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2021年3月
3月29日(月)の「ほやほやみつけ隊」は、
南越前町の甲楽城(かぶらき)地区をご紹介しました。
旧河野村の一部、日本海に面した漁業の盛んな地域です。


漁のメインは定置網。
マダイやトラフグ、ハマチなど、季節ごとに様々な魚が水揚げされています。
撮影に伺った日は、冬の間休んでいた漁の再開を直前に控え、
漁師さんたちが網の手入れ作業中でした。
破れたり傷んだりした箇所を1つ1つ手作業で丁寧に繕っていきます。
漁の前にこんな地道な作業があったんですね。
さて、そんな漁師町での今回の指令はこちら。
指令 “ねこ踊り”を習得せよ!
“ねこ踊り”とは一体!?
甲楽城公民館を訪ねると、地区の女性たちが踊っていました。

“ねこ踊り”の正式名称は『甲楽城来いとさ(こいとさ)』。
なぜ“ねこ踊り”と呼ばれているかというと、
猫が顔をなでるしぐさをまねした踊りだからだそうです。

ただ歌の内容は猫は関係していません。
「来いとさ」とは「おいで」という意味で、
海に出ている漁師のことをうたっているんです。
みなさんおそろいの、このはっぴにはちまき姿も、漁師の男たちを表しています。
威勢のいいお囃子が特徴的で、「裸で来い、ふんどし邪魔ならかぶって来い」など、漁師たちの普段の会話のようなものが織り込まれています。
この「甲楽城来いとさ」は江戸時代から伝わるとされる郷土芸能で、
元々は地区の青年団の若い男衆たちが踊るものでした。

それが後継者不足で途絶える寸前に。漁師町ならではの伝統の踊りを絶やすまいと、地区の女性たちが「甲楽城来いとさ保存会」を立ち上げて継承しています。

威勢のいい歌にのせて、猫のしぐさで踊る『甲楽城来いとさ』。
とても楽しい踊りでした!

投稿者:羽生 ちひろ | 投稿時間:09:49
先日の「情報たら福」最終回の中でもご報告させていただきましたが、この春、私は福井を離れて“NHK名古屋放送局”で働くことになりました。
3年という短い時間でしたが、放送をご覧いただいた皆様、ありがとうございました。
私が福井に来たのは2018年2月。記録的な大雪が降った直後で、引っ越しが雪かきから始まったことは今も鮮明に覚えています。
その2018年は、福井で国体が開催された年。
スポーツキャスターとして県内各地を駆け回る生活を送りました。
17市町は半年余りで制覇!大会期間中も13競技を現地取材させていただき、歴史的瞬間にも立ち会うことができました。
選手と会場が一体になるあの感動は、きっと一生忘れないと思います。

(開幕直前、福井国体マスコットキャラクター「はぴりゅう」がスタジオに♪)
“ニュースザウルスふくい”のコーナー「ほやほやみつけ隊」!
私は3年間で28地区を訪ねました。

(写真は、2年前に訪ねた福井市宮ノ下地区の皆さんと♪)
このコーナーこそ、地域の皆さんのご協力で成り立っています。
県内の人でさえ知らない福井の奥深い魅力を、たくさん教えていただきました。
いつも本当にありがとうございます。
「おはよう福井」

私自身、朝の番組に元気をもらってから出かけるのが昔からの日課だったので、番組最後の「きょうも一日、お元気で!」という言葉を大切にしていました。
「福井県の皆さんに届け!」と思いを込めていたのですが、私の言葉は皆さんの心に届いていたでしょうか・・・?
そして「情報たら福」。
MCに高橋愛さん・鹿沼憂妃さんをお迎えし、明るい話題をお届けしてきました!
ことしは新型コロナの影響で公開放送ができず、リスナーの皆さんにお会いできる機会が少なかったのは残念でしたが、ハピテラスからのキャラバンでは、聞いてくださる方がたくさんいらっしゃることが目に見えて感じられて、うれしかったです。

(最終回、MCのお二人はリモート出演でしたが、記念写真は4人で撮れました♪)
この3年間で、私は福井局のほぼすべての番組に関わらせていただきました。
福井県のことを何一つ知らずに飛び込んできた私でしたが、地域の皆さんがあたたかく迎えてくださったおかげで、楽しく充実した日々を過ごすことができました。
振り返ると思い出がどんどんあふれてきて、福井を離れるのが寂しいです・・・。
ただ、福井県の皆さんとお別れではありませんよ!
名古屋局では、「ウイークエンド中部」のキャスターを担当します。
土曜の朝7時半から、引き続きよろしくお願いします!
皆さんの週末の始まりを明るく照らす、そんな番組をお届けしたいと思っていますので、ぜひご覧くださいね♪

