2021年10月20日 (水)さくさくツーン!"からしれんこん"~熊本~


今回の食いち!は熊本県のソウルフード「からしれんこん」を紹介しました。
サクサクしたれんこんの食感と、からしみそのツーンとくる風味がクセになるおいしさ。お酒のおつまみにお正月のおせち料理にと、熊本の食卓には欠かせない味です。誕生はなんと今から約400年前。病弱だった肥後熊本藩の藩主・忠利の滋養のために作らせたのが始まりと言われています。明治時代になって庶民の間にも広がりました。
熊本市南区の上田健也さんと智子さん夫妻は3人の子どもと一緒に創業50年のからしれんこん店を営んでいます。材料のれんこんはなんと自家製。熊本で古くから栽培されてきた今ではほとんど作られていない珍しい品種です。粘土質の土壌の深い場所で育つため、収穫は機械が使えずすべて手掘りですが、甘みと歯切れの良さにほれ込んで作り続けています。れんこんの中に詰めるみそもおみそ屋さんに特注し、秘伝のレシピで粉がらしと配合。甘さの後に辛みがツーンと鼻に抜ける絶妙なバランスが、地元でも評判の味となっています。さらに、からしれんこんを使った子どもから大人まで楽しめる「ピザ風からしれんこん」の作り方も教えていただきました。

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■からしれんこん

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■二代目の上田健也さん・智子さん夫妻     

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■れんこんも自家製

  息子の恭平さんが畑を担当

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■たっぷり詰まったからしみそが
  味の決め手

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■紹介したからしれんこん店

▽上田からし蓮根店
住所:熊本市南区城南町下宮地905-3
電話:0964-28-3452
営業時間:午前9時から午後7時
定休日:木曜日、6月と7月は休業
※上田さんのお店では、インターネット通販や電話での注文を受け付けています。
県外への発送も可能です。

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■ピザ風からしれんこんの作り方
▽材料:からしれんこん、マヨネーズ、ケチャップ、チーズ、お好みでバジルなど
作り方:
①からしれんこんを1センチの厚さに切る。
②サラダ油をひいたフライパンに並べ、マヨネーズとケチャップを塗る。
③チーズをのせてふたをし、からしれんこんに焦げ目がつきチーズがとろけたら完成。好みでバジルなどをふってもOK。


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こんにちは!中田理奈です。
今回の食いちは、熊本県熊本市の「からしれんこん」でした!

食べたことがあるという方も多かったのではないでしょうか?
私は辛いものが苦手でこれまで食べたことはなかったのですが、今回の取材でからしれんこんもお店によって千差万別なのだと知りました。

辛いものが苦手な人にも、逆に辛みが強いものが好きだという方にも、それぞれの好みに合ったからしれんこんがあるかもしれません。

さて今回、からしれんこんについて教えてくださったのは、上田さん一家。
みなさんとても仲がよくて、すてきなご家族でした。

早朝、まだ薄暗い時間帯から、上田さんご夫妻がふたりで作業をされていました!
外には、食欲をそそる、揚げ物のいい匂いが・・・。
揚がったからしれんこんをはじめに見た時は、卵焼きみたいでした!(笑)

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■お店の前には香ばしいいい香りが…

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■上田さん夫妻が手際よくからしれんこんを揚げています

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■まるで大きな卵焼き?

早速揚げたてをいただくと、揚げたての衣に繊維質がたっぷりのシャキシャキれんこん、そして・・・からしみそ!
はじめに甘味が来たあと、ツーンとからし独特の辛みが鼻の奥に抜けます。

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■後からツーン!がクセになります

れんこんは繊維質がとても豊富でたくさん糸を引いていました。
辛い食べ物が苦手な私でも、とても食べやすくておいしかったです!

また、上田さんご夫婦のお孫さん、花瑠(はる)ちゃんは、ご家族がからしれんこんを作っているそばで元気に遊んでいました。
きっと、花瑠ちゃんのお母さんたちも、昔はこんな風に遊んでいたのかなあと想像できてほほえましかったです。
 
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■上田さんの息子の恭平さんと孫の花瑠ちゃん

  れんこん畑も遊び場です

そして、上田家オリジナルレシピ、「ピザ風からしれんこん」。
教えていただきましたが、簡単で、家でも作ってみたいと思いました!
いただいてみると、からしれんこんの辛みがマイルドになっておいしかったです!
れんこんのシャキシャキ感とチーズのふんわり感が、とてもよかったです。
甘辛いみそと、チーズの塩味もよく合いました!

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■チーズで辛みがマイルドに

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■花瑠ちゃんもパクリ!

花瑠ちゃんは、何度もおかわりをしていて、大好きなんだなあ、と、またほほえましくなりました^^
きっとお子さんでも食べやすくなると思います。
ぜひ皆様も作ってみてください^^

熊本を訪ねる機会があったらお気に入りのからしれんこんのお店を探すのも楽しいかもしれませんね。

投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:18:30 | カテゴリ:食いち! | 固定リンク


2021年10月18日 (月)室見川の川底が上がっている!?


今回は視聴者の方から届いたお便りをもとに取材しました。

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「川底が上がっている」とはどういうことなのか。
室見川といえば、週末の散策などで多くの人の憩いの場となっています。
その川で、いったい何が。取材班は早速、住宅地に近い川の下流に向かいました。

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この日も釣りやウォーキングを楽しむ人たちが多くいて、
いつもと変わらないように見えましたが、川に近づいてみると・・・。

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確かに川底が上がり、水面の上に出ているところがあちこちにありました。

近くに住む人に話を聞いてみました。
「砂がとにかく多くなりました」。
「またかというくらいしょっちゅう砂がたまっているよ、ここは」。

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室見川で何が起きているのか、その原因を探るため、
川の治水について研究している九州大学工科研究院の林博徳准教授を訪ねました。

林准教授は川底の上昇は、川の上流から流れてきた土砂がたまったものだといいます。
「地質的な特徴としては、砂分が多い地質になるので
昔からすごくたくさん砂が出てくる川であることは間違いない」。

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その上で、川に砂がたまる現象は、決して特別なことではなく、
上流から流れてくる土砂の量も以前と特に変わっていないと指摘しました。

「自然現象ですね。主に川の勾配で決まっていますけど
大雨の時とかあるいはふだんの流れで下流の方に輸送されて
それが河床に堆積するという仕組みは自然の現象ですので、
室見川でももちろん起こっていますし、
ほかの川でも同じように起こっている現象になると思います」。

