る。
▼安全に走れる環境をつくる。
ということが大切なのですが、これもなかなかすぐには難しいと、今回実感しました。

ということで、自転車マナー問題、ほかの県で成功例はないか?など、解決策を継続取材したいと思います!!
是非皆さまからも、アイデアを頂ければと思います。

b_210618_01.jpg

bnr_baresearch.png
追跡!バリサーチのページはこちら

投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:19時30分 | カテゴリ:追跡!バリサーチ | 固定リンク

どうして?性暴力の加害者"支援"


バリサーチに1通の投稿が届きました。

「福岡県で性暴力の加害者相談窓口を設置したそうですが、
 どんな支援が行われているか調べてほしい」。

6/11のバリサーチは、この投稿を元に、福岡県が去年から始めた性暴力の加害者相談窓口を取材しました。

まず背景を聞こうと投稿者の女性に会うことにしました。

b_210611_01.jpg
【あおさんからの投稿】

投稿してくれたのは、ペンネーム「あお」さん。
b_210611_02.jpg
【投稿していただいた あおさん】

あおさんは、性暴力の被害者を支援しています。
投稿のきっかけは、
被害者でなく「加害者」の相談窓口ということに
違和感を持ったためだといいます。

b_210611_03.jpg

(あおさん)
「被害受けられた方は何年、何十年にもわたって
 そのトラウマを抱えて自費で治療を受けられている人もいる。 
 加害者を手厚く支援するより、
 被害者の負担を考えてそちらの支援をもっと増やした方がいいのではないでしょうか。
 犯罪を予防するニュアンスもあるのかなと思うのですが、
 実際どの程度効果があるのかなということも考えます」。

なぜ「加害者」の相談窓口なのか?

こうした窓口を自治体が設けるのは全国で福岡県が初めてです。

b_210611_04.jpg

窓口では、▼面談や▼カウンセリングに加え、
▼通院が必要な人に対する医療費の一部補助や、
▼仕事を失った人への就労支援なども行います。

手厚いとも感じる支援を行う背景には、福岡県の現状があります。

b_210611_05.jpg

人口10万人あたりの性犯罪の発生率で、
福岡県は全国で2番目に高い期間が長く続きました。

最新のデータでは8番目になっていますが、
依然として高い水準であることに変わりはありません。

あえて加害者の支援に取り組むのはなぜなのか、現場を取材しました。


訪ねたのは、県が運営する相談窓口です。

相談者のプライバシーを守るため、
どこに設置されているか場所は公表されていません。
取材は室内のみという条件で行われました。

取材に応じたのは窓口の担当で、精神保健福祉士の井上俊明さんです。
去年5月に窓口を開設して以来、問い合わせは88件にのぼるといいます。
その内容について井上さんのこう説明します。

b_210611_06.jpg
【県加害者相談窓口担当 井上俊明さん】

(県加害者相談窓口担当 井上俊明さん)
「一番多いのがスマートフォンを使っての盗撮してしまったという方、
 その次は相手の同意なく体をさわってしまったりする強制わいせつ。
 それから電車やバスの中で痴漢行為をしてしまったという相談が割と多いですね」。

さらに相談者にはある共通点がありました。

(県加害者相談窓口担当 井上俊明さん)
「再発してしまう、再犯罪してしまう。
 繰り返してしまうっていう方がこちらの相談に来るケースではほとんどですね。
 ご本人も悪いことをやってる認識はありながら、
 ご自身の意思ではコントロールできない状態なので、
 依存している状態になると思います」。

なぜ衝動をコントロールできないのか。

かつて、住宅に侵入し下着の窃盗を繰り返したという男性が
自分の経験が何かの役立てばと取材に応じました。

自身の生育環境に悩んできた男性。
犯行に及んだのは仕事のストレスが理由でした。

(男性)
「会社の中できつい思いをしているとか、
 たとえば、俺だけ『きつい』みたいなに思っていらいらして。
 その負荷を感じないためにする、
 そういう気分を変えさせてくれるものがずっと必要でした」。


