2021年4月30日

疑問を調査!八女の地名・"鈍土羅"(どんどら)の由来は?


今週は、視聴者の方から寄せられた地名に関する疑問を調査しました。

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一見、何の変哲もないこの土地にどんな秘密があるのか?
追跡!バリサーチしました。

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『鈍土羅』という地名は、八女市の中心のすぐ近く、市街地にあります。
『鈍土羅』の交差点以外にも、コンビニは『鈍土羅店』。
バス停もひらがなで、『どんどら』。

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地元の人に教えてもらったのが、神社にある「どんどらの大楠」という名で親しまれてきた樹齢1000年を超えるクスの木です。
宮総代の澤田成行さんは、「子どもの頃は登ったりしていて、なじみも深いし、鈍土羅と言ったらみんなクスの木が頭に浮かぶんじゃないでしょうかね。(地名の由来は)僕も分からないですね、本当…」。

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こうなれば、市役所に聞くべし。そこで、意外な事実が…。
八女市教育委員会・文化振興課の中島さんによれば、
「(正式な)地名で使われていいたわけではなく、八女市史とかにも小字として鈍土羅という地名が使われていたという記録も見当たらない」そうなんです。
確かに、八女市の市史を調べても、鈍土羅の地名は一度も出てきません。
つまり、どんどらは、地元だけの通称だった…?

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そこで訪ねたのが、どんどら一帯の生き字引と言われる牛島さんです。おっしゃるには・・。
「あくまでもロマンでしょうね。シルクロードの中にやっぱり羅 (ラ)とつくのがけっこうあるんですよね。もしかするとインドの方から来た人たちが住んだのかもしれんし」。
確かに、ロマンはあります。

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しかし、まだまだ調べたいと、八女市から紹介を受けたのが、歴史研究家であり、画家の杉山洋さん(96)。
なんと20歳の頃からどんどらの名前を不思議に思い、研究してきました。
「(どんどらは)奇妙な発音で、僕は満州育ちで、これは日本語でないというのが気になりましたね」。
杉山さんが着目したのは、古墳時代、大陸とつながりをもっていたとされる八女地域の豪族です。

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それが、『筑紫君(つくしのきみ)』と言われる一族の盟主・磐井(いわい)。
新羅(しらぎ)や伽耶(かや)といった朝鮮半島の国と盛んに交流していたと考えられています。
八女地域にたくさんある古墳からは、朝鮮半島で作られたとみられる出土品も。
杉山さんは、どんどらの名前も、当時の交流から生まれたものではないかと推測しています。
御年96歳の杉山さん、「八女として非常に大事なところですから命がある間、調べます」。

杉山さんによれば、由来には諸説あるそうで、
古来は有力者を埋葬する際に、土を踏み固めていたといわれ、
その際の「ドンドン」という音からきたのではないか、
またほかにも中国からの船乗りが叩いていた、ドラの音ではないかなど、
八女では今でもこのナゾについて盛り上がりをみせているそうです。

情報がありましたら、ぜひ番組にお寄せ下さい!

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投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:19時00分 | カテゴリ:追跡!バリサーチ | 固定リンク

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