2022年06月10日 (金)美浜町耳地区でみつけ隊!【北川 玲子】

6月6日(月)放送の「ほやほやみつけ隊」は、
美浜町耳地区に行ってきました♪
美浜町の中心部、耳川の東部に広がる耳地区。
まずは、公民館を訪ねてみると…
まず目に入ったのは、美浜町歴史文化館の文字!
場所を間違えたのかと思いきや…
出迎えてくださったのは、耳公民館・館長の森本哲さん。
じつは耳公民館は、歴史文化館と併設されているんです。
歴史文化館では、美浜町で発掘された土器や、昔から使われてきた生活用具などを展示しています。
公民館の一室でも、かつての耳地区を写した写真パネルを見つけました!
その中には、公民館の目の前を通る「県道」が完成した、昭和9年当時の写真もありましたよ!
この写真コーナーは、地域の人たちに大人気!
いつでも見られるように公民館に常設しています。
耳地区での今回の指令は、
「超多才!地区の頼れるヒーローを探せ!」
館長さんによると、耳地区の自然に詳しく、工作も得意だというその人物。
学校の先生?それとも大工さん?
気になるその人物の職場をたずねてみました。
やってきた場所には、壁がどこにあるか分からないほどの道具の山!
そこで出会ったのは、仲嶌富士男さんです。
超多才なヒーローの正体とは、看板を制作している「看板職人」。
耳公民館の看板も仲嶌さんが作ったものなんです。
しかし、「超多多才なヒーロー」たるゆえんはここから。
依頼があるのは、看板だけじゃないんです…。
修理や復元が得意な仲嶌さん、
オルゴールなど、依頼されたものは何でも直してしまうんだそうです!
小学校からは、こんな依頼も…
作業場で見つけたのは、本を持たない二宮金次郎像。
これも、これから元通りに修理するんだそうですよ。
どんな依頼も引き受ける仲嶌さん、たった1度だけ断った依頼があるといいます。
それは、「お餅を作ってほしい」という依頼。
さすがにお餅作りは看板職人の域を超えていますよね!餅は餅屋…。
それだけ地域の人から絶大な信頼を得る仲嶌さん。
その多才ぶりを公民館が放ってはおきませんでした。
2年前から、公民館講座の講師を頼まれるようになったんです!
これまでに開いた講座は、レタリングや、防災などで役立つロープの結び方、自然学習、手話サークルまでジャンルを超えてなんと10以上!
どんなことにでも興味がわくという仲嶌さんは、気になったことを突き詰めていくうちに、できることがたくさんになったというんです!
すごいですよね!
今回、特別に公民館講座で人気の「流木工作」を教えていただくことに!
流木工作とは、耳地区の海で拾った流木を材料に、工作をするものです。
昔に比べて海に訪れることが減ってしまった今の子どもたち。
海の美しさや、一方で漂着ごみも落ちていることなどの現状を
目で見て確かめてほしい、という思いがあるといいます。
まずは、作品に使う「流木」探しからスタート!
仲嶌さんによると、太すぎるものより、細い流木を選ぶとあとで加工しやすいとのこと。
講座では、子どもたちの選ぶ流木にはそれぞれ個性があっておもしろいそうです。
流木は、工作で必要な分だけ集めましたよ。
材料がそろったら、公民館をお借りして作品作りです!
集めた材料からイメージを膨らませます。
久しぶりの工作!
思わず、カメラを忘れて没頭してしまいました!
そして出来上がった作品が…
こちら!
・・・みなさん、カメに見えましたか?
(一番下の大きな平の木は、土台です!笑)
作品の出来はさておき、
流木工作、とっても楽しかったです!!
仲嶌さんの作品と並べるとこんな感じ!
仲嶌さんは、まだまだ講座の題材にするアイデアがたくさんあるそう。
これからも少しずつ実現していきたいと笑顔で話してくれました。
まさに、耳地区の盛り上げに一役買っているヒーローですよね。
物作りを通して、耳地区の素敵な自然と、ヒーローの熱意に触れることができました~!
耳地区のみなさん、ありがとうございました~☆