自然現象とはいえこのまま放っておいて大丈夫なのでしょうか。
室見川を管理する福岡県を取材すると、川底の砂を取り除く工事を行っていました。

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工事前と工事後の写真を比較すると、
川の中に土砂がたまり植物が生い茂っていた場所が実は川だったことがわかります。
この写真は3年前の工事で、
4か月にわたって1.6キロの区間で土砂を取り除いたということです。
県はこうした工事を、場所を変えて毎年行っていて、
ことしも今月13日から始まっています。

県も対策を取り始めているにもかかわらず、
それでも住民の中から川の土砂に不安の声が出ているのはなぜなのでしょうか。
さらに取材を進めると、ある変化に気づいている専門家がいました。

室見川の生態系を研究している福岡大学の伊豫岡宏樹助教です。
地元の人向けに環境教室を開いていますが、
ここ最近、住民からよく聞かれる質問があるといいます。

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「『うちは大丈夫なんだろうか』とか、
『この間の雨ですごく室見川の水位が上がっていたんだけど大丈夫でしょうか』とか
そういう質問です。
九州の色んなところで災害なんかが起きていて、
『自分の家の近くの川は大丈夫だろうか』という気持ちが
多くの方に芽生えているというか、
そういう目で川を見る人が増えたような気がします」。

室見川の近くに住む毛利博義さんも、その1人です。
子どもの頃から慣れ親しんだ室見川の、3年前の光景が忘れられないといいます。

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毛利さんは平成30年7月の西日本豪雨のことが脳裏に焼き付いているといいます。
当時は県内も豪雨に見舞われ、室見川ははん濫危険水位を超えました。

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毛利さんは次のように振り返ります。
「あの時が一番、怖いという感じですよね。
ただその後も毎年1回程度はそれに近いような状況を
多くの住民が目の当たりにしていて、
非常に心配するという状況は増えましたね。特にここ数年はそうですね」。

この経験を踏まえて、毛利さんたちは
住民どうしで防災情報を交換するグループを作成しました。

大雨が予想される時は、
室見川の状況を撮影してお互いに注意を呼びかけるようにしたのです。

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毛利さんはこうした活動をさらに進めていきたいと考えています。
「災害が起きそうな時は見るべきポイントはあるんですよね。
そこがどうなっているか情報を集約して、
LINEなどでみなさんに告知できる仕組みは早急に作りたいですよね」。


川底にたまる砂に対して不安の声が上がったのは、
記録的な豪雨が続く中で住民の防災意識が高まったことが背景にありました。

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福岡大学の伊豫岡助教は、こうした住民の意識の変化が重要だと指摘します。
「河川管理者の方とかは
そういう大きな雨が降った時はすごく心配して川を見ていると思いますけど
地域の人たちもそういう気持ちが身近になったというか、
身近に感じられるようになったということがあるんじゃないかと思います。
身近な防災について自分たちで考え始めるのはすごく大事なことだと思います」。

こうした中、行政も防災面で新たな意識を持ち始めています。

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こちらは県内の主な河川を示したものです。

青色で示したものは国が管理する一級河川、
赤色で示したものは県が管理する二級級河川です。
今回、取材した室見川のように福岡県では、
人口が多い福岡市と北九州市の近辺を二級河川が流れていることがわかります。

このため県では二級河川の防災対策を強化しようと動き出しています。

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福岡県の担当者は次のように話しています。

「想像さえしない大規模で甚大な被害を及ぼす災害が全国各地で
頻発するようになってきていることが1つの転換の起点になっています。
実は二級河川の流域の方が、人口が多いのが福岡県の特徴かなと思っています。
ということは、県が管理する二級河川も
国が管理する一級河川と同等の対策をとることが
重要ではないかなと考えているところです」。

今回の取材を通して感じたのは、
ここ数年、記録的な豪雨が続く中で、
多くの人が災害への危機感を募らせているという現実でした。
背景にあるのは「気候変動」という待ったなしの課題です。
この課題を一歩でも改善に導けるよう取材を続けなくてはならないと強く思いました。

バリサーチでは今後も気候変動や防災対策について取り上げていきます。
お気づきのことがあればぜひご意見をお寄せください。

NHK福岡放送局
記者 野依環介

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2021年10月13日 (水)漁師町に秋告げるカナトフグ~福岡市玄界島~


福岡市・玄界島に秋を告げる「カナトフグ」漁が始まった。トラフグほど有名ではないが、味はトラフグに負けず劣らず甘味と弾力があり、毒もなくて調理もしやすい。しかも価格はトラフグの5分の1ほどと、昔から地元で愛されるカナトフグの魅力を伝える。
全国で広く取れるカナトフグだが、玄界島の漁師たちは珍しい「フグかご漁」で漁を行う。漁師歴30年の井上幸喜さんは、衣装ケースほどの大きさの自作のかごを満載して出航。全長10kmにも及ぶ縄に200個のかごが付いた漁具を1日12時間以上休憩の間も無く上げ下ろしする。釣り針で取るのとは違い、フグを傷つけることがないという。
島の女性たちがつくるカナトフグ料理は絶品!お鍋にすれば、ほろっとほぐれるゼラチン質で淡白な身を味わえる。玄界灘、漁師町の秋の味覚を味わい尽くす。

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■玄界島で取れたカナトフグ

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■カナトフグ漁師 井上幸喜さん

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■フグかご漁で使われているかご

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■フグかご漁の様子

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■カナトフグを使った地元の料理


【問い合わせ先】
■カナトフグを販売しているお店について
▽鮮魚店 天竜 (柳橋連合市場内)
住所:福岡市中央区春吉1-6-3
電話:092-741-8256


■玄界島のフグかご漁について
▽福岡市漁協玄界島支所
住所:〒819-0205 福岡県福岡市西区玄界島21−3
電話:092-809-2036


※カナトフグは無毒ですが、さばくには「ふぐ調理師免許」が必要です。ご注意ください。


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こんにちは!中田理奈です!
今回の食いちは、福岡市玄海島の「カナトフグ」でした!

漁に同行させていただきましたが、本当に過酷でした・・・。
まず、準備をはじめたのが真夜中の3時。
その時点で、眠気をこらえるのが大変でした。
でも、漁師の井上幸喜さんたちは、
ふだん、そこから次の日の夕方ごろまで港に帰ってこないそうです。
頭が下がります。

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私にとって夜の海でのロケは人生初。
「大丈夫だろうか」と不安な気持ちで海に向かいました。
結果は・・・意外と大丈夫でした(笑)
というのも、船の外は本当に真っ暗で、空と海の境目がわからなかったんです。
海がどこかわからないので、怖くありませんでした!

