2021年05月14日 (金)福井市・社南地区でみつけ隊!【上原 美穂】

5月10日(月)放送の「ほやほやみつけ隊」は、福井市社南地区(やしろみなみ)をご紹介しました。
福井市の南西部・足羽山のふもとに位置する社南地区。商業施設も多く、生活に便利な住宅地です。
地域の高齢者の交流の場となっているのが、こちらの施設です。
週に2回、地区のボランティアのみなさんの協力で開かれる「しんたなカフェ」。
体操や卓球バレーなど、楽しみながら体力作りに取り組んでいます。
これまでにも、お花見や温泉旅行に出かけるなど、仲の良さも自慢なんだそうです!
さて、一福丸からの指令はこちら。
【指令】人はなぜ、壁に登るのか。解明せよ!
社南にある壁というのがここ!
本格的なクライミングが体験できる、県の施設です。
外の壁はなんと15m!ビルにすると約7階の高さ。
実はこの建物、元々は消防学校で、高い場所で行う訓練の施設を改装して作られました。
2時間の講習を受けると、誰でも気軽にクライミングを体験できます。
クライミングの達人だという佐伯 和真(さえき・かずまさ)さん。
施設の中を案内していただくことに。
巨大な壁に四方を取り囲まれた、異様な空間!!
壁の高さは9mもあります。
この施設ができて23年。
さまざまな思いを持つ人たちが通い続けています。
福井市内から通う坂東 知範(ばんどう・とものり)さんと、坂東 美紀(ばんどう・みき)さんご夫婦です。
いつも、お互いの命綱を握っています。
信頼しているからこそ、いちばん安心して任せられるそうです。
ロープが結ぶ、夫婦の絆を感じました。
続いては、地元の社南地区に住む、大学2年生の花村 樹(はなむら・いつき)さん。
クライミングをするお父さんの姿に憧れて、小学5年生から始めました。
大学生となった今では、お父さんを追い抜くこともあるそうです。
この施設で力を入れているのがジュニアの育成。
週に4日、ジュニア専用の練習時間が設けられています。
いつかは日本代表!と夢見る子どもたちがたくさんいます。
その一人。中学3年生の木津 紅葉(きづ・くれは)さんです。
福井県代表として、初めて北信越大会に出場します。
無謀にも、対決を挑みました!
ハンデをもらい、私は傾斜がない壁を登ることに。
見守る子どもたちの声援が飛び交う中、
先行したのは、頭の回転の速さが持ち味の木津さん。
迷うことなく登っていき、先にゴール!!
さすが福井県代表選手!早かった。。。
不格好ながら、私もなんとか登りきることができました。
みんなの声援のおかげで、今まで登れなかった壁が登れるようになった時もあるそうで、声援は木津さんの力になるといいます。
木津さんの今後の夢は、国体に出場することだそうです。
一福丸からの指令。「人はなぜ壁に登るのか」。
壁が結び付ける人々の絆に、その答えがあるような気がしました。
■お問い合わせ
福井県立アーチェリーセンター・福井県立クライミングセンター
住所:福井県福井市合谷町1-1
電話:0776(33)3444
