2021年07月02日 (金)若狭町三宅(みやけ)地区でみつけ隊【太田 美穂】

6月28日(月)放送の「ほやほやみつけ隊」は、若狭町三宅(みやけ)地区です。
北川が流れ、自然豊かな農村地帯が広がる三宅地区。
若狭と京都を結ぶ「鯖街道」が通り、交通の要衝として栄えました。
かつて、鯖街道沿いには、松並木が続いていました。
しかし、当時の松で今残っているのは1本だけ。
街道沿いに続く松並木を復活させようと、
平成11年に地域の人たちが中心となって27本の松を植えました。
その後も手入れを続け、プレートを取り付けるなど
鯖街道の歴史を伝えようとしています。
松木長操(まつのき・ちょうそう)は、
江戸時代、若狭町熊川地区に生まれました。
年貢に苦しむ農民の代表となって13年にわたり年貢の軽減を訴えたのです。
藩に背いたとしてはりつけの刑にされましたが、
ついにその願いが聞き届けられることになりました。
いまでは、ふるさとの偉人として地区内外の子どもたちがその生涯について学んでいます。
★指令★ イキイキを取り戻す体操をマスターせよ!
地区のイキイキを取り戻す体操、その名も「みやけイキイキ体操」です。
2つのパターンがあり、
▼水前寺清子さんの「三百六十五歩のマーチ」にのせて
体全体の筋力、柔軟性を鍛える体操
▼座った状態で太ももや肩甲骨、指先などを鍛える体操
があります。
この体操を作ったのは、地域の医療を支える診療所の方たち!
作業療法士の小林佳洋(こばやし・よしひろ)さんと
理学療法士の奥共平(おく・きょうへい)さんです。
日々、お年寄りに寄り添う中で感じていた、
運動不足の解消、転倒予防などをしていけたらと体操を考えました。
その背景にあったのは、「高齢化」です。
三宅地区では65歳以上の人がおよそ3割以上となり、
年々高齢化が進んでいます。
その状況に対応しようと、地域では、
「生活状況」や「困りごと」、「日々の運動状況」などについて
聞き取りを行いました。
その結果浮かび上がった課題が「運動不足」。
そこで、体を動かすことでいつまでも元気でいようと開発されたのが、
「みやけイキイキ体操」なんです。
地区の結びつきの中で生まれた体操が元気と笑顔を生み出していました。
■お問い合わせ
若狭町三宅公民館
住所:福井県三方上中郡若狭町井ノ口37-8
電話:0770-62-0140

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