そんな真っ暗闇の中で迎えたのが、玄界灘の日の出です。
その美しさに、感動しました。
 
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さて、肝心の漁です。
まだ暗いうちから作業が始まります。
重たいカゴを大量に海に仕掛けていき、さらにそれを引き上げなければなりません。
井上さんをはじめ漁師のみなさんの底知れない体力に驚きました。
引き上げたカゴの中には・・・カナトフグ、入っていました!
触らせてもらうと、硬いうろこはなく、ふわふわ、プニプニ。
見ているとかわいく思えてきました(笑)


漁のあと、漁師の井上さんのお母さん、時代さんたちに
カナトフグを使った地元料理を作っていただきました。

お鍋、フライ、おみそ汁の三品。
そのお味は・・・どれも本当に美味!

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カナトフグをお鍋にすると、お肉がほろほろ。
から揚げは、外はカリッ、中はふわっ。
一番好きになったのは、意外にもおみそ汁でした。
カナトフグのうまみがおみそ汁をより深みとコクのある味わいにしていました。

漁師さんやお母さんたち、玄界島のみなさんは、明るくて優しい方々ばかり。
みなさんからたくさんの元気をもらいました!
撮影にご協力いただき、本当にありがとうございました。

お手ごろで、いろんな料理が楽しめるカナトフグ。
みなさんもぜひ味わってみてはいかがでしょうか?

投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:18:30 | カテゴリ:食いち! | 固定リンク


2021年10月11日 (月)地名ショートバリサーチ#1


さて、今回は番組宛てに寄せられた3本の地名のナゾに迫る、
題して“地名ショートバリサーチ”でした。

まずは、こちらの投稿。

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『天神橋口』交差点は、『昭和通り』と『渡辺通り』が交わる場所にある、連日、多くの車が行き交う交差点。

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そこから東に向かって歩くこと5分。見つけたのは…「西中島橋」!

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では、肝心の『天神橋』はというと、そこから川沿いを南へ1分。

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ということで、投稿にあったように「天神橋口」なのに天神橋の入り口というわけではなさそう。

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この県道を管理する県に確認しても由来はわかないとのことでしたが、
取材班はここで、交差点のローマ字表記に注目しました。
TenjinとHashiguchiの間にスキマがありますよね。さらに、Hashiguchiの頭は大文字・・?
実は、ここにヒントがあったんです。

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福岡県立図書館にあった資料からおよそ100年前の福岡市の町並みを見てみると・・、
西中島橋のすぐ手前は、“橋口丁”と記されていました。

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福岡市の歴史に詳しい、はかた博物館の立石武泰館長に尋ねると、
「あの辺り一帯が橋口町という町だったんですね。これは江戸時代から唐津街道の一部で唐津街道の(西中島)橋がある町、入り口の町ということで橋口町。だんだん天神エリアが広くなったんで、天神エリアの橋口交差点というようなことで、そういった現代にわかりやすいかたちにされたんではないかと思います」。

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つまり、天神橋口とは『天神橋の(入り)口』ではなく、『天神』と『橋口』。
かつて橋口町があった頃の名残では?とのことでした。

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かつての天神町はごく限られた範囲だったんですが、町が発展するにつれ、どんどん天神と言われるエリアが広がっていったんです。
歴史を感じますよね。

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ショートバリサーチ、続いては大刀洗町の道路標示に関する投稿について。

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町を代表するのが、築100年を超える『今村天主堂』です。
2つの塔があるレンガ造りの教会で、国の重要文化財にも指定されています。

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その付近を調べると・・ありました!『あぶなかばい』!
周りは細い路地の住宅街。四つ角も多くあります。

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歩いてみると、『あぶなかばい』と書かれた道路標示は全部で3か所。
実は、この語りかけるような文言は周辺の住民の発案だったんです。

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発案者の元区長・青木秀夫さんです。
「この教会が6年前に国の重要文化財に指定を受けまして見学者が急に増えたんですよ。子どもたちが学校に通学するときにですね、車が多いもんですから危なくないようにという思いで」。
こうした要望を受けたのが、大刀洗町役場でした。

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大刀洗町役場の黒岩雄二さんがおっしゃるには・・。
「この道は町が管理する町道になります。この先に交差点があるんですけど、こういった交差点のところに対しての注意喚起ということでですね、(方言でも)特に問題はございません」。

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さらに、町のあたたかさをアピールするため、こんなポスターも作りました。

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黒岩さんは、
「農村の田畑が広がるのどかな町でありますが、町のことを少しでもわかっていただけるとうれしく思います」とのこと。

この『あぶなか・ばい』という道路標示は、「法定外表示」という法令に定めはありませんが、注意喚起を行うものとされています。道を管理する大刀洗町も運転にも支障がない文字数ということで方言を許可したとのことです。
また、その1年後にはカーブミラーも設置され、今村天主堂周辺での事故はゼロになったそうです。

 

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さて、最後は、ちょっとユニークな交差点についての投稿。
「みやま市高田町の国道208号線沿いに『キロメキ』という交差点があります。
すごく珍しい地名?交差点名だと思いますので、調べて頂ければ幸いです」(みやま市 まさぴろさん)

ということで調べましたが、こちらの由来は、道を管理する福岡国道事務所でもわからず、
資料も見つかりませんでした。

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そんな中で、みやま市文化財係の瓜生建さんが、地元の言い伝えを教えてくれました。

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「古くは雨が降るとみやまの大地はキラキラと光っていたと言われる。
おそらく、土の中の細かな石の粒子が光を反射していた様子が、
この“キロメキ”の由来なのでは」・・!!

ただ、あくまで言い伝えということで、情報がありましたら、ぜひお寄せください。
福岡の地名や名前に関する疑問は、まだまだお待ちしております!

