北川 玲子
12月19日(月)放送の「ほやほやみつけ隊」は、
坂井市加戸・公園台地区に行ってきました♪
坂井市の北部、加戸・公園台地区。丘陵地に畑が広がり、農業が盛んな地域です。

憩いの場所になっているのは、コミュニティセンター。
この日は、体操サークルのみなさんが活動していました。
音楽に合わせて、楽しそうに柔軟体操をしていましたよ~!

そんなセンターに、冬になると登場するのが…

イルミネーションです!
ことしで5回目。今回は「光の水族館」がテーマになっています!
中央で輝く「クリスマスツリー」と「ペンギン」は、
地域の子どもたちがデザインしたそうです。
加戸・公園台地区での今回の指令は…
「先人からの贈り物!“旧門”の教えを調査せよ」
訪ねたのは、地区にある加戸小学校。

入口ではなく、体育館とプールの間という不思議な場所に、古そうな門を発見しました!

齋藤校長にお話を聞いてみると…。

この門は、今の校舎ができる前、昔の加戸小学校の門だったそうです。
なんと100年前の大正時代からあるそうですよ!
今では、「旧門」として親しまれているこの門。
大事にされている理由は、この門に刻まれた“文字”にあります。

この門には、
「書有れども読まざれば子孫愚かなり。」
「田有れども耕さざれば倉廩(そうりん)虚(むな)し。」
という漢文が刻まれています。
中国・唐の時代の詩人・白楽天(はくらくてん)の詩が元になっているという2つの言葉。
「本や田んぼがあっても、実際に読んだり耕したりしなければ意味がない。」
学ぶことや働くことの大切さを教えています。
今では、加戸小学校の校訓として、子どもたちが毎朝ホームルームで暗唱しています!
この言葉を胸に、日々新たな学びが重ねられていますよ!
5年生の皆さんが、ことし始めた活動を教えてくれました。

見せてくれたのは、鉢に植えられたお茶の木。
実は加戸小学校、校章にお茶の花が描かれています。

というのも、加戸地区は昭和50年代までは茶畑が広がっていました。
県外にまでお茶を出荷する産地だったそうです。
しかし、大規模な土地改良で姿を消してしまった茶畑…。
加戸のお茶を復活させようと、ことし、5年生がお茶の木を育て始めたんです。
そんな子どもたちを見守るのは、御年87歳。かつてお茶農家だった西善夫さんです。

大好きだったお茶の復活に協力したいと、
西さんは子どもたちにお茶の授業を開いています。
加戸のお茶を忘れず子どもたちが再生プロジェクトをしてくれることについて、
こんなにうれしいことはない!と笑顔で話してくれました。
旧門の教えを実践する動きはほかにも。
地区に住む梨農家、木下良治さんです。

木下さんは農家仲間たちと一緒に、
毎年子どもたちにサツマイモやスイカづくりなどの農業体験を続けています。
土と触れ合う機会が少なくなった今の時代、
農業体験を通じてたくさんのことを感じてほしいと話していた木下さん。
次の世代に、農業の楽しさや大切さを伝えていきたいそうです!
大人から子どもへと受け継がれる旧門の教え。
先人が未来に残した、大切な贈り物でした★

/メリークリスマス♪\
投稿者:北川 玲子 | 投稿時間:15:00
11月21日(月)放送の「ほやほやみつけ隊」は、
美浜町北西郷地区に行ってきました♪
美浜町の西部、北西郷地区!
三方五湖の「久々子湖(くぐしこ)」と「日向湖(ひるがこ)」があって、
天気が良い日は穏やかな景色が広がります。
久々子湖といえば、ボート競技!

(↑久々子湖)
4年前に開催された福井国体でも会場になりました。
この大会、福井県勢は5種目で優勝するという快挙も成し遂げていますよ。
一方、漁船が並ぶのは、日向湖。

(↑日向湖)
湖畔は、漁師町として栄えてきました。
日向湖は、海とつながっています。ここから海に出て、漁を行うんです。
定置網の水揚げはもちろん、タコやアナゴの漁師さんも多いんだそう!
取材した日にも、道すがらあちこちに干物が干してあって、
漁師町の雰囲気を味わえました♪

そんな北西郷地区での今回の指令は、
「ボートの町・美浜が誕生した歴史を調査せよ!」
大きなヒントがあると聞いて訪ねたのは、北西郷公民館。

北西郷公民館の建物は、7年前に閉校になった旧美浜北小学校の校舎!
迎えてくれたのは、館長の高木正さんです。

小学校の面影を今も残す公民館。
かつての教室は、小学校の思い出を伝えるメモリアルルームや、
キッズルームに生まれ変わっていました!
そんな公民館で、ボートの歴史を探してみると…あるものを発見!