男性に、被害者に申し訳ないという気持ちはなかったのかを尋ねると。

(男性)
「ないわけではないんでしょうけど、
 ほとんど意識にのぼることがあまりなかった。
 自分中心の考えしかなくて
 『ばれないようにすればいいだろう』という思いから始まるわけです」。

当時は相手のことを考える感情が欠けていたと振り返る男性。

5年前に逮捕されたことをきっかけに
専門家のカウンセリングを受け、再発を防いでいます。


県のカウンセラーの大黒剛さんは、
相手のことが考えられないという
多くの性犯罪に共通する「共感性」の欠如をどう補っていくかが
今回の取り組みの目的の1つだといいます。

b_210611_07.jpg
【県カウンセラー 大黒剛さん】

(県カウンセラー 大黒剛さん)
「自分が相手をどう見てるのかというところを知って、
 初めてコントロールができるという面があります。
 どうやって自分の感情を持っていけばいいのか
 本人も気づいていない部分をプログラムを通して気づくきっかけを作っています」。

カウンセリングはおよそ半年間かけて
20回にわたって行い、改善を目指します。

b_210611_08.jpg

加害者の生い立ちから振り返り、
相手を思う気持ち、その「認知の歪み」がどこで生じたのか、
要因となる出来事を見つけていきます。

b_210611_09.jpg

(県カウンセラー 大黒剛さん)
「これまでの人生の浮き沈みをグラフを使って振り返り
 一番下のところで何が起こったのか、
 どう傷つけられたのかなどを話し合っていきます」。

取材の最後にここまで加害者に手厚くサポートする必要があるのか、カウンセラーの大黒剛さんに改めて尋ねてみました。

(県カウンセラー 大黒剛さん)
「加害者たちはいつか社会に出て行くわけです。
 そこでしっかりとした生活をしてもらわないと
 もしかしたらまた同じような被害者が出てしまうかもしれない。
 犯罪を再び繰り返さないために自分たちが力を注ぐのは
 被害者のため、被害を生まないためです」。

取材をしながらどうしても気になったことがあります。
それは被害者の方たちが
この取り組みをどのようにとらえているかということです。

長年、被害者の支援に取り組んできた
「性暴力被害者支援センター・ふくおか」の浦尚子理事長に話を聞きました。

b_210611_10.jpg

浦さんは、
加害者を“支援する”ということばには違和感を覚える、と率直に話しました。

b_210611_11.jpg
その上で、被害者は、
▽また被害にあうのではないかという思いや、
▽加害者は更生しているのかという不安を持ち続けているため、
こうした取り組みで加害者が社会的な関わりを持つことは
被害者を守ることにもつながり得るとして、一定の評価はしています。


ただ、大きな課題もあると感じています。
それは今回の取り組みが凶悪な性犯罪に対処できるか、という点です。

実は県の窓口に寄せられている相談のうち、
凶悪な性犯罪の関係はまだ少ないというのが実態です。

県としてもまだ手探りの状態で、今後も取材を続けていく必要を感じました。

バリサーチでは性犯罪を生まない社会をどう目指していけばいいか、
視聴者の皆さまからの意見を募集しています。

bnr_baresearch.png
追跡!バリサーチのページはこちら


【福岡県性暴力加害者相談窓口】
092-289-9398(平日9時~17時)


【性暴力被害者支援センター・ふくおか】
092-409-8100 
24時間・365日(年中無休)

投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:20時20分 | カテゴリ:追跡!バリサーチ | 固定リンク

地名のナゾ 「牟田」の由来は


バリサーチ取材班には、地名に関する話題が数多く寄せられています。
その1つがこちらです。

ペンネーム「やす」さん。
「大学進学をきっかけに福岡に来たのですが、
『牟田』がつく地名、大牟田や名字の方が多いのが気になりました。
何か理由はあるのでしょうか」。

