訪ねたのは、大野城が見下ろす町の中心部で毎日開かれている七間朝市。
４００年以上の歴史がある大野市を代表する風景です。そんな朝市で最初に見つけた食材は、この時期の大野の代表食材｢上庄里芋｣。身の締まりがよく煮崩れしないのが特徴です。
上庄里芋を作って２０年の山田久子さんは、「おいしさの秘訣は土壌作りにある」と言います。
耕うん機で土を細かくすることで作る丸い芋は、栄養分、繊維がまんべんなく行き届いていて、モチモチとした食感になると言います。
次に訪ねたのは、一風変わった野菜がずらりと並ぶお店。
カラフルな野菜から海外生まれの珍しい野菜まで、年間およそ３００種類の野菜が売られています。
作っているのは朝市歴８年の佐藤順子さん。実家が農家の佐藤さんは、自分で食べてみたいという理由で珍しい野菜作りを始めたそうです。
そんな中、料理人の光森さんが注目したのは、今が旬の大根。
海外生まれの黒い大根や緑の大根、さらに中が赤色のかぶのようなものまで、様々な大根が並びます。料理に彩りを添えます。
その後も七間朝市を散策し、原木栽培で育つしいたけを購入。
今回は七間朝市で買い集めた里芋、大根、しいたけをＸＯ醤で炒める中国料理を作りました。

＜材料＞およそ４人分

(※) 手作りＸＯ醤の材料　（およそ４人分 + 保存用１２人分）

＜作り方＞
【食材の下準備】
・里芋はゆでずに生のまま縦に４等分に切り、大根、しいたけも同じ大きさに切りそろえます。

【簡単！手作りＸＯ醤】
・弱火で熱したサラダ油に、みじん切りにしたたまねぎを入れ炒めます。
・たまねぎが透き通るまで炒めたら、みじん切りにしたにんにくを入れ炒めます。
・にんにくが香ってきたら、小口切りにした赤とうがらし、砂糖、しょうゆ、オイスターソースを入れ、炒めます。
・水で戻したさきいか、かつおの削り節を入れよく混ぜます。
・火を止め、シナモンパウダーを入れて混ぜたら完成です。

【炒め】
・中火で熱したサラダ油に、里芋を入れ炒めます。
・里芋の片面がきつね色になったら裏返し、しいたけを入れて炒めます。
・しいたけが油を吸ってしんなりしてきたら、大根を入れて炒めます。
・大根が発色する程度に軽く炒めたら、ＸＯ醤を入れ全体になじませます。
・最後にしょうゆで味をととのえ、みりんで照りとつやを出したら完成です。