美浜北小学校の歴史を伝える看板。
「昭和43年9月4日、第23回国体夏季大会漕艇競技場会場となる」
と書かれていました!
事実確認のため、美浜町教育委員会に聞いてみると…
なんと、久々子湖でボート競技が行われるようになったきっかけは、
昭和43年に福井で初めて開かれた国体なんだそうです。
旧美浜北小学校と久々子湖がボート競技の会場に選ばれたことで、
国体に向けて、久々子湖ではボートコースが整備されました。
開会式は、ほとりにたつ美浜北小学校のグラウンドで開かれ、
当時の皇太子ご夫妻も訪問されました。
開会式には、地域の子どもたちが鼓笛隊を作って参加。
その様子を知る方にお話を聞くことができました!

当時小学6年生だった、地区に住む藤間豊幸さんです。
鼓笛隊の総指揮者を担当しました。
今でも指揮した鼓笛隊の様子を鮮明に思い出せるほど、心に残る出来事だったそうですよ。
昭和43年の福井国体から始まった、美浜町のボートの歴史。
今では、久々子湖で毎年「美浜町民レガッタ」が開かれるほど、
地域のみなさんはボートが大好き!!
地域や職場、学校の仲間とクルーを組んでたくさんの方々が参加しています。
先月、3年ぶりに開かれた大会では、にぎやかな声援が久々子湖に帰ってきました!

大会前には清掃活動を行うなど、地域のみなさんが大切に守り継いでいます。
これからも、ボートの町として盛り上げていってください!
北西郷地区のみなさん、ありがとうございました★
投稿者:北川 玲子 | 投稿時間:15:14
9月12日(月)放送の「ほやほやみつけ隊」は、
おおい町佐分利地区に行ってきました

大飯高浜インターを下りてすぐの佐分利地区。
京都府と隣接した山あいの地域です。
★佐分利地区紹介その①「築230年の古民家を活用!」
地区にある改装中のこちらの古民家…

江戸時代にこの地区を取り仕切っていた庄屋が住んでいたもので、
なんと築230年を超えています。
その歴史を後世に残し、地域の交流場所として生かせないかと、
地元の建設会社が再生プロジェクトを立ち上げました。
今後は、レストランやサロンが楽しめる複合施設として生まれ変わります!
オープンは11月末の予定。楽しみですね!
★佐分利地区紹介その②「きのこの森」
おおい町は、シイタケやマツタケなどの出荷が盛んな町。
そんな自慢のきのこをPRするために作られたのが「きのこの森」。

広い芝生が広がっていて、子どもたちが楽しめる遊具がいっぱいあります。
巨大なキノコの形をした塔もそびえ立っていて、どこもかしこもきのこだらけ!
施設の中心になっているのは『きのこものしり館』です。

国内にはどんなきのこがあるのかが分かるようになっていて、
珍しいキノコに関する資料などが展示されています。

シイタケの栽培をする施設もあって、年間4.5トンを出荷していますよ~!

そんな「きのこの森」で出会ったのは、
佐分利地区に住む“きのこアドバイザー”、角谷明博さんです。

1997年に林野庁が創設した“きのこアドバイザー”。
キノコ狩りでの食中毒が問題になる中、正しいキノコの知識を広めるために研修を受けた専門家です。
福井県で、これまでにアドバイザーに合格したのは18人。
なんと、この数は全国1位!
角谷さんは毎月2回、きのこ採集に出かけています。
これらはその時におおい町近辺で採取したきのこたち!
350種ほどあるそうです。

今回、私も角谷さんのきのこ探しに同行することになりました!

その前に、角谷さんからきのこに関するクエスチョン!
【Qこの中で、正しいものはどれでしょう?】

皆さん、分かりましたか?
正解は…
すべて“間違い”です。
日本にはきのこがおよそ5000種類もあると言われていて、
大半が、食べられるか毒があるか、分かっていません。
素人での判断は、絶対ダメ!!
そんな角谷さんの教えを心に刻み、きのこ探しスタート!

