2021年01月05日 (火)越前市・王子保(おうしお)地区でみつけ隊!【今村 有希】

1月4日(月)放送の「ほやほやみつけ隊」は、越前市の王子保(おうしお)地区へ行ってきました!
越前市の南部に位置する王子保地区は、日野山などの山々に囲まれ、日野川が南北を縦断する自然豊かなまちです。

■ミッション1「『まぼろしの北陸道』の謎を解け!」
「まぼろしの北陸道」があると聞いて向かったのは、なんと山の中。
看板には、「まぼろしの北陸道 塩の道」と書かれていましたが、何のことかはわからず…
そこで、この道に詳しく、整備やガイドも務めた経験もお持ちの坂口弘臣(さかぐち・ひろし)さんに案内していただきました。
20210104_01.jpg

坂口さんによると、塩の道とは、塩を運ぶのに使っていた道のことだそう。敦賀の海から越前市へとつながっていて、1200年以上前の奈良時代にこの道を通って武生の国府に塩を運んでいたという記録が残されています。

ただでさえ傾斜のある山道ですが、この日は雪が積もってさらに険しい道に。
一歩進むのも一苦労でした。塩を運んでいた当時の大変さを体感できた気がします。
20210104_02.jpg

なぜ急な山道を?と思っていましたが、地図で見ると、よくわかりました!
敦賀の海と越前市を最短で結ぶ道ということで、ここが使われていたようです。
20210104_03.jpg

明治時代に交通が発達すると、この道が使われることは減り、荒れ果ててしまいます。
しかし坂口さんが整備を呼びかけて、1999年に復元。標識や石碑が立てられて、再び歩けるようになったんです。

 一度は失われかけた塩の道。その歴史を大切に思う地域の人たちによって再び開かれたのが「まぼろしの北陸道」だったんですね。

 ■ミッション2「『珍しい』だらけの神社を訪ねよ!」
向かったのは、地区のシンボルとして信仰を集めている「大塩八幡宮」。
891年鎮座といわれる神社で、珍しい要素が詰まっているそうなんです。
20210104_04.jpg何が珍しいのか、調査してきましたよ!
まず驚いたのは、御利益です。
ねたみやいじめなどをはらい除く御利益がある神社なんだそうで、
宮司の瓜生有具(うりゅう・ありとも)さんも、ほかに知らない御利益だと話していました。

その御利益には、創立の由来が関係しているんです。
時は887年。仲間のねたみによりこの地に流罪となった人物がいました。
中納言・紀友仲(きの・ともなか)です。

無実の罪を晴らし京に戻ることを願った紀友仲。
20210104_05.jpg

その後帰京が叶えられたことから、感謝を込めて建てたといわれ、
20210104_06.jpg

ねたみやいじめをはらいのける御利益がある神社だとされています。
20210104_07.jpg

さらに、拝殿の建て方も北陸では珍しいんです。
この時期に被せられている白いシートは雪囲いですが…
20210104_08.jpg

中を見ると、柱だけで壁はありません。
この建築様式は「四方吹き放ち」といいます。
20210104_09.jpg

北陸には少ない大型拝殿として、国の重要文化財に指定されています。
20210104_10.jpg

瓜生さんによると、平安時代には、この拝殿の中で獅子舞や神楽舞など神様に奉納する芸能が行われ、その周りで氏子が見物していたそう。創建当初の様子を伝える建物として大切に守っているといいます。

地区の人たちが大切に守ってきた史跡によって、昔の暮らしが目に浮かぶまちでした。
取材に協力してくださった王子保地区の皆さん、ありがとうございました!
20210104_11.jpg

2021年は丑年!福井県の皆さん、ことしもよろしくお願いします♪

投稿者:今村 有希 | 投稿時間:14:25

トラックバック

■この記事へのトラックバック一覧

※トラックバックはありません

ページの一番上へ▲