3年間、本当にありがとうございました!
投稿者:今村 有希 | 投稿時間:18:55
キャスターの北川です。
春の日差しも感じられるようになったきょうこの頃。
NHK福井放送局前の桜のつぼみもふくらみ始めましたよ~♪
開花が待ち遠しくてわくわくしています。
さて、3月は卒業式シーズン。別れと出会いの季節です。
この春新しい環境へと旅立つ人もいらっしゃるのではないでしょうか。
私にとっても「旅立ち」を強く感じる放送がありました。
3/5に放送したラジオ「情報たら福卒業式スペシャル」です。
今回で、長年続いてきた「情報たら福」は最終回。
最後に、MCの高橋愛さん、鹿沼憂妃さん、そして司会の今村キャスター、たら福メンバーが大集合!
これまでの思い出を語り合いながら、たら福卒業式を行いました!

(愛さん、鹿沼さんは今回もリモート出演でした!)
ゲストは、卒業式を終えたばかりの仁愛女子高校コーラス部、3年生のみなさん。
福井のみなさんにエールを込めて、生歌を披露していただきました!
美しいハーモニーに感動…。歌にはやっぱり、人の背中を押す力がありますね!
放送では、リスナーの方からの思い出メールや、
たら福ゆかりの方からの祝電も披露。
改めて、たくさんの方に支えられて「たら福」があったのだと実感し、
感謝の気持ちでいっぱいになりました。
私が「たら福」に関わったのは最後の1年でしたが、
みなさんと楽しく過ごすことができ、大きな経験となりました。
「たら福」リスナーのみなさん!
今まで、大きな愛で支えてくださってありがとうございました!
ここで裏話・・・じつは、かつて福井局にいた
東京アナウンス室の吉田浩アナウンサーからも祝電をいただいていたのですが、
時間の都合でご紹介できなかったんです…。吉田アナ、本当にすみませんでした…
この場をかりて、一部ご紹介させていただきます。
かつて、愛さん・鹿沼さんがご出演の際、控室へのご案内役をしておりました、吉田浩です。お二人の誠実な姿勢が、そのまま電波にのってリスナーに届いていて、福井を離れた後も、時折、らじる☆らじるで「たら福」を聞いていました。
これまで番組をスタジオに来てくださるだけではなく、手紙やファックス、ツイッターで支えて下さった全てのリスナーの皆さんに「ありがとうございます!」とお伝えしたいです。4月から始まる新番組でも、是非、お力添えください・・・。
ん?
4月から始まる新番組…?
気づいたあなた、するどい!!
そうなんです。
情報たら福としての番組は最終回でしたが、
新年度からは、新たに生まれ変わったラジオ番組をお届けします!
その名も、「Dino★ラジ!」。
「でぃのらじ」と読みます。
“ディノ”は恐竜を意味するように、
恐竜王国「福井」で、未来の福井を担うスター恐竜たちを世に送り出していこうと、わたくし北川と、髙鍬亮アナウンサーがお届けします!
新ラジオ番組「Dino★ラジ!」は、毎月最終金曜日に放送!
初回は、4月30日(金)午後5時5分~5時55分です。
ぜひ!新年度からのラジオ番組もどうぞよろしくお願い致します。
これからは「Dino★ラジ!」で、引き続き楽しい時間を一緒に過ごしましょう♪

(Dino★ラジ!に向けて、動き出すプロジェクト…
この人はまさか!?乞うご期待!!)
投稿者:北川 玲子 | 投稿時間:18:47

リーグ戦開幕を目前に控えたサッカーチーム・福井ユナイテッドFCのみなさんが遊びに来てくれたふく!
今年は新メンバーが11人も加わったそう!
キャプテンの尾崎さんもその一人。
サッカーどころの静岡から来たけど、福井がとても気に入っているんだって~
ご飯がとっても美味しいところを気に入ってくれたふく!
「サッカー以外でも地域を回って、地元のみなさんを盛り上げていきたい」って抱負を語ってくれたふく~
監督さんは「強力なメンバーも加わったので、ぶっちぎりで優勝を目指します。
ホームゲームを敦賀や大野で開催するのでみなさんぜひ応援に来てください。」とのこと!
一福丸もぜひ応援に行くふく~!
投稿者:一福丸 | 投稿時間:18:38
3月15日(月)放送の「ほやほやみつけ隊」は、
越前市岡本地区に行ってきました♪
越前市の東部、岡本地区。1500年続く越前和紙の産地です。
地区ではおととし、貴重な資料が発見されました。
およそ150年前に開催されたウィーン万博で、
越前和紙に贈られた入賞のメダルです。

