2021年02月16日 (火)若狭町西田(にした)地区でみつけ隊!【今村有希】

2月15日(月)放送の「ほやほやみつけ隊」は、若狭町の西田(にした)地区へ行ってきました!
若狭町の北部に位置する西田地区。山々と三方五胡に囲まれた自然豊かな地域です。
お宝があると聞きつけ地区を訪れた私。・・・ふふふ。いただいて帰るぜ♪
(今回は海賊の衣装!コスプレ楽しいなぁ。)
■ミッション1「この地で磨かれてきた『青いダイヤ』とは?」
青いダイヤの手がかりが残る場所へ地元の方に案内していただくと、たどり着いたのは「三方湖」でした。
かつて青いダイヤは船で運ばれていたそうで、たしかに湖の近くには古い船小屋がいくつもありました。
まさか、この辺りには海賊船が出入りしていた!?
・・・いえいえ、青いダイヤとは、実は「梅」のことだったんです。
日本海最大の梅の産地として知られる若狭町。
西田地区は、三方五湖や山々に囲まれ強風が吹きにくいことから、
梅の栽培に適した土地だと古くから考えられてきました。
発祥は江戸時代後期。当時は、福井梅ではなく西田梅と呼ばれ、
始まりは、裕福な農家が自宅の庭に梅の木を植えたことだといわれています。
しかし、鉄道が開通する大正初期までこの地域は交通が不便だったため、
梅の出荷には湖を渡る船が欠かせなかったんです。
当時の梅農家は夜の2時から船を出し、1日がかりで梅を敦賀まで運んでいたそうですよ。
そんな苦労もあって、梅の産地に発展した西田地区。昭和30年代には、「青いダイヤ時代」とも呼ばれるほどの梅ブームが巻き起こりました。
冬のこの時期、青いダイヤは見られず残念…ですが、
梅農家の方々は、年間を通して大忙し!冬の仕事は「枝のせんてい」です。
「せんてい」とは、枝の伸びる方向を調整し、不要な枝を切り落とす作業のこと。
梅を育てるには欠かせない作業なんです。
西田地区では、せんてい作業で出た枝を活用しようと取り組みも進められています。
この地域の梅の特徴は、青々とした枝が残りやすく花芽がいっぱい付くこと。
梅の枝を正月飾りや生け花の材料として出荷する農家も多いそうですよ。
さらに、焼き芋づくりのイベントも。梅の枝を燃やして作る焼き芋です。
切った枝をただ廃棄するより、地域の人たちに楽しんでもらいたいと、
梅農家の皆さんが企画し2年前から始まったそうです。
時代を超えて磨かれ続ける青いダイヤ。西田地区の宝でした!
■ミッション2「授業が一変!?生まれ変わった小学校を訪ねよ!」
もう1つのお目当ては、「海の恵み」です!
地区の方に教えていただき向かったのは、地区の北部・常神半島に位置する旧岬小学校。生徒数の減少により、4年前に廃校になっています。
どうして小学校の校舎で海の恵みが・・・?
中に入ると迎えてくださったのは、なんと漁業者の方!
実はこの小学校の校舎は、3年前に「漁村体験施設 みさきち」に生まれ変わったんです。
近くに海や湖がある自然豊かな若狭の魅力を知ってもらいたいと作られ、
水上アクティビティのほか、漁業や水産加工体験などを楽しめます。
今回私が挑戦したのは、魚さばきです!サワラの子ども「サゴシ」をさばきました。
恥ずかしながら私、人生初の魚の3枚おろしです・・・
骨がどこにあるのかわからず、包丁を入れる位置を見極めるのが難しかったです。
途中で魚のしっぽを切り落としてしまうというハプニングもありましたが、
丁寧なご指導のおかげで、なんとか3枚におろすことができました!
私がさばいた魚がこちら!うーん・・・骨にかなり身が付いてる~。
西田地区のおいしいお宝、ぜひ味わってみてくださいね♪
取材に協力してくださった皆さん、ありがとうございました!

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