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投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:10:58 | カテゴリ:追跡!バリサーチ | 固定リンク


2021年10月06日 (水)"幻の柑橘"木酢 ~福岡 筑前町~


今回の食いち!は、福岡県筑前町の特産品の木酢(きず)をご紹介しました。
筑前町では、魚の塩焼きと言えばカボス、すだちではなく“木酢”なんです。フレッシュな香りが強い旬が9月下旬から10月中旬と短く、筑前町でもわずか10軒ほどの農家でしか栽培していません。地元でしかなかなか手に入らないことから“幻の柑橘”と呼ばれるようになったんです。

木酢栽培農家・鈴木研治さん(62)の木酢園は、夜須高原の標高380mの山間部にあります。高原特有の寒暖差のおかげで、色鮮やかで果汁がたっぷりの木酢に育つんです。
鈴木さんは2代目。62年前に木酢栽培を始めたのは、父親の友文さんです。最盛期には、20tもの収穫がありましたが、友文さんが亡くなった後、広大な木酢園は10年以上放置され荒れてしまいました。
しかし、ふるさとの木酢園を何とかしたいと、3年前に大手食品メーカーを早期退職して筑前町に戻ってきた鈴木さん。一人で、下草刈りから始め、伸び放題の老木をせん定して、今では約2tまで収穫量を復活させました。さらに、大手食品メーカーで働いていた経験を生かして、収穫量の半分近くをマーマーレードやジャムなどに加工しています。3年間で加工品を13種類に増やしました。

筑前町の道の駅「筑前みなみの里」にはホテルニューオータニ博多の総料理長が考案した「木酢のソフトクリーム」、カフェには木酢のマーマレード・木酢の輪切りのシロップ漬けを使用したハーブティーなど、地元の特産品の木酢を多くの人に知ってもらおうという広がりを見せています。筑前町の“幻の柑橘”木酢、みなさんも一度味わってみて下さい。

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■“幻の柑橘”木酢

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■種も少なく皮も薄い木酢

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■木酢栽培農家・鈴木研治さん

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■木酢マーマレード

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■木酢のソフトクリーム

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■木酢を使ったハーブティー

■番組で紹介した福岡県筑前町の「木酢」に関するお問合せ
▽鈴木木酢園 電話:0946−42−2684
▽道の駅「筑前みなみの里」 電話:0946-42-8115


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こんにちは!中田理奈です。
今回の食いちは、福岡県筑前町の「木酢」でした!!

知らなかったという方も多かったのではないでしょうか?
私は今回初めて知ったのですが、その万能さに驚きました!

今回木酢について教えてくださったのは、鈴木研治さん。
冗談を言ってたくさん笑わせてくださいました(笑)

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そして、その冗談の延長戦なのか、緑の木酢の絞りたての果汁を飲ませてくださいました!
私、このときが初木酢で一気に飲んでしまって・・・
酸っぱすぎて、顔が変になりました(笑)
でも、とっても香りがよくて、後味もすっきりしていました!!!

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今回、鈴木さんが作っている木酢を使ってハーブティーなどを提供しているというお店にもお邪魔しました!
築110年の古民家を改装したそうなのですが、とっても雰囲気がよくて何時間でもいられそうでした!
そんな中、さらにリラクシング効果がありそうなハーブティーをいただきました(笑)
ティーに木酢のマーマレードを入れて、一緒にコンポートもいただきましたが、とっても良く合いました!!!
甘さと酸味のバランスがとてもよく、特に爽やかな香りがほんとうにほっとして癒やされました。

ハーブティーを作ってくださった西嶋和香子さんは、お店の雰囲気に似合うとても優しい方でした^^

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実は、最初に鈴木さんの木酢マーマレードを食べた時、おいしくて感動したそうで、その木酢を出したい!と、木酢に合うハーブティーを探したそうです。
木酢のおいしさが引き立つとってもおいしいティーでした^^

そして今回、私も木酢を使って家でも何か料理をしたいなと思い、いくつか作りましたが・・・
中でも、個人的に好きだったのは、木酢ケーキです!
 
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ふだんあまりレモンやカボスを使ったことがなかったのでレシピがあまり思いつかなかったのですが、レモンケーキのレモンの代わりに木酢を使えばおいしいのではないかと試してみました!
すると、レモンよりも柔らかい香りと、ちょうどいい酸味と甘さが、最高においしかったです!
果汁だけでなく、木酢の皮も使用したので、生地に緑の点々が見えて、見た目でも香りでも味でも、木酢を楽しめました!

お酒やお魚、お肉に甘いもの、これ以外にも本当に幅広い使い方ができると思います^^
ぜひ皆様も、今が旬の木酢、召し上がってみてはいかがでしょうか?

投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:18:30 | カテゴリ:食いち! | 固定リンク


2021年10月01日 (金)ワクチンを打ちたくない ホームレスの事情とは


福岡県では10月1日現在、半数以上の人が2回目の接種を終えています。一方で、ワクチンを受けることに不安があるという人も多いのではないでしょうか。

中でも、ひときわ厳しい現実の中で、打つことをあきらめたり、ためらったりしているのが、路上や公園で生活するいわゆるホームレスの人たちです。福岡市が把握しているホームレスの人たちの数は193人。市は積極的に接種を進めていますが、実際に打ったのは8人にとどまっています。

いったいどんな事情があるのか。ホームレス支援に取り組むNPOの代表、田中敦子さんに話を聞きました。田中さんは行政に協力するかたちで、ワクチンの接種を呼びかけています。
 
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福岡市はホームレスの人たちへのワクチン接種の条件を緩和し、居場所にしている公園などを居住地として記入し顔写真を撮って提出すればワクチンを受けられるようにしました。

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田中さんたちNPOは8月からその情報を伝え、申請の手続きをサポートしていますが、なかなか申し込む人がいません。田中さんが毎週行っている夜の街の見回りでも、希望する人はほとんど見つかりませんでした。

ホームレスの男性は次のように話しました。
「自分の身は自分で守るのを基本としています」。

断られてもなお呼びかけを続ける田中さんですが、そこには大きな理由がありました。
ホームレスの人たちは保険証や所持金がなく病院にいけない人も多く、せめて重症化を防ぐため、ワクチンを打ってほしいと考えているのです。

「巡回している中で行ったら先週までお会いした方が亡くなっていたりとか、そういうこともあったんですね。体が弱い方もいらっしゃるし、もし(コロナに)かかったら、死に至ることが多いので」と田中さんは心配していました。

なぜワクチンの接種を希望する人が少ないのか。田中さんはアンケートでその理由を探ることにしました。


田中さんが心を痛めたのが「どうなってもかまわないから受けない」との回答が複数あったことでした。

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ホームレスの人に詳しく聞くと「コロナでぽっくり逝けるならその方がいいからワクチンは受けない」と話しました。将来に希望が見いだせず、ワクチンを受けることに積極的な意味が感じられないのだといいます。