今回はこの疑問をもとに取材しました。

そもそも、福岡県内にどのくらい「牟田」とついた地名があるのか・・・。

b_210604_01.jpg

調べてみると、なんと県内全域に30か所以上!!
大牟田市だけでなく、
福岡市博多区や糸島市、水巻町の辺りにもありました。

さらに一口に「牟田」といってもさまざまな種類があるようで、
「上牟田」「中牟田」「牟田尻」、「八町牟田」などといった地名がありました。
なぜ、これだけ多くの「牟田」という地名があるのか。
牟田の謎を明かすべく、バリサーチしました。

まず訪ねたのは、地名に詳しい研究者です。

b_210604_02.jpg
【地名研究家 池田善朗さん】

御年88歳の池田善朗さん。
小学校の教師を退職後、福岡を中心に30年近く地名を研究しています。
バリサーチにも地名の由来について情報を寄せていただいてきました。

(地名研究家 池田善朗さん)
「地名を調べると真実を知るという喜びを得られる。
こういう意味があるんだなと」

池田さんは、地名の由来は、その土地の地形にあるといいます。
さらに、地名からは先人たちのメッセージが読み取れるとも。

(地名研究家 池田善朗さん)
「今、災害で問題になっていますけどね、例えば旧朝倉郡。
あれが完全に土地の様子を表しているわけです。
朝倉の『アサ』というのは『アズ』という音で、古いことばで『崩れる』という意味。
それから『クラ』は『えぐり取られる』という意味がある。
なので、『崩れ谷』とか『崖崩れ』といった意味が込められて
『アサクラ』と呼んでいたわけなんです」(※諸説があります)

では、「牟田」とはどんな地形に由来しているのか。
(地名研究家 池田善朗さん)
「沼田、沼地の田、『沼田』が最初だったんじゃないでしょうか。
それが『ぬた』という音に縮まり、そのあと発音が変わっていって、
『牟田』という発音に変わっていったのではないかと思います」


牟田の真実を探るため、さっそく現地へ。
向かった先は、県南部の大牟田市です。

 b_210604_03.jpg
【江戸時代の大牟田周辺の地図】

地元の歴史資料館を訪れると、江戸時代に書かれた絵図がありました。
「大ムタ」という地名が初めて登場したのは、江戸時代といわれていて、
当時の「三毛郡」の中に、「大ムタ」という地名があったことが分かりました。

 b_210604_04.jpg
【大牟田市立三池カルタ・歴史資料館 梶原伸介館長と藤澤アナウンサー】

歴史資料館の梶原伸介館長によると、
以前は大ムタのほかにもムタがつく土地はたくさんあったといいます。
しかし、今ではその多くが、違う名前に変わりました。

そこで、今は姿を消した「牟田」のつく地名を、現在の地図に書き込んでもらいました。
すると・・・。

b_210604_12.jpg

(大牟田市立三池カルタ・歴史資料館 梶原伸介館長)
「三川町(鴨牟田)は現代のみなと小学校校区なんですが、
去年の7月の水害で被害が大きかったところになります」


去年の豪雨で、大きな被害に見舞われた大牟田市。
牟田という地名と、浸水被害との接点が見えてきました。

(大牟田市立三池カルタ・歴史資料館 梶原伸介館長)
「沼地が多いということで牟田地名がついたんだろうと思われますし、
市内北部の上内も去年の豪雨災害で大きな被害が出たところ。
市内全域にそういう豪雨災害の危険性があるということが再認識できたと思います」

そもそもなぜ大牟田には、沼地を意味する「牟田」が多いのか。
そこには、土地の成り立ちが深く関わっていました。

訪ねたのは、手鎌地区の歴史を調べている「手鎌歴史と里山の会」のみなさん。

b_210604_05.jpg
【手鎌歴史と里山の会の皆さんが作った干拓地図】

これは、大牟田市の干拓の歴史を時代ごとに説明する地図です。
大牟田市は長い年月をかけて海の浅瀬を干拓し、農地へと変えてきました。
今陸地となっている多くの場所が、かつては海や海岸線に近い場所だったのです。

