初めて猫カフェにお邪魔しました。
猫の人懐っこさに、すっかりなごんだ時間・・・いえ、仕事だったのです。笑
1月末に放送した三毛猫研究のお話です。
三毛猫は、ほとんどがメスだとご存じでしたか?
センター試験にも出題されたほど定番の遺伝子の話なのですが、
どうしてこの柄になるのか、決定打までは実は突き止められていないのです。
――60年間も、謎のまま。
猫好きも唸りそうな謎を解明しようと立ち上がったのが、遺伝子学の権威、九州大学の佐々木裕之名誉教授です。
研究費は、あえてクラウドファンディングで資金を集めました。
限られた国からの研究費は、若手の研究者に回したいという思いが根底にあるとのこと。
結果につながりやすいものではない基礎研究では資金集めも一苦労、自由な発想で研究できる環境を整えたいと話していました。
常に世界と戦うサイエンスの世界で、日本の大学の研究費をどう確保していくかは課題のひとつです。
この研究も、どうやら海外にはライバルがいそうだとのこと。
ちなみに、今回、九州大学が実施したこれまでのクラウドファンディングの中で最高額が集まったそうです。研究では猫を傷つけないことがモットー。動物病院などから通常診療で得た研究サンプルを分与してもらって行います。
猫好きの皆さんの期待も背負って、研究が進み始めています!