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能登半島地震から1か月が過ぎました

2024年02月02日 (金)

アナウンサーの藤澤です。
能登半島地震を受けて、リポーターとして石川県に来ています。

1月1日の地震発生から1か月が過ぎました。
今もなお、被災地の現状は過酷です。

金沢から能登半島の先端にある輪島市へは、
車で3時間半以上かかります。
高速道路の一部は使えるようになっています。
しかし、あちらこちらにくぼみがあり、
路肩が壊れているところがあります。
夜間は地面の様子がほとんど見えません。
高速道路も40キロ規制になっていました。
地面が陥没した場所に置かれたままの車もありました。
20210202road.JPG

「輪島朝市」で有名な輪島市河井町では、大きな火災が起きました。
いまも地震直後の火災で
焼け焦げたトタンや車がほぼ手付かずのままです。
火災を免れた地域でも、住宅が基礎から崩れていています。
かろうじて2階が残っている場所も少なくありませんでした。
20240202kawai.jpg

冬場の災害が体調をさらに悪化させています。

冷え込みも厳しく、朝は0度近くまで下がることがあります。
風が強い時には、体感温度はマイナス10度近くにもなる日もありました。
避難所で指摘されていたのが「低体温症」や「ヒートショック」です。

私が取材した輪島市では、トイレの寒さ対策が課題になっていました。
地震から1か月が経っても、輪島市はほぼ全域で断水が続いています。
水が出ないので、トイレは仮設のものが頼りです。
しかし、ほとんどが外に設置されています。
20240202toilet1_wm_704x396.png
避難所からトイレまでは2メートルもありませんが、
室内との気温差は20度以上にもなります。
心臓に負担がかかりやすい高齢者にとっては、
心筋梗塞や脳梗塞のリスクがより高まるので
注意が必要だと繰り返し呼びかけられています。

輪島市にある避難所では、
室内で使える簡易式のトイレの設置が始まっていました。

便座の中には袋がセットされています。
ボタン一つで袋が密閉されて出てくる仕組みです。
20240202toilet2.png

取材した日は、2階の部屋に設置する準備ができたことから、
さっそく取り付けが行われていました。
設置を進めるボランティアグループでは、
「寒さへの対策も必要だが、トイレを控えるために水を取らないことも体調の悪化に輪をかけてしまう。室内にもトイレを設けることで、少しでも健康を守ることにつながれば」と話していました。

20240202house1.JPG
地震はいつ起こるか分からない災害です。
だからこそ、いざという時に何ができるか
普段から考える必要があると改めて感じます。 


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