中山庸介
2021年02月12日 (金)ラジオ文芸館『火を熾す』
中山庸介です。
以前もお知らせしましたが、
こんどの日曜日の深夜(=月曜日の未明)に「ラジオ文芸館」の
放送があります。

収録、編集したあと、音響効果を入れて完成。あとは放送を待つばかりです。
朗読番組、というと、アナウンサーが読んだものをただ録音したと思われがちですが、
実は、そんなことはありません。
冬の公園を通る風の音、遠くを走るバイクの排気音、鳥の声、たき火の音・・・。
複雑に重ねながら効果音をつけていきます。
音楽のメロディーラインと朗読のリズムも1/30秒単位で調整し、
一番心地よいタイミングを探ります。
今回は、音響デザイナーさんにお願いして、ジャズピアノの「ダニーボーイ」を
さまざまなアレンジで加えてもらいました。
素朴さ、温かさと同時に、洗練された感じが作品の雰囲気には合うかなと思いました。
放送は午前1時台。
眠れずに起きている人、夜通し運転しているドライバーの皆さん・・・
そんなリスナーの姿を想像しながら作りました。
ラジオ文芸館「石田衣良作・火を熾す」
2月15日(月) 午前1時05分~ ラジオ第1・FM
「夜中は寝ているよ」という人も多いと思います。
ネットやスマホアプリの「らじる☆らじる・聴き逃しサービス」でも
1週間配信しますので、「ラジオ深夜便2月14日(日)・午前1時台放送分」から
アクセスしてみてください。
投稿者:中山庸介 | 投稿時間:15時34分 | 固定リンク
2021年02月08日 (月)「若さとあこがれ」を忘れずに
124年ぶりに節分となった今年の2月2日。
実は、私の誕生日でもありました。
30歳くらいまでは、誕生日のたびに「大人になった」という気持ちが
高まったものですが、
40歳を過ぎてからは、「いったい自分はどこまで大人になるのだろう」という
おそれのほうが強くなってきました。
「自然の流れに身をまかせなさい」と先週のインタビューで長谷川法世さんは
おっしゃっていましたが、
まだまだ、気持ちは若者でいたい、というのが42歳のホンネです。

ふだんお世話になっているスタッフから、
心のこもったメッセージをいただきました。
ありがとうという言葉以外に思い浮かびません。
最近、大型二輪免許を取得しました。
「密を避ける」「必然的に距離をとる」ことから、バイク免許の取得者が増えています。
20年ぶりに自動車学校の門をくぐってみると、
意外や意外、同級生は私よりも年上、50歳、60歳の方がかなりいらっしゃいます。
聞くと、若いころからの夢を今こそ実現するときだと、皆さん人生に前向き。

カレンダーの日付が来るたびに、確実に年齢は上がっていくけれど、
心の年齢は、そうとも限りません。
成熟しつつも、しなやかな若さを持ち続けたい。
そんなことを考える今日このごろです。
投稿者:中山庸介 | 投稿時間:17時09分 | 固定リンク
2021年02月05日 (金)博多流 コロナを乗り切るヒント
中山庸介です。
福岡でも、緊急事態宣言が延長。
先の見えない時間をどう過ごしたらよいのか、悶々と過ごしている方も
多いかもしれません。
そこで、博多に生まれて75年。
漫画家の、長谷川法世さんに、コロナを乗り切る心構えをうかがいました。
インタビューを終え、一瞬だけマスクをはずしてのオフショットがこちら。