明治時代に日本が初めて公式参加した海外の博覧会。
当時のメダルがこうして残っているのはとても貴重なんだそうですよ。
和紙の歴史が息づく岡本地区。
ここで元気に生活するのが、こちらの2頭のヤギです。


(左)ひげが美しい「ひげこ」と(右)人懐っこい「そのこ」。
どちらも女の子です♪
地区にある中印町の皆さんが、おととしから飼い始めました。
紙が豊富な地区で、おなかいっぱい紙を食べるため…?
ではなく、じつは使われていない土地が荒れないように、
雑草を食べてくれているんです!

地域の人たちが交代で世話する中で交流が生まれ、
いまではみなさんの絆も深まっているそうですよ。

そんな岡本地区での指令は、
「和紙の伝統を守り継ぐ情熱人を探せ!」

まず訪ねたのは、越前和紙の歴史を紹介する資料館「綴りの家」。
この建物は、江戸時代に和紙で富を築いた豪商「小林家」ゆかりの住宅なんです。
おととし、資料館として生まれ変わりました。


最初の情熱人、
この家で生まれ育った後藤輝子(ごとう・てるこ)さんと、
歴史大好き!吉田勝雄(よしだ・まさお)さんに、
家の中を案内していただきましたよ!
展示を見ている途中、ある事に気付いた私…。
じつは、こちらの展示物のほとんどがおふたりの手作りだったんです!
豪商「小林家」の功績から地域の歴史まで幅広い内容を調査し、
展示を作り上げていました。
新たな歴史を発掘し語り継ぐ、おふたりの姿!まさに情熱人ですよね♪
続いて訪ねたのは、昭和21年創業の製紙工房。


この工房では、主に和菓子の包装紙を作っています。
昨年5月には、生産者が減る和紙業界を盛り上げ、販路を拡大するために
和紙雑貨の販売スペースもオープンさせました。

ここで出会った情熱人は、こちらの栁瀨靖博(やなせ・やすひろ)さん。
栁瀨さんはいま、和紙の魅力を発信する担い手をつくろうと取り組んでいます。
それが、独自の紙すきインストラクターの育成講座。
参加者に紙すきの技術を学んでもらって、
全国各地でそれぞれでワークショップを開いてもらおうというのです。
この日も、県外から大学生が受講に訪れていました!

最大の目的は、越前和紙に興味をもってもらい、ファンを開拓していくこと。
参加していた大学生たちも、実際に体験してみないとわからない
紙すきの難しさと楽しさを感じたようです!
ここで学んだことを活かして、自分の大学でもワークショップをしてみたい!
と話していましたよ。
それぞれの思いで伝統を守り継ぐ、情熱人のみなさん!
「越前和紙のさと」として、可能性がますます、広がっていきそうです!
おかえり!和紙のふるさとへ。
あなたが知らない和紙のこと、もっと知ってね♪
投稿者:北川 玲子 | 投稿時間:16:14
こんにちは!皆さま、お久しぶりです♪
最近は、春を感じられるようになってきましたね。
前回のブログからしばらく空いてしまいました(汗)
12月~2月は中継やインタビューなどたくさんのお仕事を担当しました。
どれも大きな経験で、ブログに書き留めておきたくて、今更ながらの投稿です。
12月には、ふくらむふくいのコーナーで日本とアフリカのルーツを持つ勝山ゆかりの歌手CHIKOさんを取材しました!
幼い頃に見た目の違いで傷ついた経験や、歌手としていま大切にしていることをお聞きしました。

6月から取材を続ける中でCHIKOさんから感じたことは、
「自分の個性をいかす大切さ」です。
人と比べて自信をなくしてしまう…そんな経験がある方も多いと思います。
(私はよくあります!)
ですがCHIKOさんは「誰にでも自分にしかない色があるから、その色を大切にして欲しい。むしろ違いを楽しまなくちゃもったいない!」といつも前向きに話してくださいます。
今回の企画が、少しでも自分らしさを受け入れるヒントになっていると嬉しいです。
歌手CHIKOさんの挑戦が、これからも楽しみです。

12月中旬には、最盛期を迎える門松づくりの現場から中継をしました!
門松は、年神さまを迎え入れるために家の前に飾るもの。
12月下旬から飾られるそうで、ちょうどクリスマスの時期に門松づくりが忙しくなります。
南天には「難を転じる」、葉ボタンには「吉事が重なりますように」という意味があるそうで、門松には縁起の良いものがたくさん飾られています。ことしはコロナ終息への思いを込めて、新たにアマビエのお札も!!!


