~コラム~
(2019年4月11日)
「幸せな人生を求めて」
角谷アナの取材後記
突然ですが、33歳独身の私。
周りから、「そろそろ結婚したら」とよく言われるようになりました。もちろん、素敵な人と結婚しよう!そんな願望はあります。しかし、今の日々の生活に幸せを感じていないのかといえば、決してそんなことないのです。ちゃんと幸せで楽しいのです!
これはなぜだ?!考えてみました。
答えへの手がかりが、紅谷医師へのインタビューにありました。
キーワードは、「覚悟」「選択」「つながり」。
私は、「将来結婚したい」と思いながらも、
今は、アナウンサーとしての腕を磨きたい、たくさん本を読んで勉強したい、
趣味のスポーツを楽しみたいなどなど。
そうした数々の選択肢の中から日々自分で選びながら、前に進んでいるんです。
良くも悪くも、20代のころよりちゃんと考えるようになりました。
しかも、そうした「選択」と「覚悟」の上で出会う方々とはより深くつながり、そのつながりが自分にとって大事なものになっていく、ということが多いと感じています。
「覚悟」して「選択」し、人と「つながる」こと。
紅谷さんのことばは、人生を前向きに、そして幸せに送るための大切な考え方だと気づかされました。そして、こうした人生哲学は、紅谷さんが話されていた「在宅の現場から見る幸せ」や「ポジティヴヘルス」の背景にもあるのではと、取材後に感じるようになりました。
人生の最終盤を過ごすのは「在宅」か「病院」か、また究極的には「どう生きてどう死ぬのか」。考えることは、簡単ではありません。それでもやはり、「覚悟」「選択」「つながり」がキーワードになりそうです。紅谷さんとの出会いを機に、自分なりに勉強していこうと考えています。
(2019年4月1日)
「女性就業率1位の謎」
植田祐記者の取材後記
多くの人の「幸せ」のあり方と向き合う取材をしていると、これまでにない感覚を覚える自分がいました。
取材中ずっと心がざわつくのです。「自分の幸せ」って何だろうと…。
取材先にお邪魔して「幸せな家庭だなあ」、「こういう幸せのかたちもあるんだなあ」と思うたびに、じゃあ「自分の幸せって何なんだろう」、「幸せであるためには何が必要なんだろう」という思いが頭をもたげ、ロケ取材の帰りにカメラマンと「今幸せですか。僕は…」と語り合い、ああだこうだと意見を交わしながら帰ってきました。
そうして出した今回の取材が、みなさんにとって「自分や家族の幸せってどういうことだろう」、「今って幸せなのかな」、「幸せに暮らすためには何が必要なのかな」と考えるきっかけになれば嬉しいです。
このシリーズを通して、自分もそういう“人生の根っこ”にあるテーマと向き合い、「人それぞれの幸せ」のあり方を伝えていきたいと思います。
『幸福度日本一ふくいの謎』、今後もさまざまなテーマを取材・展開していきますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。