まず見つけたのは、ホウロクタケ。
これは食べられないきのこです。
夏から秋に、広葉樹の枯れ木などに発生するそう!

その後もきのこが出てくる出てくる…!
私も「ホコリタケ」というきのこを芝生で発見しました!

マシュマロみたいでふわふわしていましたよ~!
白い部分は食べられるそうです。
この日は、30分ほど園内を歩いただけでも10種類も見つけることができました!

こんなに身近に、きのこがたくさんあるとは驚き!
角谷さんは、
「 “きのこ目”になると、世界の見え方がちょっとだけ変わる」と話していました。
繰り返しになりますが、
きのこ狩りの際には、食べられるのか、毒きのこなのか、という判断は
絶対に自分でしないでください。
きのこものしり館では、きのこアドバイザーの紹介も行っています。
ぜひご相談ください!
【きのこものしり館 0770-78-1713】
足元に広がるキノコの世界!
今回のほやほや探しで、ちょっぴり詳しくなった北川なのでした~。

佐分利地区のみなさん、ありがとうございました☆
投稿者:北川 玲子 | 投稿時間:10:55
8月22日(月)放送の「ほやほやみつけ隊」は、
あわら市湯のまちエリアに行ってきました♪
3年ぶりに開催された、温泉が豊富な町ならではの祭りに密着しましたよ!
福井が誇る温泉街、あわら温泉。
明治16年に地元の農家が偶然発見して以来、130年以上の歴史があります。

こちらは日本酒「女将」。

あわら温泉でしか飲むことができない貴重なお酒です。
温泉旅館の女将さんたちが8年前に開発しました。
なんと米作りから携わっているんですよ!
もちろん、気軽に温泉を楽しめるスポットも!

この立派な足湯は、えちぜん鉄道「あわら湯のまち駅」の目の前にあって
しかも無料なんです!
そんな湯のまちエリアでの指令は「あわら湯かけまつりに潜入せよ!!」
「あわら湯かけまつり」とは、
その名の通り、あわらの豊富な湯を、思う存分掛け合う祭りです!!

毎年8月8日・9日に
「8」と「9」、お湯が「わく」という語呂合わせで行われます。
ロケをしたのは、祭り当日!
私も湯かけまつりに参加するべく、会場の「湯のまち広場」へ向かいます!

湯かけの会場はえちぜん鉄道の駅前。
すでに、湯かけに使う“おけ”がたくさん準備されていました!

ことしで17回目を迎える湯かけまつり。
そもそもどうして始まったのか、当時の実行委員長に話を聞くと…

きっかけは、芦原町と金津町が合併し、あわら市が誕生したこと!
両町が仲良くなるイベントを作りたいと考えたんだそうです。
参考にしたのはなんと、トマトを投げ合うスペインの「トマト祭り」なんだとか!
あわらの誇り、お湯!会場には着々とその「お湯」が用意されていきます!

この大量のお湯は、地元の旅館が提供しています。
ことしは例年の半分、35トン。それでも“おけ”2万杯分です!

祭りを担うのは、地元の若手。
あわらを盛り上げたいと集まった、現在の実行委員会や商工会議所のみなさんです。

そんな祭りもコロナ禍でここ2年は開催中止。
大事な祭りを途絶えさせたくない!
実行委員会では、去年とおととし、地元の子ども園で湯かけまつりを開きました!

現在の実行委員長・松川さんによると、
子どもたちは、なかなかできない貴重な経験にとても盛り上がっていたそうですよ。
午後4時をまわると、広場ではイベントブースが並び、さらに活気が。


地元の芸妓さんに、旅館組合のみなさんまで、
地域全体がひとつになって祭りを盛り上げます!
そしていよいよ、その時が…!
夜になるとメインイベント、「湯かけ」が行われます!
ことしは、新型コロナ対策として入場制限が行われました。

事前に消毒と検温を済ませた200人に限って参加できます。
時間も、いつもより短い15分間です。

さあ、いよいよドキドキの“お湯かけ”がスタート!!

開始直後から容赦なくお湯が降り注ぎます!
私もみなさんと、激しいお湯の掛け合いを楽しみました!笑

夏の暑さの中、お湯をかぶると気持ちいい!
久しぶりに味わう祭りの活気に、胸が熱くなりました…。
熱いお湯!熱い思い!
冷めることない、熱~い夜を過ごすことができました!!