門松づくりの工程から飾りにまで、
良い年になりますようにという職人さんの思いが込められていました。
取材に協力してくださった皆さま、本当にありがとうございました。
続きは、次のブログで!
投稿者:大谷 舞風 | 投稿時間:20:23
2021年3月11日。
東日本大震災から10年です。
10年前、私は中学2年生。岩手県にある中学校に通っていました。
下から突き上げるような激しい揺れ。
本来ゆがんで見えるはずのない校舎の廊下が、ぐにゃぐにゃと曲がって見えました。
まっすぐ歩くことができず、廊下の壁を伝って歩き、屋外に避難しました。
あの日は、雪が降っていました。
冷たいコンクリートの上に座って担任の先生の指示を待つあいだも、何度も何度も余震がありました。泣き出す友人もたくさんいました。
何が起きているか、これからどうなるのか分からず、とにかく怖かったです。
震災から10年がたちました。
しかし、福島県を中心にいまも4万人以上の方々が避難生活をしています。
また、震災関連死を含めた死者と行方不明者は、少なくとも2万2200人にのぼります。
震災にかかわる記憶を忘れたい、思い出したくないという方も多くいらっしゃると思います。私も、あの日の出来事を思い出すと、とても心が苦しくなります。
あの日、あの時、岩手にいた人間として、これからも被災地のいまを、これからを発信し続けていく。声を聞き過去を語り継ぐとともに、未来へ伝え、記憶をつないでいく。
それが、アナウンサーになった自分がしなければならないことだと感じています。
投稿者:山口 瑛己 | 投稿時間:19:55
3月8日(月)放送の「ほやほやみつけ隊」は、坂井市の雄島(おしま)地区へお邪魔しました!
雄島地区は、坂井市の北西部にあります。日本海に面した町で、皆さんご存知の東尋坊や越前松島水族館がある県内有数の観光地です。

越前松島水族館でリポートを始めようとしたら、ちょうどイルカが来てくれたんです!しかもコメントが終わるまでずっと私の横にいてくれました!ありがとう~♪
■指令「港町に残るお宝を探せ!」
1.謎の巨石
1つ目のお宝は、三国港駅から歩いて3分ほどの道路脇にありました。

それが、この大きな2つの石!縦・横およそ1,8メートル、厚さ30センチほどあり、街中で圧倒的な存在感を放っています。しかも「笏谷石」なんですよ。

実はこの石、九頭竜川の河口から引き揚げられたものなんです。
発見されたのは昭和4年・三国漁港修築工事の時でした。なぜこの辺りに眠っていたかはわかっていませんが、この石に関する伝説が2つ残されています。

1つは、かつて北海道から注文を受けたものの、年に一度の出船に間に合わずそのまま捨てられたという説。
もう1つは、暴君だったと伝わる2代目福井藩主・松平忠直(まつだいら・ただなお)がこの石を乱行に使ったという説です。
港の修築工事完了を記念して昭和7年に建てられ、以来、港を見守り続けています。
2.戦前の “愛” の技術
続いて向かったのは、布に刺しゅうで模様を描く「刺し子」の教室。
地区に住む皆さんが迎えてくださいました。

作品を見て驚いたのが、模様の細かさ!「モッコ」といい、戦後まで三国町の安島地域で受け継がれてきた技術です。なんと縫い目の大きさは1ミリほどしかありません。


この地域は、江戸から明治にかけて、多くの男性が北前船に乗り込んだことで知られていますが、その帰りを待つ女性は、海女として働きながら、夫が着る服の補強や保温のための刺し子に時間を割いていたんです。
昔は、モッコができなければこの地域の嫁入りは認めてもらえなかったほどだそう。
しかし、流通が発達すると服が簡単に手に入るようになり、技は途絶えてしまいます。
戦後70年ほどは途絶えたモッコ。その復活に向けて動き出したのが、森岡千代子(もりおか・ちよこ)さんです。

森岡さんは、およそ20年前に移住してきて、
みくに龍翔館で偶然見つけたモッコのとりこになってしまったそう。
自身のギャラリーでモッコを紹介するなど、技の魅力を広めるため活動してきました。

森岡さんの影響で、同じくモッコに魅了されたのが、
刺しゅうが趣味の坂野上百恵(さかのうえ・ももえ)さんです。
資料などは残っておらず刺し方を知っている人もいなかったため、虫眼鏡で拡大するなどしながら解明してきたそうです。

2016年の末、ついに刺し方を解明すると、伝統の祭りで使う法被にモッコを施すなど、地域の女性たちで技を守る活動を続けてきました。
皆さんに教えてもらいながら、私もモッコに挑戦しました!

