2022年03月04日 (金)田谷 徹さん(日本)

田谷 徹(たや とおる)さん

(株式会社農園たや 代表取締役)

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【経歴】

・インドネシアにあるボゴール農科大学大学院で農村社会学を専攻

・福井市高屋町にある、農園たやを経営

・2008年からインドネシア農業技能実習プログラムを開始

・インドネシアにあるタンジュンサリ農業高校の卒業生を対象に、実習生の

    調査から実習・卒業研究・帰国後の支援まで、ビジネスプランの作成を軸に実習プログラムを実施

 

「夢を現実にするチャンス」がある実習生

平均月収(へいきんげっしゅう)が日本に比べて低いインドネシア。実習生たちは日本で実習することで、彼らからしてみれば多額の資金(しきん)を得ることになります。しかし、これまで多くの実習生は自分が成功者(せいこうしゃ)になったかのようにお金を使い、すぐに使い切ってしまっていました。そこで、実習生に有意義(ゆういぎ)なお金の使い方を考えてもらうプログラムを作成したのです。実習生には金融(きんゆう)に関する知識や情報を正しく理解し、主体的(しゅたいてき)に判断(はんだん)することができる能力(のうりょく)を学んでもらったり、両親(りょうしん)の仕事の詳細(しょうさい)を調べさせたりしています。こういったことが実習生たちのマネジメント能力を養(やしな)うのです。

 

地元のスーパースターにインタビュー!?

自身が仕事にしたい分野で目立った実績(じっせき)を残している人を「スーパースター」と呼び、実習生にリサーチをさせています。実績を残している生産者には必ず何かしらの理由があります。実習生は自分の足で取材をし、どういった点が他の生産者と違うのか、自分にはスーパースターの工夫(くふう)を実現できるのか、実現するためにはどれくらいの投資が必要なのかなどを考えることで、マネジメント能力(のうりょく)を養(やしな)っています。

 

コミュニケーションツールは「俳句(はいく)」

外国人が日本で実習をする上で、最も重要なのは「日本語の習得(しゅうとく)」です。俳句は五・七・五の十七音でできています。「取り合わせ」は季語と自分が感じたことを合わせて俳句をつくる方法です。自分が感じたことは同じでも、季語を変えることで俳句の印象は大きく変わるのです。その印象の変化は実習生も理解できます。自分で俳句をつくってみる、みんながつくった俳句の感想を言い合ってみる、そんなところからコミュニケーションは生まれ、日本語の習得につながるのです。

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企業は外国人の受け入れをすべき

私は実習生を受け入れたことで、人事・総務(そうむ)系の業務の「効率化(こうりつか)」につながりました。要因(よういん)の1つには「「ユニバーサルデザイン」を取り入れたことがあります。日本人とは全く価値観や文化が異なる彼らが効率的に働くことができる仕事場を作ることができれば、実は、日本人も効率的に働くことができるのです。経営者は外国人が活躍できる場を作ることで職場全体の生産性の向上を実現できるのです。

投稿者:ハロー!ネイバーズ | 投稿時間:18:30

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