あわら市湯のまちエリアのみなさん!ありがとうございました☆
投稿者:北川 玲子 | 投稿時間:16:03
7月11日(月)放送の「ほやほやみつけ隊」は、
鯖江市北中山地区に行ってきました♪
鯖江市東部の山あいに広がる北中山。福井市と隣り合っています。

そんな地区を盛り上げようと一役買っているのが…

/わたしたち!北中山まちづくり委員会!\
メンバー170人を超えるこの委員会では、
地域の活性化のため、「イベントの企画」から「防災」まで50を超える活動を行っています!
地域の美化のために行うのが「アジサイの手入れ」。

2012年に、10年間で1万本を植えようと立てた目標は、去年に見事達成!
ことしもアジサイが美しく地区を彩りましたよ~!
「健康」のためのユニークな取り組みも!

ごく普通の会議かと思いきや…注目は、会議が終わった、その時です。

/最後に笑いの三笑で締めくくりましょう。\
みなさん突然立ち上がって…
「よろしくお願いいたします。みなさまの健康と幸せを願って…せーの!」
「わっはっはっは!わっはっはっは!わっはっはっは!」
これ、大声で笑うことで体の免疫力を高めようというもの!
会議やイベントのあとには必ずこの「笑いの三笑」で締めているんです。
そんな活気あふれる北中山地区での今回の指令は、
「歴史ミステリー!城山を探索せよ!」
福井市との境にまたがる、標高400メートルほどの城山。

ここには、時代を超えて、貴重な歴史がたくさん眠っているといいます。

1つ目の歴史を「北中山語り部の会」のみなさんに教えていただきました!

実はこの城山の中腹には、昭和初期まで「三峯村」という集落が存在していたそう。
その集落の中にあったというこの大きなイチョウの木。

なんと、このイチョウの木の皮を煎じて飲むと、母乳が良く出るという伝説が残っています。
福井ゆかりの僧侶、泰澄大師のお母さんも、母乳の出が悪いことに悩んで、このイチョウを求めてやってきたと伝わっていますよ。
幻の村について知ることができた北川。
さあ、調査再開!と思ったときに目に飛び込んできたのは…!

まさか、武将!?

怪しい人影を追って、山の奥へと進みます!
そして頂上で、その正体が明らかに!!

/三峯かっちゅう隊です!!\
手作りの甲冑に身を包んでいたのは、
「北中山まちづくり委員会」の、歴史愛好家のみなさん!
実は城山にはかつて、
南北朝時代に作られた「三峯城」がありました!

頂上からは、一乗谷が一望できる絶景も!

地区では三峯城跡のPRに力を入れようと、ことし御城印を作成しました。

発売からまだ数か月、すでに全国から問い合わせがあり470枚以上も売れたそうなんです。
さらに、「のろし駅伝」にも参加!

離れた場所の連絡手段だった“のろし”で、滋賀から福井、石川など30箇所以上の山城をつなぎます。今回の撮影でも、特別にのろしを上げていただきましたよ!
城山を通して、貴重な歴史と、熱い思いに触れることができました。
北中山地区のみなさん、ありがとうございました~☆

投稿者:北川 玲子 | 投稿時間:10:49
6月6日(月)放送の「ほやほやみつけ隊」は、
美浜町耳地区に行ってきました♪
美浜町の中心部、耳川の東部に広がる耳地区。
まずは、公民館を訪ねてみると…

まず目に入ったのは、美浜町歴史文化館の文字!
場所を間違えたのかと思いきや…
出迎えてくださったのは、耳公民館・館長の森本哲さん。

じつは耳公民館は、歴史文化館と併設されているんです。
歴史文化館では、美浜町で発掘された土器や、昔から使われてきた生活用具などを展示しています。
公民館の一室でも、かつての耳地区を写した写真パネルを見つけました!

その中には、公民館の目の前を通る「県道」が完成した、昭和9年当時の写真もありましたよ!
この写真コーナーは、地域の人たちに大人気!
いつでも見られるように公民館に常設しています。
耳地区での今回の指令は、
「超多才!地区の頼れるヒーローを探せ!」
館長さんによると、耳地区の自然に詳しく、工作も得意だというその人物。
学校の先生?それとも大工さん?
気になるその人物の職場をたずねてみました。

やってきた場所には、壁がどこにあるか分からないほどの道具の山!

