2019年10月28日 (月)宗像 漁師さんの技に学ぶ
中山庸介です。
きょうの「よかとこ」は玄界灘!
釣りが上手くなるには、プロの技を知るしかない・・・。
というわけで、知り合いの漁師さんに、アジの一本釣りの様子を見せていただきました。
朝5時、宗像市の鐘崎漁港はまだ真っ暗です。
鐘崎漁港の沖合で、厳しい条件を満たして釣り上げた「マアジ」は「玄ちゃんアジ」と呼ばれ、ブランドアジとして高値で取引されています。
網も竿も使わず、釣り糸と針だけで釣っていきます。
びっくりしたのが、そのスピード。
流れるような技で、ひょいひょいっと釣り上げていくんです。
しかも、全く無駄のない動きに「これがプロか」と感動!
このアジ、何がすごいかって、「料理人の手に渡るまでは絶対に手で触れてはならない」というルールをきっちりと守っているんです。
魚は人間の手に触れると火傷し、鮮度が落ちてしまいます。
このため、針を外すまでアジは触らず、船の上で生かしておきます。
港に着いてからは、そっとタモですくって、水槽付きの車へ。
「網で捕ったほうが早いけど、釣りものとはまったく違う味になる。
まあ、食べてみなさい…」。
我が家でさばいて食べてみましたが…。
「これって、アジ?」
甘みとコリコリ感が抜群。かすかにさわやかな潮の香りがします。
脂が乗っていて、舌の上でとろける…。
アジの魅力を究極に高めるのは、プロの技があってこそ。
宗像に行ったら、ぜひ一度食べてみてください!
投稿者:中山庸介 | 投稿時間:15時42分