2021年01月22日 (金)福井市・日新(にっしん)地区でみつけ隊!【羽生ちひろ】

1月22日(金)の「ほやほやみつけ隊」は、福井市の日新(にっしん)地区をご紹介。
福井駅から北西部へおよそ2.5キロのところにあり、昭和51年の日新小学校開校にあわせて誕生した比較的新しい地区です。
地区内を巡るコミュニティバス「日新さんさんバス」に乗って行ってきました!
今回の一福丸からの指令はこちら。
【指令】 「底喰川(そこばみがわ)」の、美しい風景と名前のギャップの秘密を探れ!
地区の真ん中を東西に流れる「底喰川(そこばみがわ)」。
(下の写真は夏の様子)
かつてはゴミが浮かぶ汚い川でしたが、地区のシンボルにしよう!と、20年ほど前にクリーン作戦を開始。
住民総出の清掃活動が毎年の恒例行事となり、今では中高生にまで活動が広がっています。
さらに景観づくりにも力を入れています。河川敷には遊歩道を整備。
花壇もあって、季節ごとにきれいな花が彩を添えます。
また、川岸には「ミソハギ」を植え付け、毎年8月になると紫の花が埋め尽くします。
こんなキレイな川なのに、“底”を“喰う”という名前なのは、なぜ!?
そこには、この川の昔の姿が関係していました。
地区の「いきいきライフセミナー」の皆さんが作った紙芝居によると、
かつての底喰川は、その名前の通り、洪水になると底を喰うほど荒れ、おそろしかったそうです。
川の治水に力を入れ出すと、川の主の“大蛇”が悪さをして、通行人を川へ引きずり込んだ、という逸話まで残っています。
かつてはやっかいな川だったから、こんな名前に。
しかし、名前とは裏腹に、今は清掃活動などを通して地区の絆をつなぐ大切な川になっていました。