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ニュースザウルス 食探いろどりレシピ 2020年11月5日(木)

食探いろどりレシピ

2020年11月5日(木)
出演者:タレント・敦士さん

「今から旬!阿納(あの)の“若狭ふぐ”婿養子の絶品マル秘めし!」

    タレントの敦士さんが、小浜市内外海半島の穴場の漁港を訪れ、知られざる港のマル秘めしを探すシリーズ。第1回は、阿納地区の港。釣り堀もある観光の町で、民宿が18軒建ち並びます。集落を歩いてみると、至るところにふぐの看板が。阿納は、ふぐの養殖が有名なんです。港で出会ったのは、阿納体験民宿組合   組合長の河原和夫(かわはら・かずお)さん。これからふぐのえさやりということで、船で3分のいけすを見せてもらいました。こちらで育つのが「若狭ふぐ」。若狭湾で育てられたトラフグです。北限の地、冷たい水が育む引き締まった身と、ほのかな甘みが絶品。苦労を重ね、30年かけて阿納地区の名物にしてきました。
    見たら食べたくなるということで、河原さんの民宿へ。まず出てきたのは、名物の焼きふぐ。地元の宿や店でしか食べられない、若狭ふぐらしい味わいを楽しみました。自慢のふぐ料理を出してくれた河原さん、実は、街中育ちでサラリーマンでしたが、民宿の跡継ぎだった奥さんと結婚。婿養子になったそうです。包丁の扱いもゼロから学び、ふぐのさばき方もマスターして、宿と町をもりたててきました。
    そんな河原さんに教えてもらったマル秘めしは、しょうゆなどの秘伝のタレに漬けたふぐをバーナーであぶり、黄身を落とした“若狭ふぐのあぶり卵かけご飯”。残ったふぐの切れ端で作る、賄い飯です。あぶった身のホロホロの食感とそれを優しく包む黄身のまろやかさが絶妙。阿納のマル秘めしは、婿養子の努力が詰まったマル秘な味でした。