そこで出会ったのは、仲嶌富士男さんです。
超多才なヒーローの正体とは、看板を制作している「看板職人」。
耳公民館の看板も仲嶌さんが作ったものなんです。
しかし、「超多多才なヒーロー」たるゆえんはここから。
依頼があるのは、看板だけじゃないんです…。
修理や復元が得意な仲嶌さん、
オルゴールなど、依頼されたものは何でも直してしまうんだそうです!
小学校からは、こんな依頼も…

作業場で見つけたのは、本を持たない二宮金次郎像。
これも、これから元通りに修理するんだそうですよ。
どんな依頼も引き受ける仲嶌さん、たった1度だけ断った依頼があるといいます。
それは、「お餅を作ってほしい」という依頼。
さすがにお餅作りは看板職人の域を超えていますよね!餅は餅屋…。
それだけ地域の人から絶大な信頼を得る仲嶌さん。
その多才ぶりを公民館が放ってはおきませんでした。
2年前から、公民館講座の講師を頼まれるようになったんです!
これまでに開いた講座は、レタリングや、防災などで役立つロープの結び方、自然学習、手話サークルまでジャンルを超えてなんと10以上!
どんなことにでも興味がわくという仲嶌さんは、気になったことを突き詰めていくうちに、できることがたくさんになったというんです!
すごいですよね!
今回、特別に公民館講座で人気の「流木工作」を教えていただくことに!

流木工作とは、耳地区の海で拾った流木を材料に、工作をするものです。
昔に比べて海に訪れることが減ってしまった今の子どもたち。
海の美しさや、一方で漂着ごみも落ちていることなどの現状を
目で見て確かめてほしい、という思いがあるといいます。
まずは、作品に使う「流木」探しからスタート!

仲嶌さんによると、太すぎるものより、細い流木を選ぶとあとで加工しやすいとのこと。
講座では、子どもたちの選ぶ流木にはそれぞれ個性があっておもしろいそうです。
流木は、工作で必要な分だけ集めましたよ。
材料がそろったら、公民館をお借りして作品作りです!

集めた材料からイメージを膨らませます。
久しぶりの工作!
思わず、カメラを忘れて没頭してしまいました!

そして出来上がった作品が…

こちら!
・・・みなさん、カメに見えましたか?
(一番下の大きな平の木は、土台です!笑)
作品の出来はさておき、
流木工作、とっても楽しかったです!!
仲嶌さんの作品と並べるとこんな感じ!

仲嶌さんは、まだまだ講座の題材にするアイデアがたくさんあるそう。
これからも少しずつ実現していきたいと笑顔で話してくれました。
まさに、耳地区の盛り上げに一役買っているヒーローですよね。
物作りを通して、耳地区の素敵な自然と、ヒーローの熱意に触れることができました~!

耳地区のみなさん、ありがとうございました~☆
投稿者:北川 玲子 | 投稿時間:11:35
5月16日(月)放送の「ほやほやみつけ隊」は、
若狭町野木地区に行ってきました♪
田園風景の中に工業団地も連なり、農業と工業をともに支える野木地区。

公民館のとなりには、地域の農産物が楽しめる直売所があります!
新鮮な野菜から加工品までがずらりと並ぶ中、見つけたのがポン菓子。

生産しているのは、地区に作業場を構える尾崎晃一さんです。

尾崎さんは大阪出身。
20年ほど前に福井に移住し、地区で無農薬にこだわった米作りに励んできました。
尾崎さんのポン菓子は、そんな自慢のお米をPRしたいという思いから誕生したんです。

私もできたてをいただきましたが、香ばしくて、とてもおいしかったですよ~!
さあ、今回の指令は2つ!
1つ目は、「地区民が熱中するスポットを訪ねよ」
ということでやってきたのはこちら…

天然芝が広がる中行われていたのは、グラウンドゴルフです!
この日は、野木地区のみなさん40人以上が集まって、大会が開かれていました。
みなさんプレー中は真剣!
でも、その合間にはたくさんの笑顔があふれ、和気あいあいと楽しんでいました。
地元の人が毎日のように集うこの場所。
みなさんを熱中させる理由は、
起伏のある地形が生み出す、コースのおもしろさだといいます。
管理するのは、近くに住む竹村勇雄さん。
施設の整備を行う竹村さんは、実はコースそのものも、こまめに作り変えています。

球を最初に打つ「スタートマット」やカップにあたる「ホールポスト」の位置を巧みに配置し、常連のお客さんも飽きないようにしているんです。
竹村さん自慢のコースにぜひ挑戦してみたい!ということで…

私、無謀にも、大会で優勝したお二人に勝負を挑んでしまいました!!

