アナウンサーの廣瀬雄大です。
2人の子どもがいますが、思い返すと、彼らには最近怒ってばかりだなぁ。
残念なことに、福岡県でも相次ぐ、子どもの「虐待」。
そうしたニュースを伝える立場にいて、原稿を読むたびに胸を痛めていますが、一方で、不安もふくらんできます。
この加害者の親と、私に、何か差があるのか?と。
言うことを聞かずイライラすること
寝付いてくれず、頭を抱えたこと
何度もありました。
っていうか、今日も…。
虐待に至るまで、そしてその日々に、何が起きていたのか
何か止める手立てはなかったのか
今回、2020年に福岡県で起きた事件に、ドラマとドキュメンタリーで迫りました。
3歳の男の子が、その尊い命を落としてしまった事件。
裁判の傍聴や、親への取材を重ねました。
担当の中村ディレクターは…。
「子供への体罰禁止など、権利保護にも目が向けられるようになり始めた一方で、相次ぐ児童虐待。
報道があるたびに、多くの人が、許せないと怒りを覚え、そのやるせなさに胸を痛めているのではないかと思います。
今回、私は福岡県で起きたひとつには事件を取材しました。
番組の最後に、30年以上虐待に向き合い、家族の問題を研究している専門家2人に話を聞いています。
『どうしたらよかったんでしょう』・・・。
全ての現場で、みんなが言葉に窮し、簡単に「これだ」という答えを出すことはできませんでした。
事実を基にした「事件が起こるまで」のエピソードが、わたしたちの社会と地続きの問題だと捉えられるのか、、
これからも取材を続けていきたいです。」
とのこと。
子どもを守るには何ができるのか
子育てに取り組む親を どうすれば孤立させずにすむのか
本当に、そのとき、親は、周囲の人間は、声を上げられるんだろうか。
一緒に考えてください
11/4(金)午後7:30~ 放送です。