2020年11月02日 (月)敦賀市・愛発(あらち)地区でみつけ隊!【北川 玲子】

11月2日(月)放送の「ほやほやみつけ隊」は、敦賀市の愛発(あらち)地区に行ってきました♪
地区には、JR北陸本線や2本の国道がとおり、関西・中京と北陸を結ぶ交通の要となっています。
こちらは、江戸時代後期に敦賀の港と結ばれ、船で物資を運ぶのに使われていた舟川。訪れた日は気持ちのいい秋晴れ!川のせせらぎがとっても心地よかったです。
ことし、敦賀市・南越前町・滋賀県長浜市をつなぐ旧北陸線の鉄道遺産が、
日本遺産に認定されましたが、実はその遺産が多く残る愛発地区!
時をこえて鉄道の歴史を伝えるスポットを訪ねましたよ!
①旧北陸線~小刀根(ことね)トンネル~
まずやってきたのは、敦賀市の文化財に指定されている小刀根トンネル。
明治14年に建設された小刀根トンネルは、
なんと現存する鉄道トンネルの中では最も古いんだそうです!
実は敦賀、日本海側で初めて蒸気機関車が走り始めた場所。
昭和32年まで、小刀根トンネルを蒸気機関車が駆け抜けました。
トンネルについて教えてくださった、平川幹夫さんと田中静穂さん。
田中さんは敦賀の高等学校に通うために、蒸気機関車に乗ってこの小刀根トンネルを通過していたそうですよ!
小刀根トンネルの中は、蒸気機関車が走っていた当時のすすの跡が残っていたりと、いろんな発見があって興奮しました~!
②旧北陸線~疋田(ひきだ)駅~
続いて訪ねたのは、旧北陸線の疋田駅。
かつて愛発地区には、新疋田駅のほかに刀根駅と疋田駅の2つの駅があったんです。
疋田駅の跡がこちら!面影が全くないように見えますが…
実は、こちらの石積みが当時のプラットフォームなんです!
疋田駅について教えてくださった、長谷川靖(きよし)さんと眞杉繁さん。
北陸線の経路変更のため、昭和39年に役目を終えた疋田駅ですが、
当時の記憶を懐かしそうに話してくださいました!
旧北陸線の面影が消えていく中、地区に唯一残る新疋田駅には、みなさんの鉄道を愛する思いが引き継がれていました。
新疋田駅は、鉄道愛好家の写真スポットとして有名で、
駅の構内には、600枚以上の鉄道の写真が!
愛が出発する場所、愛発地区!
地区の皆さんの鉄道愛をたっぷり感じることができました~★

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