2018年6月14日

vol.2「地雷撤去支援・大谷賢二~好奇心が支えた国際貢献」


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九州・沖縄ゆかりの人々のその後を「決定づけた」場所と時間を探り、その人の人生をたどるミニ人間ドキュメント「九州クロスポイント」。その2回目は、福岡市博多区出身の大谷賢二さん(67)を取り上げる。反ベトナム戦争などの学生運動が盛んに行われていた1971年に九州大学に入学した大谷さん。大谷さんは、時には暴力を辞さない学生たちの姿に違和感を覚え、学生運動に距離を置いていた。「自分の目で見て感じたい」。大学時代、大谷さんは、本土に復帰する前の沖縄や、国交樹立前の中国に自ら足を運び、様々な価値観の国際社会の中で自分が何をできるのかを深く考えるようになった。そして、卒業後、世界97か国を歩き渡り、22年前、カンボジアとの出会いがあった。カンボジアの地雷原の地域では、内戦が終わったあとも地雷が埋められたままになっていて、今でも被害者が出ている。大谷さんは、地雷被害者をゼロにしたいという思いで、国際NGO「カンボジア地雷撤去キャンペーン」を立ち上げ、地雷の撤去活動や被害者の生活の支援などを始めた。さらに、こうしたカンボジアの現状を日本の子どもたちにも知ってもらおうと、全国で1000を超える小中学校を訪ね、講演活動を続けてきた。ことしで20年を迎えたこの活動。大谷さんの活動の原点となった大学時代を振り返り、大谷さんの活動にかける思いに迫る。

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【取材者のひとこと】
先月、20周年を迎えた「カンボジア地雷撤去キャンペーン」。活動を続けている大谷さんを突き動かした、その原点に何があるのだろうと、取材を始めました。1951年に生まれた大谷さん。子どものころ、近くに板付基地があったため、米軍機が頭上を飛んでいることが当たり前だったといいます。そのせいか、大谷さんは、ベトナム戦争について興味を持ち、日本と離れた国で起きている戦争を、自分事として考えていました。だからこそ、大学時代、平和のために自分に何ができるのかを考えていたのではないかと取材を通して感じました。大谷さんのこうした経験が、後のカンボジアでの活動につながっていると聞き、世界で起きていることにしっかりと目を向け、自分に何ができるのかを考えることの大切さを学ばせていただきました。

投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:18時30分 | カテゴリ:九州・沖縄クロスポイント | 固定リンク

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