牟田だった場所は、実際に浸水被害に見舞われやすいのか。
近くにかつて「湯牟田」と呼ばれていた場所があり、
その地域を「手鎌歴史と里山の会」の方と一緒に訪れました。

おとずれたのは、海岸線から3キロほど内陸に入った交差点です。

最新の技術で大雨の際の被害を可視化する機械をこの交差点に重ねてみると。

b_210604_06.jpg

b_210604_11-1.jpg

近くの川が大雨で氾濫すると、
1メートル以上、
浸水することもあることがわかりました。

腰の上まで浸かり大人の男性でも歩くことが難しくなる高さです。

b_210604_08.jpg
【手鎌歴史と里山の会 坂本陽子さん】

(手鎌歴史と里山の会 坂本陽子さん)
「地名を勉強して地図を作ってきましたが、
水との関係で見るということが大事だなと思いました。
特に去年、災害があった後なので、今後はどこにくるか分からない。
知っておくと、早めの避難も考えられるなと思っています」

湿地帯で、沼地ということを示していた「牟田」。
水害と密接な関係のある場所だということも分かりました。

b_210604_09.jpg

この地図は県が公表している大牟田市の浸水想定区域に
かつて「牟田」という地名がついていた場所を示したものです。

このように、現在の浸水想定区域と重なる部分や、
距離が近い場所が多いことが分かりました。

昔の人たちがメッセージを込めた地名は「牟田」だけではありません。

みなさんもお住まいの住所の地名に注目していただき、
ぜひ、ハザードマップも見てほしいと思います。

バリサーチでは、皆様からの疑問やご質問を、HPと郵送で募集しています。
bnr_baresearch.png
追跡!バリサーチのページはこちら

投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:19時23分 | カテゴリ:追跡!バリサーチ | 固定リンク

ワクチン?避難所?悩む防災担当



日々、コロナやワクチンの取材を続けているが、見落としていた思わぬ影響だった。
どっちも大事で、どっちも欠かせない。
日常が大きく変化したコロナ禍で、見落としている大切なことがないか気をつけないとな。
そう思った取材だった。
ワクチンの接種会場と指定避難所が重なっているというケースが各地で相次いでいるのだ。

web_210604.jpg

うきは市役所の防災担当、江藤良隆さんは頭を悩ませていた。「ワクチンと避難所、どっちを優先させるべきか」。
指定避難所は、災害時に住民の命を守る欠かせない場所だ。ここ数年、毎年のように災害が相次ぐ中、その重要性は増している。
うきは市の指定避難所「るり色ふるさと館」でも避難者がどんどん増えているという。
しかし現在、ワクチンの集団接種会場として使用している。7月末までに高齢者の接種完了を目指し、市をあげて取り組んでいる。「ワクチンを止めることはできない」。接種会場はそのままにして、近くの市役所に避難所を変更することを決めた。ワクチンを止めずに、災害時にも対応する。悩んだ末の決断だった。
しかし、それでもまだまだ課題が・・・・。詳しくは放送動画を。

(福岡放送局記者 森並慶三郎)

投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:14時04分 | カテゴリ:WEBいち! | 固定リンク

中澤佑二さんが長谷部監督に聞く!


キャスターの岡野です。

梅雨の晴れ間にのぞく青空のように
まぶしかったアビスパの快進撃。
みなさん、目撃しましたか?

5月31日のスポロクでは、
(前回よりちょっと尺長めの)
マンスリーアビスパをお送りしました。

月に一度のこのコーナーを
“J1リーグ 5位”という
すばらしい成績で迎えられたこと、
アビスパさんには
感謝の気持ちでいっぱいです。

後押しするサポーターの想いも
力に変わったことでしょう。


さて、コーナーでは初の試み、
5月のリーグ戦(6試合)を
90秒で振り返りましたが…

「いいシーンありすぎ」
「◯◯選手の守備は入らないんですか!」
「いっそのこと120秒に増やしません?」

編集マンと悩みました。
幸せな悩みですよね。


そして今回も、
元日本代表・中澤佑二さんが登場。
好調の要因などを
長谷部茂利監督に切り込みました。
 
oka_20210602_01.jpg

写真のように、
しばしば笑いも起こったわけですが…

番組ではお伝えしきれなかった
未公開トークや
印象に残ったあのお言葉、
放送エリア外の皆さまとも共有したく、
特別に許可をいただいたうえで、
対談内容を掲載させていただきます。
(※全文ではございません※)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今回の収録も和やかな雰囲気でスタート

