オンベレブンビバ
2022年12月23日 (金)
大好きだった「鎌倉殿の13人」が終わってしまいました。
特に終盤は日曜夜8時が待ちきれないほどで、6時からのBSプレミアムを見ていました。
いわゆる「早鎌」です。
登場人物一人一人が本当に魅力的なドラマでした。
この前の日曜日の最終回は「こんな終わり方をするなんて!」と一瞬絶句して・・・、
まだご覧になっていない方のために、これくらいにしておきます。
すっかりハマってしまった今年の大河ドラマでしたが、
私の鎌倉時代についての知識が乏しいため、
番組開始当初は物語の展開について行けない部分もありました。
そこで購入したのが
この時代についての書籍。
ドラマを見た後に関連するページをめくると、時代背景や人間関係を理解でき、よりドラマを楽しむことが出来たのはもちろんのことでした。
さらにそれより驚いたのは、歴史上の本当に小さな出来事やエピソードが
今回のドラマでは時間をかけて実に面白く描かれていたケースが多かったことです。
三谷幸喜さんの脚本ってすごいなあと改めて思った次第です。
その中で最も印象に残ったのが「オンベレブンビバ」。
第37話のタイトルにもなったこの言葉、
坂東彌十郎さん演じる北条時政が突然口にする呪文です。
北条家最後の晩餐で、とても可笑しいにも関わらず、
また同時にものすごい悲しさを感じさせるシーンでした。
史実を超えた名場面だったと思います。
ということを振り返りながら「鎌倉殿」ロスと向き合う今日この頃です。
この喪失感を「どうする」と自問した結果、ひとまず家康に関する本を注文することにしました。