代表作「博多っ子純情」は、実は、私にとっても思い出がある作品です。
ちょうど3年前の2月、福岡に異動が決まり、住むところ、街の様子をさぐろうと
プライベートでやってきました。
まず櫛田神社にお参り。
そして、目の前の、博多町家ふるさと館の資料室で、「博多っ子純情」と出会いました。
博多っ子たちが幼いころから山笠に親しみ、育てられ、そして人生そのものとなって
いく様子が描かれた作品。
あっという間に読んでしまい、実際、初めて本物の山笠を目にしたときには心震えました。
その山笠も、去年は延期に。
さぞ長谷川さんも落胆しているか?と思いきや、意外とそうでもありませんでした。
「柳は緑、花紅。風が吹くときは柳のようにそよそよと流されていることです。
いずれ風はおさまる。そうしたら、また気合いを入れればいいじゃないですか。
長い山笠の歴史のなかで、博多の人たちは、そんなふうに災厄を乗り越えてきたんですから」。
コロナ禍を乗り越える、博多流のヒント。
きょうのロクいち!でお送りします。
投稿者:中山庸介 | 投稿時間:14時24分 | 固定リンク
2021年02月04日 (木)心に空気、送りませんか?
中山庸介です。
副調整室から合図を出すのは、佐久間アナウンサー。

真剣な表情で機器を調整する、
音響効果の沼口さん(左)と、技術の清川(右)さん。

スタジオの中では・・・。
朗読をする私。

2月15日(月)の午前1時台、(日曜深夜)に放送する
「ラジオ文芸館」の収録の最中です。
「耳で聴く短編小説」がキャッチフレーズのこの番組。
40分間、アナウンサーの語りと音楽、効果音で構成します。
今回私が選んだのは、作家・石田衣良さんの短編小説「火を熾す」。
不登校の小学生や、心を病んで会社を休む青年。
定年退職後、再雇用された子会社になじめなかった初老の男性。
「生きづらさ」を抱えた人たちが、じっとたき火の炎を見つめているうちに、
心が再生されていくという物語です。
―たき火と心は似ているかもしれない。
どちらも空気を送りこむことで赤々と燃え始める・・・。
息がつまりそうな時代を生きる私たちに、ヒントを与えてくれそうです。
ラジオ文芸館 「火を熾す」(ラジオ深夜便・午前1時台)
2月15日(月)午前1時05分~(日曜深夜) ラジオ第1・FM でお送りします。
放送終了後、らじるらじる「ラジオ深夜便2月14日(日)放送分」の聴き逃しサービスでも
一週間ほどお聴きいただくことができます。
投稿者:中山庸介 | 投稿時間:15時42分 | 固定リンク
2021年01月04日 (月)2021年 気持ちを新たに
中山庸介です。
福岡市では大みそかに雪が降り、極寒の年末年始となりました。
「ロクいち!福岡」もきょうが仕事始めです。
松﨑キャスターが、街の皆さんは年末年始をどう過ごされたのか取材しています。
夕方6時10分から、どうぞご覧ください。
私はといえば、掃除にゴミ出し、包丁研ぎ、車のオイル交換や年賀状作成など
基本的に自宅で過ごしていました。
合間には、子どもたちの兄弟げんかを仲裁し、私も子どもたちとケンカ・・・。
ずっと部屋のなかで、どうも親子でストレスをためてしまったようです。
ということで、よく晴れた昨日。人込みを避けてサイクリングに。
海岸沿いをぶらぶらと流していきました。

生の松原を過ぎて、西区の長垂海浜公園のあたりです。
青空に、ぽっかりと浮かぶ雲。
寒さをものともせずに、ウインドサーフィンを楽しむ人も。

先が見えない時間はもう少し続きそうですが、
自然の風に心を癒してもらいながら、
今年ももうひと踏ん張りしたいと気持ちを新たにしました。

投稿者:中山庸介 | 投稿時間:15時25分 | 固定リンク
2020年11月17日 (火)ありがとう!琴奨菊
中山庸介です。
きのうは、水郷・柳川に取材に行ってきました。

元大関・琴奨菊の引退を受けて、地元のみなさんの
反応をさぐるためです。
街のあちこちには、「琴奨菊」ののぼりが。

琴奨菊が勝てば街の中では花火が打ち上げられ、
「こんばんは」ではなく、「勝ったね」があいさつがわりだったとか。
「引退は残念だったけれど、最近、ケガで苦しむ様子は見ていられなかった」
「とにかくお疲れさまと言ってあげたい」と、みなさん、ねぎらっていました。
なにより心に刻まれたのは、
「引退はしたけれど、琴奨菊の名前は永遠に柳川に残ります」という言葉でした。