結果はというと…
お察しかと思いますが、当然、大きな差をつけられて敗北。
ホールポストにたどりつくまでに様々な傾斜にはばまれ、
竹村さんのコース作りの上手さも体感することができました。
思わず、夢中になってしまいましたよ~!
さあ、続いての指令です!
「手形が残る伝説の岩を探せ!」
訪れたのは、山ノ井椙杜(すぎもり)神社。その歴史は600年以上です。

出会ったのは、禰宜(ねぎ)の内藤善一さん。
手形がついた岩について聞いてみると…
なんと小浜にいたと言われる伝説の女性、
八百比丘尼(はっぴゃくびくに)とゆかりがある岩のことなんだそうです。
八百比丘尼は、人魚の肉を食べて800年生きたと伝わっています。

神社の裏山にあるというその岩を見せていただきました。

案内してもらった岩には、しっかりと手形に見える跡が!!
この地域に残る伝説では、かつて八百比丘尼がこの地を訪れた際、突然火の雨が降り出し、この岩を担いで身を防いだといいます。
こんな感じだったのでしょうか!?

そしてさらなる伝説が。
この岩をこの場所に置いた時、その振動で地面がひび割れし、そこから水が湧き出たというんです。
その伝説が残る湧き水は、20年前までこの地域の生活用水でした。
今でも、椙杜神社で使われています。

地域の暮らしとつながる伝説、大切に受け継いでいってほしいですね。

野木地区のみなさん、ありがとうございました!☆
投稿者:北川 玲子 | 投稿時間:11:12
3月28日(月)放送の「ほやほやみつけ隊」は、
越前市吉野地区に行ってきました♪
越前市の北西部、吉野地区。
商業施設も多く建設され、年々人口も増えている活気あふれる地域です。
たくさんの遊具が並ぶのは、地区にある「丹南総合公園」。
野球場や体育館と、本格的な施設もそろう、地域の憩いの場です。
公園からは、地区のシンボル・愛宕山も登ることができますよ。
標高は103mで、頂上までは10分ほど。
気軽に春を満喫できるスポットで、
これからの時期、カタクリや桜の花が見ごろを迎えます。
そんな地区での、今回の指令は「先取り!春を告げる“チョウ”を探せ!」
まずやってきたのは、吉野公民館です。
侍姿で迎えてくれた館長の藤田辰男さんに、
「春を告げるチョウ」について聞いてみると…?
見せていただいたのは、手作りの虫かごと
地域のみなさんが思い思いに色をつけた「手作りのチョウ」!
じつはコロナ禍でもみんなで春の訪れを楽しみたいと、
手作りのチョウを集めて、公民館に飾り付ける計画なんです。
館長さんは、
「公民館を訪れた人が、たくさんのチョウを見て笑顔になってくれたら」
と思いを語ってくれました!
続いて訪ねたのは、地区に住む 髙橋芳夫さんのお宅。
部屋の中を案内してもらうと、目に入ったのは…。
棚にびっしりと入った標本!!
実は髙橋さん、高校時代からチョウに魅せられて、
50年以上チョウを集めてきた、大のチョウ好きなんです!
購入した珍しい外国のチョウの標本や、自分で採ったり育てたりして作った標本。
中にはなんと大発見として話題になったものもあります。
髙橋さんが福井県で初めて確認した“クロマダラソテツシジミ”。
主に東南アジアの亜熱帯地域に生息していて、最近では、西日本でも確認されていました。
なんと髙橋さん、4~5年前から若狭町に通い、ようやく見つけることができたんです。
さらに
この時期とっておきのチョウも教えてくれました。
それは「春の女神」と呼ばれる“ギフチョウ”!
日本の里山に生息するアゲハチョウの仲間で、春にしか見られない貴重なチョウです。
髙橋さん、春になるとこのギフチョウを探して毎日外に出かけるんだとか!
ことしはまだ見られていないそうで、
ギフチョウ探しに同行させていただきました。
青色に寄ってくるというギフチョウ。
髙橋さんの上着やリュック、網まですべて青色です!
数十分ほどギフチョウを探してみましたが…
撮影日は、まだ発見ならず。残念!
ただ、見つけられない日も髙橋さんは前向きです。
大好きなチョウをこれからも探し続けて、
まだ誰も見たことがないチョウを自分で見つけたい!
と熱く語ってくださいました。
いよいよ春本番!
みなさんも身近な春を探してみてはいかがでしょうか?
投稿者:北川 玲子 | 投稿時間:10:33
2月8日(月)放送の「ほやほやみつけ隊」は、
坂井市丸岡地区に行ってきました♪
坂井市の国道8号沿いに位置する丸岡地区。
町のシンボルは、なんといっても江戸時代の天守が現存する丸岡城です。
私も武将になりきって、“かっちゅう”を着させてもらいましたよ☆
城を中心にした観光地でもある地区では、町を訪れた人に楽しんでもらう工夫がたくさん!
地域のいろんな所で、人形たちがお出迎えしてくれるんです。
公民館にあたる「丸岡城のまちコミュニティセンター」には、
「柴田勝家」とその“おい”で丸岡城を築城した「柴田勝豊」の姿が!
他にも、丸岡城や町の酒屋さんなど、いろんな場所で出会うことができます。
そんなおもてなしの心があふれる地区。
今回の指令は、「丸岡城に愛を注ぐ人たちを訪ねよ!」
まず訪ねたのは、丸岡城のおひざ元にあるこちらのカフェです。

