2021年07月16日 (金)あわら市剱岳(けんがく)地区でみつけ隊!

7月12日(月)放送の「ほやほやみつけ隊」は、
あわら市剱岳(けんがく)地区に行ってきました♪
石川との県境に位置し、北陸自動車道が通る地区。
信号機もコンビニも、ひとつもないんだそうです。
地区の名前の由来と言われるのが「剱ヶ岳(けんがだけ)」。
かつて頂上にあったという剣が、お隣・坂井市の國神神社にあります。
諸説ありますが、福井ゆかりの継体天皇が作らせたとも伝わっていますよ。
さらに、剱岳は古墳の宝庫!
こちらは、県の文化財に指定されている椚(くぬぎ)古墳です。
地区周辺には、200以上の古墳があるといわれています!
地区では、景観を美しくしようという動きも。
こちらの刈安林道では、ことし“さくら満開プロジェクト”が行われました!
小学生や地区の皆さんが協力して、およそ90本の桜を地区内に植えたんですよ!
桜が咲くのは2~3年後。新たな桜の名所としてにぎわう日が楽しみですね。
そんな剱岳地区での一福丸の指令は
「2つの顔を持つ!?祭りを盛り上げる‘変身ヒーロー’を探せ!」
剱岳地区の祭りといえば、かりんて祭!
“かりんて”は「刈り上げて」という意味の方言で、毎年地区で開かれる秋の収穫祭です。
名物は大きな鍋で作る「かりんて汁」。
1回でおよそ2500食分作ることができるそうです!
そんな祭りを盛り上げる‘変身ヒーロー’がいると聞いて、公民館を訪ねました。
出会ったのは、大工の丸山三夫さん!
この道60年で、住宅はもちろん公民館で使う道具を作るなど、
地区で頼りにされている大工さんです。そんな丸山さんじつは・・・!
そば打ちのヒーロー!40年続くかりんて祭に第1回から参加し、
訪れた人たちにそばをふるまい続けてきました!
県からはそばをPRする「初代そば匠」として認定されたほどの腕前!
大工の丸山さんがそば打ちを始めた理由は、なんとお酒が苦手だったから!
人の集まるところが好きだった丸山さんは、お酒が飲めなくてもみんなと楽しい時間を
共有したいと、宴会などの時にそばを打つようになったんだそうです。
同窓会や老人ホームなどでもそばをふるまってきた丸山さん。
みなさんの喜ぶ顔が原動力だといいます。
実は、丸山さんが使っているそば打ち道具はほとんどが手作り!
大工としての職人技がここで、生かされているんですね!
打ちたての丸山さんのおそば!と~ってもおいしかったです!
丸山さんのそばは、かりんて祭でも大人気で、毎年行列ができるそう!
まさに、そばで笑顔を届けるヒーローです!
続いて訪ねたのは、こども園。
園の調理室で、調理師の髙田雪絵さんが出迎えてくれました!
園児たちをおいしい食事で支えている髙田さん。その変身した姿は…
なんと、太鼓ヒーローです!
迫力の満点の太鼓を演奏しているのは、地区を拠点に活動する「剱岳わかば太鼓」のみなさん!子どもから大人まで、およそ20人が、毎年かりんて祭に参加しています。
髙田さんは、このグループの代表として太鼓の指導を行っています。
実は、参加している大人のみなさん、太鼓をたたくようになったきっかけは、
最初に参加していたお子さんに影響を受けたから。
30年以上、技術を受け継ぐ剱岳太鼓で
髙田さんは、自分のこどもが卒業しても指導者として活動を支えてきました。
その気さくな人柄で、練習中はいつも笑顔が絶えません!
いまでは、外国人のメンバーまで!
かりんて祭でも、毎回迫力ある太鼓を披露しているみなさん。
活動を応援してくれる地域の方へ感謝の気持ちをもって臨んでいます。
みなさん、ありがとうございました~!
熱い‘変身ヒーロー’がいる剱岳地区!「けんがく(見学)の価値あり!」ですよ~!