中澤さん
長谷部監督、ご無沙汰しております。
今シーズンからNHK福岡の
アビスパ担当になりました
中澤佑二です。

長谷部監督
ありがとうございます。
頼もしいです。

中澤さん
長谷部監督のことは
桐蔭学園高校時代からずっと見ていまして、
全国高校選手権の前橋商業との
PK戦にもつれ込んだ試合は
いまでも覚えているんですけど…

長谷部監督は覚えていますか?

長谷部監督
覚えているけど
あまりいい思い出ではないかな~。

中澤さん
でも、あの試合で長谷部監督、
すごいフリーキック決めたじゃないですか?

長谷部監督
風に乗って入ったけど、
試合には負けたからね。

中澤さん
あのフリーキックがすごくかっこよくて。
風を使って、ものすごく曲がって、
綺麗に入った記憶があるんですよ。

長谷部監督
風と会話ができていたからね。

中澤さん
あの頃からファンである長谷部監督と
こうしてお話ができるということで、
緊張しておりますが
よろしくお願いいたします。

長谷部監督
こちらこそ
よろしくお願いいたします。

中澤さん
長谷部監督は選手時代から僕に
お話をしてくださる場面が多くて、
長谷部監督が選手を引退されてからも
僕を見かけると話しかけてくださって、
“すごく優しいイメージ”があります。

長谷部監督
いやいや、一生懸命やっていて
すばらしい選手だったからね。

選手時代に所属していたチーム
(現:東京ヴェルディ)にいたし、
あなたのことを後輩だと思っています。

日本を代表する選手の先輩っていうのは
うれしいことだから、
声かけてつながりを持っておこうかなぁと思って。


…思い出話に花が咲いたところで、本題へ。


中澤さん
アビスパは守備が堅い印象がありますが、
長谷部監督の“守備の哲学”っていうのは
現役の頃から持たれていたんですか?
それとも、指導者を務めながら経験を積んで
いまの守備の形になったのでしょうか?

長谷部監督
自分が現役のときはボールを取れなかった。
守備がきちっとできていなかったと思います。

だから、選手のときに培った考えと
いろんな指導者に出会って、
自分が一番いいものを。

アビスパにこれが一番マッチするのでは?と
その戦術を使っているつもりです。

選手やクラブが違えば
また、いい形に変えて、
守備のコンセプトを変えたり
違った角度からプレーしてもらうってしないと
同じことをずっとやっているのも
多分良くないと思います。

中澤さん
アビスパにはいい選手がたくさんいますが、
試合でメンバー選ぶ際の一番のポイントは?

長谷部監督
一番は試合に勝つ、
勝ち点を積み上げられることからの逆算です。

チームがやりたいことをやれるか?
やろうとしているか?
そういうことも大事ですし、
そこで影響力のある選手、
チームに有益かどうかが大事。

それが公式戦では
ピッチには11人、交代5人。
順位付けじゃないですけど、
逆算から考えています。

中澤さん
僕が監督だったら、選べないですよ。
みんな使ってあげたいくらい
いい選手がいるので、
決断力はすごいと思います。


一方、長谷部監督の“人物像”にも迫りました。


岡野(NHK福岡)
中澤さん、冒頭でも先月の収録でも、
長谷部監督は優しいイメージがあると 
おっしゃっていましたよね?

中澤さん
長谷部監督をテレビで見ていたので
お話しするのがおこがましいみたいな。

なんですけど、
長谷部さんの方から話をしていただいたので、
僕はそのときからずっとハートを
がっちり掴まれています。

岡野
そうおっしゃっていますが、
長谷部監督、いかがですか?