出会ったのは、店主の松江輝雄さん。
実はここ、空き家を利用して2年前にオープンした、お城ファンが集まるカフェ。
丸岡城の天守を国宝にしようと活動している市民グループが運営しています。

壁には、ずらりとたくさんの本が!

実はこれらの本、参考書から漫画まですべてがお城に関するものなんです!
クラウドファンディングで集めたお金で買いそろえたそうですよ。
さらに、こんな貴重な品も…

これは、丸岡城天守に実際に使われていたという瓦!
かつて城を修理した時に天守から外された瓦が、地域の方の家に残っていたそうです。
お城に興味がある人たちと、地元の人たちの交流の場を作りたいと誕生したこのカフェ。
スタッフは、地元のボランティアのみなさんです。
真心込めていれてもらったコーヒーを飲みながら、
お城の本をゆったりと楽しめるこの空間、最高ですよね。


常連さんに話を聞いてみると、窓から見える丸岡城が絶景なんだとか!
ここでお城について語り合う友達もできたんだそうですよ。
さらにこのカフェ、愛用しているのは、大人だけではありません。
出会ったのは、丸岡高校3年の森駿介さんです。

森さんが高校で所属している部活は、3年前に誕生した地元のまちづくりに取り組む「地域協働部」。
カフェで販売するお菓子を開発するなど、この場所とも関わりが深いんです。
全国のお城好きが集う「お城EXPO」では、部員が手作りした“かっちゅう”を着て、PRもしましたよ。
森さんにとってこのカフェは、楽しく地域のみなさんと会話しているだけで丸岡城や地域のことについて知れる大切な場所、なんだそう。
きょうは特別に地域協働部の活動の一つ、かっちゅう作りの作業を見せていただきました。先生は、市民グループの高嶋さんです。
材料は耐久性が強い紙で、色は自分たちで塗っています。
かっちゅう1つを、部員全員で1年かけて完成させます。
実際にかっちゅうを着て、イベントにも参加することもあるそうですよ。
まちづくりに積極的に参加する高校生たちに期待を寄せる地域のみなさん。
地域協働部の森さんも、お城をPRする活動を通して、地域のことがもっと好きになれたと話してくれました。
丸岡城への愛が止まらない地区!
チョコにも負けない素敵なプレゼントがあふれていました。