アンケートで田中さんがもう一つ注目したのは、住所や顔写真などの個人情報を知られたくないという回答でした。

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あるホームレスはその理由についてこう答えました。
「やっぱ抵抗ありますよね。こういう人間がホームレスにいるということを行政にも把握されたくないし、親とかも含めて知られたくない」。

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ホームレスの人たちが抱える事情について田中さんはこう話します。
「自分の今の状態を知られたくない。特に家族に知られたくないのがあって、身を隠して生きている感じなんですよね。個人情報がどこかに漏れるんじゃないかとか、自分が今こういう状態なの知られるんじゃないかというおそれがあってそこに抵抗を感じる方が多いようです」。
 
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ホームレスの男性が心配していたように、申し込みで書かれた情報が家族などに伝わることはあるのか福岡市の担当者に確認すると「接種の際の本人確認のためだけの情報として使いそれ以外の目的では一切使うことはない」ということでした。そうした情報が正確にホームレスの人たちに届けられていないという課題がある一方で、そもそも、行政やNPOなどの世話になりたくないと話す人も多く、ホームレスの人たちの「閉ざした心」を開いてく難しさも感じました。

今回、取材を続ける中で、ワクチンの接種を前向きに考え始めた人にも出会いました。10年前から路上生活を続ける60代の夫婦です。福岡市内を転々とし、夜は公園で仮眠をとる生活を続けてきました。

娘に迷惑がかかることを恐れ、生活保護は申請をせず、長らく田中さんの支援の申し出も断ってきました。ところが最近、コロナで炊き出しなどの支援が減った上に持病の悪化で、命の危険を感じるようになったと話していました。

妻によると「病院はお金がかかってしまうので悪くなったら、自分で吐いたり、頭のツボを押したり、自分で今までなんとかしてきた」といいます。
 
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そんな夫婦に、先月大きな転機が訪れました。田中さんに相談したことで、入居できるアパートが見つかり、路上生活を抜け出すめどが見えてきたのです。

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「もしワクチンしてなかったら、何日も熱が続いたり、せきが続いたり、本当に死ぬようなことになるじゃないですか。それを思うと、ワクチンを打っといた方が症状が軽くて済むから」と、田中さんはワクチンの接種についても持ちかけました。

田中さんの話を聞き、夫婦はワクチンの接種を決意しました。妻さんは「田中さんに勇気をもらった。ワクチンを受けたい。元気になりたい」と話していました。

ところが、その2日後。田中さんの携帯に夫婦から突然、連絡が入りました。ワクチンを受けるのをやめたいというのです。

夫婦を訪ね、直接理由を聞いてみると、ひどい副反応が出た場合に耐えられず、「路上で死んでしまうのではないか」と思い始めたというのです。

田中さんは、夫婦がアパートに入居し落ち着いた後、一緒に医師を訪ね、ワクチンについても相談をしてみようと夫婦に提案しました。妻は「ワクチン打っても大丈夫になるまでがんばって、それからワクチンを打ちたいと思います」と話していました。

田中さんは「これをきっかけに自分の体の状態をしっかりみてもらって、治療すべきものがあったら治療してもらう。ワクチン接種もそれが前提。これからも色んな面で相談に乗ったり、分からないことについて支援していけたら」と話していました。これからも夫婦を支えていく考えです。

ホームレスの人たちがワクチンを打ってもいいと思えるには、まず将来に希望が見いだせること、そして何よりも生活基盤が整うことが重要だと感じました。

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投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:18:55 | カテゴリ:追跡!バリサーチ | 固定リンク


2021年09月30日 (木)新鮮さが命!博多万能ねぎ~福岡 朝倉市~


青ネギ生産量九州一の福岡県。
中でも朝倉市は県内シェア80%以上を占める一大産地です。

朝倉で栽培された青ネギは、「博多万能ねぎ」の名で東京進出を果たしたブランド野菜。そこには新鮮さを保つための様々な工夫がありました。

万能ねぎ農家の小柳達也さんは、栽培歴37年。
現在はJA筑前あさくらの博多万能ねぎ部会の部会長も務められているベテラン農家さんです。

暑さに弱い万能ねぎの収穫は、夜明け前の朝5時から。
外はまだ暗い中、ハウスの中では電灯をつけて手作業で収穫します。

収穫後も丁寧な作業が続きます。
ネギは中心から新しい葉が生えてくるので、外側の古くなった葉は全て手で剥き、
食感のいい新鮮な1本に整えます。
100gごとにラベルを巻いて束ねられたネギは、すぐに出荷かと思いきや…

夕方、各農家が選果場に持ちこみ、7℃前後に保たれた巨大な冷蔵庫で
一晩しっかりと芯まで冷やします。
こうすることで、ネギの温度を低く保ち、
食卓に並ぶまで鮮度を保つことができるのです。
こうして栽培から収穫、そして出荷まで、厳格に管理された朝倉の青ネギだけが「博多万能ねぎ」を名乗ることが出来ます。

青ネギといえばラーメンやうどん、納豆やとうふに欠かせない薬味ですが、
「博多万能ねぎ」は名前の通り“万能”!“生で良し”“煮て良し”“薬味に良し”
メインの食材としても使うこともできます。

今回、「博多万能ねぎピザ」を取材させていただいたカフェのオーナー稲葉さんに、家庭でも簡単に作れる“万能ねぎピザトースト”の作り方を教えて頂きました。


材料
食パン1枚(お好みの厚さ)
チーズ(お好みの量)
ケチャップ(大さじ1)
しょうゆ(適量)
★万能ねぎ(半束)
マヨネーズ(大さじ3)
かつお節(2g程度)

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【作り方】
①食パンにケチャップを塗る。
②ボウルにを入れ、しょうゆをひと回しする。
③よく混ぜた②をパンに乗せる。
④お好みの量のチーズをかけて、オーブントースターで焼く。
チーズに焼き目がついたら完成です。

なお、博多万能ねぎは百貨店や一部スーパーで購入できます。

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採れたての博多万能ねぎ

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博多万能ねぎピザトースト

【問い合わせ先】
■朝倉のカフェ
Café楓
住所:〒838-1301 福岡県朝倉市烏集院158-1
電話:0946-52-2561

■博多万能ねぎについて
JA筑前あさくら 園芸部 東部野菜課(※JAでは一般の方への販売は行っていません)
住所:〒838-1302 福岡県朝倉市宮野2111-1
電話:0946-52-2163


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こんにちは!中田理奈です。
今回の食いちは、福岡県朝倉市の「博多万能ねぎ」でした!