長谷部監督
いや、
何を言っているんだろうねって思いますね(笑)
やっぱりね、
日本サッカー界であなたが与えた影響は大きいと思う。
いま私のことを言われても…

中澤さん
桐蔭の青のユニフォームを着て、
旋風を巻き起こしたじゃないですか、
全国大会で!

長谷部監督
なん十年前の話だからね…

中澤さん
李監督にも僕、
いろいろと教わりましたからね。
長谷部監督も李監督から
“アウトサイドキック”を教わりましたか?

長谷部監督
高校3年間、毎日みっちり。

中澤さん
僕もプロになって初めて
アウトサイドキックというものを教わりまして、
厳しく教えられた記憶がありますね。

長谷部監督
いい選手になるには
そういう指導者の出会いも大事だと思う。
良かったね。

中澤さん
ちなみに長谷部監督は
選手に怒ったりしませんか?

長谷部監督
怒ることはほとんどない、
叱ることはたくさんあるけど。

中澤さん
ちなみに叱り方はありますか?

長谷部監督
叱り方はないけれど、
感情的に叱ることももちろん大事だし、
説明がある叱り方も大事だし、場合に応じて。

自分の中ではなるべく平等に、
こっちには叱るのに
こっちには叱らないというのがないように
心がけています。


僭越ながら、わたくしからも質問を。


岡野
サポーターの方からは、
“長谷部監督が理想の上司”という
声も上がっていますが、
こういう上司でいたいという
イメージはありますか?

長谷部監督
いま自分が立たされている立場でいうと、
いいグループ、いい会社のリーダーでありたい。
つまりは勝ち続けている、成績が出ている、
そういうチームのリーダーでありたい。

グループがいい潤滑、いい雰囲気で仕事ができる
そういうリーダー・上司でありたいなと思っています。


岡野
開幕前に監督は、
“今季の目標は10位以上”とおっしゃっていましたが、
もっと上げてもいいのではないでしょうか?

長谷部監督
10位以上だから
極端にいうと、1位までありますので。
10位とは言っていないんですよ。

純粋にうれしいですけど、
充実していますけど、
いまの順位を見て設定をもっと上げたりとか
そんなふうには全然。

こういう性格ですね、
さっきの人物像でいうと、
“うかれない”タイプです。

だから、そのまま10位以上でいきます。


私はうかれていたのかもしれない。
背筋がピンと伸びました。


岡野
ちなみに中澤さんは
先日のサンデースポーツ(全国放送)で、
“アビスパは5位以上いけるのではないか”
断言されていましたよね!

中澤さん
あ、もう、
よくご覧になっていますね~。
  
長谷部監督
どうしてそう思ったのですか?

中澤さん
僕が現役を引退する2、3年前まで
マリノスは守備のチームだったんですよ、
いまと真逆で。

だから、
守備の人間としては
守備を得意としているチームが
J1の上位に来ていることが
すごくうれしいんですよ。

どうしてもメディアが取り上げるのって
オフェンシブなチームだと思うんですけど、
実際には点を取られないことが
サッカーですごく大事なことだと思いますし、
そういったチームがJ1で上位争いをしてくれるのは
個人的にすごくテンションが上がるので
サンデースポーツさんで言っちゃった…

長谷部監督
ありがとうございます、宣伝してもらって。
“5番以上になるのは何パーセントですか?”

中澤さん
いまのサッカーを続けていくと、
僕は7割の確率で5位キープできると思います。

僕、アビスパさんの試合を見ていてですね…

長谷部監督
すごい確率ですね。

中澤さん
いやっ、
毎試合見るたびにいろんな新しい発見が、
いい選手がどんどん出てくるなって、
引き出しが凄く多いと思うんです。

長谷部監督のもとチームが
一致団結していると思うので、
大崩れしないアビスパだと思うので
いけると思います。

なので、
横浜から毎試合応援しております。

岡野
インタビューは以上となります。
長谷部監督、中澤さん、
ありがとうございました。

長谷部監督中澤さん
ありがとうございました。

中澤さん
長谷部監督、
いつか僕とボールを蹴ってほしいです。

コーチングスタッフと一緒に
ミニゲームにまぜていただきたいです。

長谷部監督
それは…
“アビスパの選手に一言いう”っていう
約束だったらいいけどね。

中澤さん
なんでも言います。
カウエ選手と一緒にしゃべります。

長谷部監督
どっちか分かんなくなっちゃうじゃん(笑)

