2018年3月26日(月)
出演者:食探料理人 栗塚明さん/食探案内人 宮崎芽衣キャスター
今回の食材は「さばえ菜花」。観賞用と食用どちらも楽しめるのが特徴で、鯖江市の特産品です。この時期になると田んぼや川沿いなど黄色の花が咲き乱れ、鯖江市を春色に彩ります。食用としては、現在、10軒の農家が菜花を作っています。その中の一人、瀬戸川善一さんを訪ねました。11月から4月まで主にハウスで作られている菜花は、いまが収穫の最盛期。栽培場所に足を踏み入れると緑の葉が広がります。菜花といえば、つぼみのついているものがおなじみですが、さばえ菜花は、品種改良しているため、より早い葉の時期から柔らかく食べられるんだそうです。ほうれん草や小松菜のような見た目で、甘みとほのかな苦みがあって食べやすいと評判です。このさばえ菜花は、元々川の景観や雑草対策に使われていた菜花を食用にもできるようにと、16年前に開発されたもの。4月には、毎年、「さばえ菜花まつり」が開かれ、地元の飲食店などが菜花入りの料理や加工品を販売します。そんな市民に愛されている菜花は、若い葉の段階から成長した後まで楽しめます。つぼみが芽吹く頃に茎を折って収穫する一般的な菜花は「折り菜」とも呼ばれ、菜花が一番柔らかい状態だそうです。花が咲くとかたくなって食べられませんが、見た目と香りで春を感じさせてくれます。まさに、見ても食べても楽しめる「さばえ菜花」を使って春らしい料理を作りました。
菜花たっぷり!春色ギョーザ