ふだんからよく召し上がっているという方もいらっしゃったのではないでしょうか?
かくいう私は、存在は知っていたのですが、食べたことがありませんでした・・・(笑)

というのも、私はネギが苦手で、これまで極力食べるのを避けてきたのです・・・
ネギを取材すると決まった時は、少々、いや、かなり、不安でした(笑)

しかし、すぐにロケの日はやってきました・・・(笑)
まずはカフェでネギを使ったピザをいただくことに!
正直、心臓はドクンドクンと、耳に響いてくるくらい音を立てていたのですが、
覚悟を決めていただいてみると・・・・・おいしかったです。(笑)
私が苦手だった、独特の辛みも少なく、チーズとよく合っていました!
一度火を通しているにもかかわらず、シャキシャキとした食感やみずみずしさもしっかり残っていました。
私の中でネギの印象が大きく変わった瞬間でした。

こちらのカフェでは、博多万能ねぎを使ったアレンジレシピも教えていただきました。
「万能ねぎピザトースト」です!

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和と洋がとてもマッチしていて、本当においしかったです^^
簡単にできるので、家でも作ってみたいと思います!


そして、ネギを栽培しているハウスにお邪魔させていただいたのですが・・・。
収穫開始の時間がとても早く、まだあたりは真っ暗でした。
いつもこんなに朝早くから作業をされているのだと思うと頭が下がる思いです。

今回ネギ栽培について教えてくださったのは、小柳達也さん。
ふだんはご家族みなさんで作業を分担しているそうです。
みなさんとっても優しい方々でした!!!

ハウス内に案内していただくと、ネギが上に向かって一斉に生えていました!(笑)
収穫させていただきましたが、思ったよりも簡単に抜けて、驚きました。
土には1cmほどしか埋まっていないからだそうですが、あんなに立派にまっすぐ伸びているネギの力強さにも驚かされました。


きっと私のように、ネギが苦手だという方もいらっしゃると思います。
ですが、博多万能ねぎは思っていたよりも辛みが少なく、食べやすかったです!

みなさまもぜひ、アレンジレシピなどで、一度召し上がってみてください!
もしかしたら、ネギの印象が変わるかもしれません^^

投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:18:30 | カテゴリ:食いち! | 固定リンク


2021年09月30日 (木)前選手×中澤佑二さん


岡野唯です。
アビスパは8月下旬の2試合、
9月の3試合で
4勝1引き分け、負けなしです。

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好調の要因について日本代表で
キャプテン経験がある中澤佑二さんが
アビスパのキャプテン前寛之選手に迫りました!    

9月27日のマンスリーアビスパの放送では
お伝えできなかった“未公開トーク”を含めた内容を
お届けします。

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中澤さん
前選手、初めまして。
NHK福岡のアビスパ担当・中澤です。

前選手
お願いします!

中澤さん
僕、このマンスリーアビスパがスタートする前から
前選手のことが好きでした。
前選手にインタビューができるということで
ワイシャツをしっかり新調してきましたし、
髪もジェルで整えてきました!

前選手
いつも通りですね(笑)

★好調の要因は?★

中澤さん
記憶に新しいですが、
絶対王者・川崎のリーグ戦の負けなし記録を
30試合でストップさせて(8月25日)、
鹿島も倒し(9月11日)、アビスパは非常に調子がいいと
思うのですが、その要因はどこにあるでしょう?

前選手
J1に上がって1年目のチームは
相手のクオリティーやスピードに苦しむことが
多いと思います。
ハードワークや攻守の切り替えの早さで
相手のクオリティーを上回っていく、
これが勝ち点を積んでいる要因です。

あとは、チーム力。
川崎戦でいえばふだんのメンバーから大きく変わりました。
それでもアビスパのスタイルを全員で表現できているところは
すごい強みかと。
チームの雰囲気もとてもいいです。

中澤さん
どの辺がいいですか?

前選手
ふだん出場できていない選手を含めて「チームのため」を
実行できている。
バラバラになってしまうチームもあると思うので、
そこをまとめているシゲさん(長谷部茂利監督)はすごいです。


★前選手の魅力に迫る★

中澤さん
ここからは前選手の魅力について迫っていきます。
中澤チェック!

僕が注目しているのは、“攻守でのつなぎ役”。
攻撃ではボールをピックアップして、
守備では相手のいいところをつぶす。
福岡になくてはならない存在です。
ボランチとして、前選手がプレーする上で、
一番、意識しているところは?

前選手
ポジショニングですね。

中澤さん
攻守において?

前選手
そうですね。
フォワードとディフェンダーの間にいるのがボランチです。
攻撃を厚くする、得点に絡む。
守備では一つ手前のラインで危険なボールを防ぐという
大きな役割があると思います。

中澤さん
ベストプレーができた試合はありますか?
僕は、攻守においてどの試合もほぼミスがないと思います。

前選手
鹿島戦は全体の守備の強度、
ボールの奪う勝負どころで勝てました。
3対0で勝ったこともありますが、
理想的な展開に持っていけた試合だったと思います。

中澤さん
あのゲームは鹿島の出足が鈍いところもありましたが、
それ以上にアビスパの“前でボールを取ってやるぞ”という
気持ちがすごく表れていたゲームだったと思います。

PKを外したあとは、やばいなと思ってしまうのです。
(0対0の前半、山岸選手がPKを決められず、
先制のチャンスを逃す)

ディフェンダーとして
特に上位チーム相手にあの場面で外したときに、
巻き返されるのではないかと不安に思うのですけど、
あのとき前選手は焦らなかったですか?

前選手
焦りはなかったですが、
(そのあと)決めてくれるだろう!と。
祐也くん(山岸選手)との信頼関係もあったので。

中澤さん
そのあと、山岸選手は自分らしい泥臭いプレーで、
得点に絡みました(後半、チーム3点目のゴールを決める)。
非常に良かった試合だと思いました。

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一方、前選手のポジションは得点を10点、20点取ったり、
スーパーセーブをしたり、派手なポジションではないと思います。
サッカーを初めて見る初心者の方を含めて、
前選手のどこに注目すると楽しめるでしょうか?

