2020年06月19日 (金)避難とは?~おはよう九州沖縄スペシャルより~
福岡でも夜中に雨が強まりました。
さて、おはよう九州沖縄スペシャルでは、
東京大学大学院 客員教授の松尾一郎さんのお話とともにお届けしました。
放送に入らなかった内容も含めて、きょうは避難についてお伝えします。
避難とは、そもそも”難を避ける”こと。
避難所に行くことだけが避難ではありません。
大雨のおそれがあり、放送で避難を呼びかける時、身の安全を確保するための、とりいそぎの避難を呼びかけています。(災害が起こってしまってからの長期に渡る避難はまた別です)
密になりがちな避難所では、どんなところが感染症のリスクになるでしょうか?
・接触感染・・・ドアノブ、てすり、電気のスイッチ、トイレ等々、共用部分が多い。
・飛沫感染・・・くしゃみでは1.5メートル先まで飛ぶという実験結果も。床に落ちたウイルスは、ちょっとした空気の動きで巻き上がります。
水害と感染を避けるには!?「分散避難」
自分自身の安全な場所の選択肢を持っておくことが大切。身の安全さえ確保できれば良いのです。
・縁故避難・・・親戚や知人の家。家族であっても事前に”協定”を結んでおくと良いらしいですよ!
・在宅避難・・・自宅がマンションの高層階など、浸水や土砂災害のリスクがない場合。(ただし、停電や断水、外に出られない可能性もあるので、3日~1週間分の備蓄を。)
・避難所へ・・・選択肢が他にない場合は、迷わず避難所へ!
では、避難所での感染防止対策は?
スクリーニング・・・体調チェックして、感染の疑いがある人は別室にというふるい分けをすること。万が一、感染があった場合にクラスターの発生を防ぐことができます。
それぞれの感染防止対策・・・自治体よっては感染防止対策グッズが手に入っていないところもあります。対策グッズは自分自身で持っていくことがポイントです。
普段の持ち出し袋に、コロナ対策をくわえて。意外にうわばき・マイスリッパが大切。
自分の身を守ることが、周りの人を守ることにもつながります。
非常用持ち出し袋はいつでも取り出せるところに置いておいてくださいね。
投稿者:佐々木理恵 | 投稿時間:14時00分