★☆丸岡地区番外編☆★
「丸岡高校の地域協働コーディネーター」
丸岡城があるからこそ、その観光資源を生かしたまちづくりが盛んに行われてきた丸岡地区。
丸岡高校の地域協働部も、そうしたまちづくりのために誕生しました。
その丸岡高校、より地域に根付いた取り組みを進めるために、さらなる進化を遂げています。
それが、福井県内の公立高校では初めてとなる「地域協働コーディネーター」の存在。
今年度から坂井市の支援を受けて丸岡高校に常駐している竹本さんです。
コーディネーターの仕事は、教諭に代わって学校と地域のパイプ役となり、
地域全体を巻き込んだ学びの場を生み出すこと。
地域や企業との情報共有はもちろん、経験豊かな地元の人たちを学校に招いて生徒に話をしてもらうなど、自ら授業も企画しているそうですよ。
海外の教育現場で活動してきた経験も持つ竹本さんの元には、地域協働部の生徒たちもよくアドバイスを求めに集まっているといいます。
丸岡地区のまちづくりに新たな刺激を与えているコーディネーターの存在!
今後の竹本さんの活躍も楽しみですね!
投稿者:北川 玲子 | 投稿時間:11:11
1月17日(月)放送の「ほやほやみつけ隊」は、
福井市順化地区に行ってきました♪
順化地区は、JR福井駅西側に広がる、福井市の中心部。県庁やビルが立ち並びます。

福井駅からほど近い柴田神社には、
かつてこの地に城を築いた戦国武将・柴田勝家と、その妻・お市の方が祭られています。柴田家は、秀吉との戦いに敗れ、城と運命を共にしました。


順化には、県内一の繁華街「片町」もあります!
かつてここは城下町。福井藩御用達だった店も数多く残ります。
こちらの「みそ販売店」は、なんと創業から500年以上も続いています!

順化には、100年以上続く老舗が20以上もあるんですよ。
そんな貴重な歴史が残る順化。
公民館では、5年前から歴史を学ぶ活動が続けられています。

集まっていたのは、「歴史を楽しむ会」のみなさん。
この日は、新年に行われていた城下町の名物行事「馬おどし」について、勉強会が開かれていました。
馬おどしとは、武士たちが出世をかけて、馬で誰が一番早く走れるかを競うもの。
庶民たちはそれを妨害して楽しんだという、なんともにぎやかなお祭りなんです。
メンバーはここで学んだ知識を生かして、観光ボランティアをしたり、順化小学校の子どもたちに歴史を教えたりと、活躍の場を広げています。
そんな順化地区で、一福丸から出された今回の指令は…
「2022年!みつけ隊の無事を祈願するべし!」
やってきたのは、福井市役所のお隣、佐佳枝廼社(さかえのやしろ)です。

ここは、福井藩初代藩主・結城秀康などが祭られる由緒正しい神社。
そんな佐佳枝廼社で、この寒い冬の時期に行われるありがた~い行事があるというのです。
順化地区に住む安達隆一さんと廣瀬理恵さんに聞きました。

その行事というのは、「みそぎ行事」!

佐佳枝廼社では毎年1月、水を浴びて厄を払う「みそぎ行事」が行われています!
およそ30年前、神社の春祭りを迎えるために氏子のみなさんが身を清めようと始めました。
安達さんと廣瀬さんは毎年このみそぎ行事に参加しているそうです!
安達さんによると、「年の初めの一つの大きな行事として、自分の健康を確認したり、家族の健康を祈ったり、一つの節目の行事」なんだそうですよ。

今回特別に、わたしも“みそぎ”をさせていただくことになりました!!
まずは、権禰宜(ごんねぎ)の位坂さんと一緒に、冷水をあびる前に「鳥船行事」を行います。

この「鳥船行事」では、船をこぐ動作をしながら和歌を歌って、精神を統一していきます。
準備運動も兼ねていて、体が徐々にあたたまりましたよ。
準備が整ったら、いざみそぎ!

「2022年、みつけ隊、がんばるぞ!」と気合を入れて水をかぶりました!
緊張でドキドキしていたんですが、意外とたくさんの水をかぶることができたわたくし!
水をかぶったあとは、不思議と心がすっきりして、達成感にあふれていました!

みそぎが終わったら、すぐにしっかりと体を温めて、
清めた体で、ご祈とうをしていただきました。
これで2022年、みつけ隊を頑張ることができそうです!
安達さんによると、1年に1回しか会わない地域の方もいて、「ことしも元気で会えたね」、「またよろしくね」、とあいさつしながら楽しくやっているそうですよ。

順化の冬の恒例行事!地域の幸せを願う、大切な思いが詰まっていました。
2022年、トラのように力強く福井のほやほやを見つけていきます!
ことしもどうぞよろしくお願いいたします!!

投稿者:北川 玲子 | 投稿時間:14:30
ページの一番上へ▲