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 2016年2月29日(月)
 出演者:食探料理人 栗塚明さん/食探案内人 別司愛実キャスター


ぷりぷりこんにゃくのスティック春巻

訪ねたのは、池田町の最南端、山間に位置する魚見地区です。
こんにゃくは、15年前にできた「魚見手作りこんにゃく道場」という施設で作られています。ここでは、魚見地区に暮らす女性5人が昔ながらの方法でこんにゃくを手作りしています。
また、こんにゃく作り体験も実施しており、年間150人が訪れているといいます。
魚見地区では昔から家庭でもこんにゃくが作られていて、道場で働く女性たちも、みなさん家でも作って食べているベテランです。
ここで作るこんにゃくの原料は、秋に収穫して冷凍しておいた池田町産のこんにゃく芋。芋を丸ごと使う魚見のこんにゃくは、風味が強く、ぷりぷりとした食感が特徴です。
こんにゃく作りは皮をむいた芋をミキサーにかけ、粗く砕く作業から始めます。 砕いた芋は、さらに手のひらを使って細かくすりこみ、体重をかけてのばします。この作業を入念に行うことで、だまになるのを防ぎ、なめらかな舌触りになるんです。芋がなめらかになったら、ちょっとずつ水を加えこねていきます。芋は少しずつしか水を吸わないため、時間をかけて吸収させていきます。この作業を1時間繰り返すことで歯ごたえのよいこんにゃくに仕上がるんだそうです。ほどよい柔らかさまでこねたら凝固剤を入れ、木枠に入れて形を整えます。鍋でしばらくゆでたら完成です。
手作りなので一つ一つに“味”がある魚見のこんにゃく。今回はそんな愛情たっぷり、食感ぷりぷりのこんにゃくを使って料理を作りました。


 



「ぷりぷりこんにゃくのスティック春巻」

 

 


皮をパリッと焼き揚げることで、こんにゃくのぷりぷり感をより引き立たせた一品です。

 







 

 

<材料およそ2人分(3種×2本)

 
こんにゃく 250g
春巻の皮 6枚
水溶き小麦粉 適量
大葉 12枚
油揚げ 1枚
ねぎ 10cm
田楽みそ 適量
しょうゆ 大さじ1
サラダ油 適量
スライスチーズ 1枚
梅肉 適量
キムチ 適量
レモン(輪切り) 2枚
ミニトマト 2個
レタス 適量

 

 

<作り方>

【こんにゃくの味付け】
・こんにゃくを1cm幅の厚さで6等分し、両面に切り込みを入れたら、さらに半分に切ります。
・フライパンに油を引き、強火でこんにゃくを炒めたら、しょうゆを加えてさらに炒めます。


【春巻作り】
春巻の皮に大葉を並べ、炒めたこんにゃくをのせます。
その上に、3種類(田楽みそ味・梅肉チーズ味・ねぎキムチ味)のトッピングをのせる。
  <田楽みそ味>…田楽みその上に、ねぎ、油揚げ
  <梅肉チーズ味>…梅肉の上に、スライスチーズ
  <ねぎキムチ味>…ねぎとキムチ
巻いて、水で溶いた小麦粉でとめます。


【炒め、盛りつけ】
・春巻が浸かるくらいの高さまで入れた油を強火で熱します。
・油が温まったら弱火にして春巻を入れ、きつね色になるまで揚げます。
・カップにレタスをしき、揚げた春巻、トッピングのレモン、ミニトマトをのせたら完成です。

 

 

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