これからはこたつ舟の季節。
名力士に思いをはせながら、今度はプライベートでゆっくり回ろうと
ひそかに誓いました。
投稿者:中山庸介 | 投稿時間:16時37分 | 固定リンク
2020年11月13日 (金)記者会見にて
中山庸介です。
きのう、NHK福岡開局90年『福岡好いとっと スペシャルマンス』の
記者発表会がありました。
そう、来月は福岡放送局が開局してからちょうど90年。
記念の番組やイベントが行われます。
私も出演者の一員として会見に臨みました。

会見といえば、普段は取材する立場のほうが多いので、
ずらっと並ぶ記者の皆さんに向かうのが全く慣れません。
カメラの方向に向かって「視線を右に・・・左に・・・」
どんな笑顔をすればよいの?
静止画、顔がひきつるよ~・・・。
いや~な汗が出てきましたが、そこは後輩の魚住アナが
軽妙なトークで場を和ませてくれました。

私が担当するのは、12月12日(土)午後1時50分から放送の
「みんなが出るテレビ生放送SP」です。
県内全市町村がリモートで対決!
福岡県民が“好いとっと”なあらゆる分野のランキングを発表するなど
福岡愛にあふれた2時間35分の生放送番組です。
さらに、かつての夕方ニュース番組「おっしょい!福岡」のキャスターも
つとめていた山下信アナウンサーも登場する予定です。
大先輩を前に今から緊張します・・・。

「みんなが出るテレビ生放送SP」に続いて、
1 2日(土)の夜7時30分からは、開局90年記念ソング「好いとっと」を
歌っているMISIAさんによる、
生放送のスペシャルライブをお送りします!
生で聞く「好いとっと」、今からワクワクします。
というわけで、90年分の感謝をこめて・・・。
来月のスペシャルマンス、どうぞお楽しみに!
NHK福岡開局90年特設サイトはこちら
投稿者:中山庸介 | 投稿時間:16時56分 | 固定リンク
2020年10月26日 (月)糸島ツーリング
中山庸介です。
気持ちの良い秋晴れがつづく福岡。
子どもは部活で、妻も買い物・・・。
今年の冬は寒いらしいからな。
いまのうちに、太陽の光を全身で感じておきたいな・・・。
と思いついたのが、バイクで巡ること。
本当だったら大型バイクでツーリング、といきたいところですが、
残念ながらライセンスがありません。
ということで、普通自動車免許でも運転できる原付をレンタル。
ブーンと福岡のおとなり、糸島市周辺を一周してきました。

道端に止めて一休み。
青い空に、白波の立つ海。最高です。
吸い込む風の冷たさ、濡れた落ち葉の匂いをダイレクトに感じます。
クルマで回るのとは全く違う感覚に驚きました。

道沿いには、淡いピンクのコスモスが咲き誇っていました。
そして、今月下旬からあちこちでオープンしているのが・・・。

かき小屋です。
今年も冬がやってくる!
焼きたてのカキと、ほんのり潮の香がするカキご飯に大満足です。
お腹を満たして帰路につこうとしたところ・・・。
道路沿いの畑から何やら気配が。

立派なひげのヤギ君が!
人に慣れているらしく、柵を越えそうな勢いで出迎えてくれました。
思わぬ出会いも、心に残るツーリングとなりました。
投稿者:中山庸介 | 投稿時間:17時18分 | 固定リンク
2020年10月16日 (金)あせらなくても
中山庸介です。
大濠公園の前を通りかかって、ふと、足が止まりました。
あざやかな黄色です。

毎年、秋になると見事な黄色を見せてくれるイチョウの木。
今年も、その季節がやってきたのですね。

今年は新型コロナのことばかり考えていたせいでしょうか、
いつもの年よりも、時間の流れが加速しているような気がします。
気づいてみれば、もう10月も半ば。

確実に、みんな前に進んでいるのだから、
あせらなくてもいいのだよ。
そんなことを自然は語りかけてくるようです。
投稿者:中山庸介 | 投稿時間:15時21分 | 固定リンク
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