前選手
僕のプレーは“ボール奪取”が一番の特徴だと思うので、
相手から予測してボール奪うところを一番見てほしいです。

中澤さん
ボールをさばくところではなく?

選手
ボールさばくことも好きです。

中澤さん
僕は前選手を見ていて、味方の2、3メートル前のスペースに
ボールを出せていると思います。
それは意識していますか?

前選手
意識しています。

中澤さん
僕はそれがすごく好きです。
ボールに意味を込めてパスもできるし、
そこからスピードにものれる。
味方も受けたら“前に行ける、行っていい”と感じます。

前選手
なるべくみんなに上がって、追い越してほしいので、
“上げられる、ここ行けそう”というときには前に出しています。

中澤さん
ちなみにこれまで対戦した選手の中で
一番やりにくかった相手は?

前選手
神戸のイニエスタ選手は
ボールをさらしてくれなかったですし、
奪いどころも見つけさせてくれませんでした。

中澤さん
イニエスタ選手と戦った選手はみんな言いますね。
“ボールが見えない、さらしてくれない”。
前選手がそこに気付くというところも
前選手が進化できるポイントだと思います。

前選手
今シーズンもう一度、
神戸と対戦する(10月16日)のでチャレンジします。

岡野
ここからは前選手の人物像に迫っていきたいと思います。

ピッチ上の前選手は、常に冷静沈着で状況判断に優れていて、
視野が広いという印象があります。
ご家庭ではいかがでしょう?

中澤さん
そう!
前選手のSNSも見ましたけれども、
奥様と2匹のワンちゃん。
犬好きに悪い人はいないと言いますからね。

前選手
そうなんです(笑)。

中澤さん
家でも冷静沈着なのですか?

前選手
家の中でもあまりしゃべらないです。
奥さんがすごく元気で、ずっと話しかけてくれるので。

中澤さん
家庭内での決定権やキャプテンシーは?

前選手
キャプテンシーは奥さんが持っていて、最後の決定権は僕にある。

中澤さん
なるほど!いい関係ですね。
奥さまが引っ張ってくれて、最終的な決定権は前選手にあると。
いいですね、うらやましい。

前選手
中澤さんは?

中澤さん
うちはキャプテンシーも決定権も、僕にはないですね。

前選手
(笑)

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岡野
前選手が“一番テンションが上がるのは、
どんなときですか?

前選手
ワンちゃんと遊んでいるときは楽しいです。
サッカーのことを忘れて、そこが癒しの時間です。

★中澤さんに聞きたいこと★

前選手
クラブでも代表でも、
キャプテンマークを巻いていたと思います。
キャプテンとして意識されていたことや
やっていたことがあれば教えてほしいです。

中澤さん
“チームがいい時も、悪い時も
常にポジティブで、いいエネルギーを発していたい”
そういうことを意識していました。

キャプテンがそういう雰囲気を出すと、あっという間にチームに伝わる。
不満があっても言いたいことがあっても、
まずチームが勝つためにはどうしたらいいんだろうと、
言動に気を付けていました。

あとは練習では誰よりも手を抜かない。
疲れていても連戦でも、練習は絶対に120%でやる。
それが、他の選手たちも“キャプテンがやっていたらやらないと”
という風に自然になるのが本当のプロの集団になると思います。

特にマリノスはプロ意識の高い選手が多かったので、
なおさらキャプテンをやる以上、やらないといけなかったです。


★中澤さんからエール★

中澤さん
誰よりも汗をかいて、チームを引っ張るキャプテンがいる
チームは強いと思っています。

笑顔を忘れずに、前選手らしくチームを引っ張ってもらえれば
もっと順位は上がると思います。
これからも応援させてもらいます。

それと、日本代表に入れるポテンシャルを持った選手だと思っています。
頑張っていると思いますが、頑張ってください。

前選手
そこを目指して、頑張ります。

岡野
前選手、中澤さんとの対談はいかがでした?

前選手
すごく楽しかったですしアドバイスももらったので
また頑張れます!

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(END)

愛犬の話をしている前選手の表情は
収録中、一番の笑顔でした☆

私も犬を2匹飼っています。
最後は岡野家のツートップで締めたいと思います。

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9月、特に頼もしかったフォワード陣。
(9番:フアンマ選手、11番:山岸選手)
残り8試合も期待しています!!

投稿者:岡野唯 | 投稿時間:11:50 | カテゴリ:キャスター日記 | 固定リンク


2021年09月24日 (金)頭皮&髪も夏バテ!?秋の紫外線対策


今日のバリサーチ、調査したのは。

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2000年代に関西を中心に大流行。
その特徴的なフォルムで通行人の視線をくぎ付けにし、
市民権を得た今でも独特な存在感を放つ、巨大なサンバイザーです。

日焼け対策の名プレーヤーとして、
長年、自転車利用者に愛用されています。

ところが、その意外な落とし穴(といいますか、ぼんやり気になっていた)、
「頭部の日焼け」について、追跡調査を行いました。

7月9日に放送した特別編「#てれふく 替え玉・特盛り増刊号」にて投稿をいただいた、
サンバイザー愛用者のエミさん(50代・女性)。

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真夏に肌を露出しない日焼け対策をされていましたが、
「サンバイザー着用時は、帽子をかぶらない」とのことでした。

サンバイザーを着用すると、頭にとりつけるホルダー部分と
帽子が当たってしまい、2つ同時にかぶることができないそうです。

その後、街中でサンバイザーを着用されている方を見かけましたが、
その多くの方が、頭部はむき出しのままでした。

ということで、9月。福岡市中央区にある発毛治療のクリニックを訪れ、
エミさんの頭皮の調査をお願いしました。

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結果は、頭皮がちらほらと赤くなっていました。
健康な頭皮は青白い色をしています。

「ひどい状態ではないが、紫外線が当たり続けると、
炎症や抜け毛につながるので注意してください」とのことでした。

長年、発毛治療を行うクリニックの浜中聡子先生にお話しを伺いました。

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【髪の分け目は要注意!】
分け目をつけた髪型の人は、分部部分の頭皮に集中して紫外線が当たってしまう
→帽子をかぶる、髪型を変えて分け目を変えるなど、紫外線が当たり続けないように対策を。