中澤さん
はっはっはっはっは!
 
oka_20210602_02.jpg

…ということで、
中澤さんに
長谷部監督の“素顔”
引き出していただきました。

収録を見返しながら
いま文字を起こしたわけですが、
試合ではなかなか見られない
監督の素敵な笑顔に魅了されて、
何度、手が止まったことでしょう。

長谷部監督、中澤さん
貴重なお時間をいただき
ありがとうございました。


次回のマンスリーアビスパは
6月28日(月)を予定しております。


≪追伸≫
6連勝というクラブ記録とともに、
記憶にも残った2021年5月。

私はその記念として
ここにも残したのは、
ここだけの話です・・・
 
oka_20210602_03.jpg

免許更新からのカツカレーも
おいしかった~~~!

oka_20210602_04.jpg

投稿者:岡野唯 | 投稿時間:16時40分 | カテゴリ:キャスター日記 | 固定リンク

バリサーチ保育園 取材後記


5/28放送の追跡!バリサーチ、担当記者の米山です。
保育園に通う2歳の息子がおり、現在妊娠8か月。育児中の保護者のひとりである私の、取材の一部始終をお話しします。

b_210602.jpg

上司から、「こういう投稿が来たんだけど、調べてみない?」と声をかけられた私。
投稿文を読み、思い浮かんだのは1人目出産前にもらった先輩ママからのアドバイスでした。

「保育園によって、おむつ持ち帰りとかルール違うから、説明会で聞いた方がいいよ」。

そのアドバイスの通りに保活の際に尋ねてみると、ほんとだ!おむつや布団の取り扱いなど、園によってさまざまでした。
ただ、その時の私は、「ふ~ん、いろいろ違うのね」と思い、園選びの参考にして終わりにしてしまっていました。なぜなら、まだ育休中の身で、息子は0歳。復職後の日常や、保育園生活のイメージがついていなかったのです。

今、息子は2歳、イヤイヤ期真っ盛り。お着替えイヤ!自転車乗るのイヤ!何もかもイヤ!との主張を繰り広げる我が子を説得しながら、保育園の荷物を山盛り持って、仕事に間に合うように毎日登園するのは大変です。それこそが育児、と経験者の方は目を細めて仰ってくださいますが、渦中にいる身としては息継ぎの暇もなく溺れてしまいそう…

b_210602_02.jpg

b_210602_03.jpg
(家の中でも外でもイヤイヤ…)

そんな毎日の中で、負担の大きい保育園のルール。たしかに、どうしてなんだろう。
子どものためになるとか、理由があるなら知りたい。もし理由がないただの慣習なら、見直して欲しい。
投稿者の疑問はもっともだと感じ、気合いを入れて調査に乗り出しました。

まず、認可している自治体に尋ねると、「把握していない」「各園に任せている」。
自治体は、保育業務そのものについては監査などで把握しているものの、おむつをどう処理しているか、布団をどう乾燥させているかは「保育業務そのものではない」ため、指導の対象ではないということでした。

言われてみれば、確かに…。これは、それぞれの園を調べるしかありません。
手分けして調べてみると、保育園のルールは本当にさまざま!
一部抜粋してご紹介します。

b_210602_04.jpg
(おむつには1枚1枚名前を書いて持っていきます)