細かい縫い目にかなり苦戦。針を出しすぎると次の縫い目が大きくなるし、
出さないで次に行くと針が抜けてしまって、なかなか進みませんでした。
これを服全体にしようと思うと、何年かかることやら・・・。

私が縫った部分が写真の真ん中の直線です。特に右側は縫い目が大きくなっているのがわかりますよね。これでも細かく縫ったつもりだったのですが・・・泣

モッコが施された服を見ていると、「あたたかい服を着て頑張ってほしい」という愛情が伝わってきました。
港町の暮らしの中で生まれた技術、これからも守っていってほしいですね。
撮影にご協力いただいた地区の皆さん、ありがとうございました♪
投稿者:今村 有希 | 投稿時間:09:41
3月1日(月)放送の「ほやほやみつけ隊」は、永平寺町の松岡(まつおか)地区。
永平寺町の西部、九頭竜川の南に位置していて、大学のキャンパスや永平寺町役場などが集まっています。
松岡地区に地域の魅力を発信しようとユニークな看板が立てられているということで向かいました!
その看板がこちら!
えちぜん鉄道松岡駅のホームにあるこの看板。
ゲームをイメージして、永平寺町と福井大学が地域の活性のためにつくった永平寺町の観光マップなんです。
「永平寺町魅力発信交流施設『えい坊館』に行って永平寺町の知識がレベルUP」などと書いてあり、
楽しく地域を巡れる工夫がされています。
わたしもレベルUPしたい!ということで、マップをもとに、松岡駅から徒歩5分の永平寺町の魅力を集めた『えい坊館』という施設に行きました。




織物会館だった跡地にかつての建物の雰囲気を残して2017年に建てられました。
えい坊館は、「禅」「食」「酒」をコンセプトにしています。九頭竜川でとれる魚や地酒など地域の産物が多い永平寺町。
サクラマスを使った料理や地酒の酒かすを使った水ようかんなどを楽しむことができます。
そして、極めつきはこの場所!

禅文化を体感しようという部屋です。禅をイメージしたデジタルアートが部屋一面に映し出されます。
「本気の座禅はちょっと・・・」という方はぜひ!
永平寺町の魅力を堪能した後は、えちぜん鉄道松岡駅に戻り、とっておきのものを2つ巡りました。
まず一つ目は『撮り鉄に人気のスポット!』松岡駅から歩いて1分ほどの場所です。
ここでは、鳥居と参道の石段を背景にえちぜん鉄道が走り抜けるという風情ある写真が撮影できるそうです。
映画のロケ地にもなっているんですよ!
ちなみに、わたしは挑戦しましたが、うまく撮影できず・・・。またリベンジします!

とっておきのもの2つ目は、国の登録有形文化財である松岡駅の駅舎の中にある色紙です。


この色紙は、松岡地区にお住いの和田高枝(わだ・たかえ)さんという女性が書いたものです。


和田さんの自宅の横の建物には、和田さんが書きためた、たくさんの色紙が飾られていました。
この場所では、10年前、ご主人が子どもたちの心の相談をされていて和田さんはお手伝いをしていました。
ご主人は著書を出すなどしていて和田さん自身もことばの力の大きさを感じたといいます。
そこで、元気が出ることばを書き留めるようになったそうです。
ただ、この場所でだけではなく、もっと多くの人に見てもらって元気になってほしいと考えた和田さんは、
えちぜん鉄道のサポート会の会長などを務めていたこともあり、えちぜん鉄道の駅舎にも飾ることにしたそうです。
嬉しい反響もたくさんあり、和田さんの色紙がほしいとお手紙が届くこともあったそうですよ。
和田さんは、これまでに千枚以上の色紙を書いていて1年ごとにえちぜん鉄道の各駅舎の色紙を変えています。
みなさんもえちぜん鉄道を利用される際は、和田さんの色紙を探してみてください!
■お問い合わせ
永平寺町松岡公民館
住所:永平寺町松岡神明1-129
電話:0776-61-7222
投稿者:太田 実穂 | 投稿時間:14:38
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