【頭皮&髪は秋こそ要注意!】
さらに、サンバイザー利用者に限らず、
秋も引き続き紫外線対策に注意を払ってほしい、とのこと。

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「秋口は一番抜け毛が多くなりやすい時期です。夏バテのときは、食欲低下や睡眠の質が悪くなり、身体的な負担が出てくると、髪も夏バテしてしまい、影響が出てきます」
「髪の毛の原料はたんぱく質。肉、魚、大豆など、できるだけ高たんぱく低脂肪な食事を心がけてほしい」

秋はバランスのよい食事と睡眠をしっかりとって、髪と頭皮の夏バテを解消しましょう!
(「頭隠して尻隠さず」ならぬ「顔隠して頭隠さず」にならないように…)

今回の調査は、エミさんの投稿「サンバイザー仲間を見つけてほしい」から派生して、紫外線対策について取材することにつながりました。改めましてエミさん、ありがとうございました。放送の感想、ご意見、新たなご要望など、引き続き皆さんからのリアクションをお待ちしています。

NHK福岡放送局
ディレクター 丸山光理

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投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:18:55 | カテゴリ:追跡!バリサーチ | 固定リンク


2021年09月24日 (金)「バイクの"騒音"」取材後記


9/10放送の『追跡!バリサーチ』はバイクの騒音に苦しむ現場を取材しました。
担当した記者の西潟茜子です。放送後、新たな動きがありました。

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今回の現場になった糸島市の二丈パーキングが10月1日から夜間閉鎖されることが正式に発表されました。発表の文書には、赤い文字で「一部の利用者による違反行為により近隣住民の皆さまに多大な迷惑をおかけしていることから、やむをえず夜間閉鎖を行うものです」と書かれていました。

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放送内容には盛り込んでいませんが、実は、このパーキングはもともと長距離トラックの運転手などの休憩用の施設です。だから24時間、利用できるようになっています。
ところが近くの有料バイパスが無料化され、バイパスを利用する人が増えたことから、駐車場の本来の目的が少しずつ変化する中で、放送でもお伝えした自動車やバイクの暴走行為や空ぶかしによる騒音が問題化しました。
発表文にある「やむをえず」という表現には、管理者の国やパーキングを観光資源の一つとしてきた地元糸島市など、「閉鎖」とは違う形で問題の解決を望んできた人たちの悔しい気持ちが込められていると私は思います。

夜間閉鎖によって、あのバイクの集団は、別の「居場所」を求めるのだろうか。

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彼らに直接、話を聞きに行って一番印象に残ったのが「居場所がない」という言葉でした。
バイクに乗って集まることができる県内の複数のスポットが閉鎖され、さまよう彼らの気持ちもわかるような気がしたからです。それはコロナ禍で、不要不急の外出が制限され、気軽に出かけたり、旅行したりすることができない私も自分の「居場所」を求めるような気持ちになることがあるからだと思います。

それでも、リサーチを進めていくと日常生活の「居場所」で苦しむ人たちの姿が見えてきました。二丈パーキング周辺の地域に住む人たちです。
当時の私の取材メモをご紹介します。

(6月14日の取材メモ)
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「静かにしていただけませんか?」と注意をした住民の方は「なんや、おまえ!」と怒鳴られ、その後1時間ほど家の窓にライトを照らされ、怖くて外に出ることもできなくなったといいます。その恐怖とストレスから、帯状ほう疹を患い、薬を飲まないと眠れなくなって本当に苦しいと話しました。「夜は安心して眠りたい」そんな声をたくさん聞ききました。
「夜、現場に行ってみてほしい。そうすればあなたも分かる」そんな言葉もたくさんかけられました。

また、地域に長年住んでいる住民の方からは、「以前からバイクがよく通る場所。こんなことで声を上げていたらきりがない。ここに住むのであれば仕方ないと割り切らなければ。これまで我慢してきたのだから」という声もありました。

住民の中には、市役所へ相談したという方もいました。ところが、騒音問題に対応する専門の部署はなく、さまざまな部署を紹介されるうちに、声を上げること自体がためらわれるような気持ちになったと困惑していました。

こうした状況から、実態をインタビューで応えてほしいとお願いしてもなかなか答えてもらえず、放送に向けた取材は難航しました。その中で、ある住民の方が、放送前日に騒音被害の実態について手紙で伝えてくださいました。
放送では一部の紹介にとどまったので、ここで全文を掲載します。


「ご担当者様
はじめまして。
202号線沿いに住む住民のものです。
糸島は海も山も近く、環境的に子育てにとても良いと思っていました。が、現状はとてもひどいもので、夜中はバイクや車によるドリフト行為で、
子供も泣きながら起きてしまい、私も不眠症になってしまいました。
元々パニック障害を患っており、正直この騒音のせいでとてもストレスのかかる生活を送っており、パニック発作も頻繁に出るようになりました。
二丈PAが集いの広場になっていること。
警察の方から、沿線上を行ったり来たりしながら、二丈PAに集まってきていると聞きました。一部のマナーやモラルのない方の行為によって、近隣住民の方の生活に支障をきたしていること。騒音がいかに心理的なストレスに繋がり、身体の不調にまでつながる事。
この現状をこのままで放置せず、管理者にはきちんと対応いただきたい。
実際にものすごいスピードですれ違うバイクや車と衝突をしかけて、
命の危険をも「何度も」感じました。
正直人身事故が起きるのも時間の問題と思っております。
明日自分の大切な人の命が奪われ、あの時二丈PAを閉鎖していれば、、、っていう結末にならないように。
一日も早い閉鎖のご検討をお願いいたします。
そして一日も早く、住民の方たちに平和な日常が戻りますように。
心より願っております。」


放送の最後で触れましたが、騒音は公害の一つです。その中でも「感覚公害」というものに分類されます。簡単に言えば「うるさい、くさい、きたない」など、人の感覚に作用する公害です。総務省によると「感覚公害」は公害被害のおよそ7割を占めています。日常生活に密着した公害とされる一方で、自治体に感覚公害を専門とする職員や部署が少なく、問題が長期化しやすくなる傾向にあるということでした。感覚公害は、個人差があり定量化も難しいため、具体的な解決策を導きにくい実態があることを知りました。

感覚公害。皆さんの身近に潜んでいないでしょうか?社会では、時として声を上げることが、傲慢だとか異常だと思われてしまうことがあるように思いますが、声を上げることで物事は少しだけ良い方向に動くかもしれない。今回の取材で得た私の実感です。


NHK福岡放送局
記者 西潟茜子

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投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:13:20 | カテゴリ:追跡!バリサーチ | 固定リンク


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