<おむつ>
・子どもの排泄の発達のため、布おむつを使っている。
・布おむつの良さもあるが、洗濯など保護者の負担も大きいので保護者の実費負担で貸おむつ(布)を利用している。
・以前は布を使っていたが、今は紙おむつ。布時代のなごりで、保護者に持ち帰ってもらっている。
・紙おむつ、処理費用を保護者から徴収し園で処理している。
・紙おむつ、子どもの健康状態の把握のため持ち帰ってもらっている。
・紙おむつ、園で処理して欲しいという希望はあるが、園児の数も多く処理費用や保管場所の課題もあり、実現できていない。
・希望制なので、布・紙どちらも可。使用済みおむつは保護者持ち帰り。


b_210602_05.jpg
(冷ますのに時間がかかる…)

<3歳以上の主食>
・主食費を徴収し、園で提供している。
・以前は持参にしていたが、夏場の管理の問題や衛生面の配慮から園で提供することになった。
・主食持参。給食室が狭くて炊飯器が足りない。
・主食持参。親と同じごはんを食べることで離れている間も愛情を感じることができる。
・曜日を決めて、持参の日と園提供の日をそれぞれ作っている。
・給食室が狭く食器が置けないので、空の弁当箱を持ってきてもらって園で炊いたごはんを弁当箱に入れて提供している。


b_210602_06.jpg
(敷き布団とシーツ、タオルケット)

<布団>
・敷き布団、掛け布団すべて一式、毎週末持ち帰り。家庭で洗濯する。
・敷き布団は園で業者乾燥。シーツやタオルケットだけ毎週末持ち帰って洗濯。
・昼寝はコットを使用。指定のシーツを購入してもらい、毎週末持ち帰って洗濯。
・有料で貸ふとんを使用。
・入園時に持参してもらったあとは、園ですべて管理。おねしょの時だけ保護者持ち帰り。


各園に理由もあわせて尋ねると、一番多かったのは「施設の都合」という意見でした。
園舎の古さや狭さ、園児数の多さなど、各園の都合により判断が異なっているということです。また、保育理念が理由の園や、「保護者と共に保育をするため、保護者に一定の負担を求めている」といった園もありました。
一方、昔からのなごり、理由は特にない、と答える園はごく少数にとどまりました。

どうやら、理由はあるみたい。説明を聞くと、納得するものが多かったです。
また、放送でもご紹介したように、自治体の方針でルールが変わったところも。
コロナや園舎の建て替えなど、きっかけがあることでルールの見直しにつながったようです。

ここまで、保育園のルールについて調べてきました。
「そのくらいの負担、親なんだから引き受けるべき」「なんでもやってもらおうなんて、甘い」。そう思われる方もいるかもしれません。
保護者の一人としては、理由があると説明を聞けば、納得できました。
保育園が子どもを安全に保育してくれているから安心して仕事ができると、保育園への感謝は常に感じています。子どものために必要なことだからと言われれば、よし頑張ろうと、気合いを入れることもできます。

一方、専門家の指摘のように、共働きの増加や核家族化で子育てに対する負担が増している状況もあります。私自身、親などの手助けはなく夫と2人で手分けをして育児をしています。
仕事や家事、保育園の準備などさまざまなやるべきことに追われて余裕がなくなり、ついイライラしてしまうことも…。もし、負担の大きいルールを見直すことができて、その分ゆっくり子どもの話を聞いたり、一緒に楽しく過ごす時間が増えるなら、子どものためにもいいのかもしれないと思いました。

b_210602_07.jpg
(常に余裕を持って機嫌よく子どもと向き合えるのが理想ではあります…)

取材を進めてみて、保育園も、保護者も、子どものことを一番に考えているのは同じだと感じました。大切なのは、お互いにしっかりコミュニケーションをとること。そして、より良い保育のためにもっと工夫できることはないか、見直しを続ける姿勢を持つことだと思いました。

また、日頃からお世話になりつつも、保育園側の話は知らないことがたくさんあるなと感じました。保護者の方ももちろん、現場の保育士のみなさんも、実情やご意見をぜひお聞かせください。

bnr_baresearch.png
追跡!バリサーチのページはこちら

投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:16時43分 | カテゴリ:追跡!バリサーチ | 固定リンク

ページの一番上へ▲