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2021年1月
1月25日(月)放送の「ほやほやみつけ隊」は、
鯖江市立待(たちまち)地区に行ってきました♪
鯖江市の北西部に位置する立待地区。
江戸時代に、松平昌親(まさちか)を藩主とする吉江藩があり、今でも城下町としての風情が残ります。
地区で生まれ育った有名人というのが…

この方、浄瑠璃作家の近松門左衛門!父親が吉江藩の武士だったんです!
人形を操り物語を表現する人形浄瑠璃は、江戸時代に大流行。近松はその人気作家として活躍しました。
今回の指令は、
「近松門左衛門を愛するプロフェッショナルな仲間たちに会いに行こう!」
ということで、
近松門左衛門にちなんで、人形浄瑠璃で地区を盛り上げようと活動する、
鯖江人形浄瑠璃「近松座」のみなさんを訪ねました!



鮮やかな衣装に身を包んだ人形たちが、歌と音楽に合わせて舞う様子は迫力満点!
まるで人形が生きているかのような躍動感です!
華麗な人形浄瑠璃を披露してくださったみなさん。
しかし、じつはこの近松座、人形浄瑠璃の体験講座に参加していたメンバーたちが15年前に旗揚げしたもので、もともとはメンバー全員が素人だったんです!


人形浄瑠璃の文化が全くなかった立待地区。
技術は、県外から指導者を呼んで、イチから学びました。

さらに驚くのは、こちらの人形、なんと顔以外身体も衣装もすべて手作り!

地域の人たちが協力して、小道具や舞台までなんでも作ってきました。
こうした努力が実り、今では自分たちだけで公演をするほどの腕前!
地区を盛り上げたいという心意気がプロフェッショナルなみなさんだったのです!
地区の人たちをトリコにする人形浄瑠璃。
人形を操る「人形遣い」を、私も少しだけ体験させていただきました!
片手だけで人形の体を支えるは大変!
人形遣いの難しさを体感することができました。
終始、笑いが絶えず楽しい雰囲気で練習していた近松座のみなさん。
地区を盛り上げる源は、こうしたみなさんの笑顔にあるのかもしれません★

↑イメージキャラクター「ちかもんくん」と北川
投稿者:北川 玲子 | 投稿時間:19:05
1月22日(金)の「ほやほやみつけ隊」は、福井市の日新(にっしん)地区をご紹介。
福井駅から北西部へおよそ2.5キロのところにあり、昭和51年の日新小学校開校にあわせて誕生した比較的新しい地区です。
地区内を巡るコミュニティバス「日新さんさんバス」に乗って行ってきました!

今回の一福丸からの指令はこちら。
【指令】 「底喰川(そこばみがわ)」の、美しい風景と名前のギャップの秘密を探れ!
地区の真ん中を東西に流れる「底喰川(そこばみがわ)」。


(下の写真は夏の様子)
かつてはゴミが浮かぶ汚い川でしたが、地区のシンボルにしよう!と、20年ほど前にクリーン作戦を開始。


住民総出の清掃活動が毎年の恒例行事となり、今では中高生にまで活動が広がっています。
さらに景観づくりにも力を入れています。河川敷には遊歩道を整備。
花壇もあって、季節ごとにきれいな花が彩を添えます。

また、川岸には「ミソハギ」を植え付け、毎年8月になると紫の花が埋め尽くします。

こんなキレイな川なのに、“底”を“喰う”という名前なのは、なぜ!?
そこには、この川の昔の姿が関係していました。

地区の「いきいきライフセミナー」の皆さんが作った紙芝居によると、
かつての底喰川は、その名前の通り、洪水になると底を喰うほど荒れ、おそろしかったそうです。

川の治水に力を入れ出すと、川の主の“大蛇”が悪さをして、通行人を川へ引きずり込んだ、という逸話まで残っています。


かつてはやっかいな川だったから、こんな名前に。
しかし、名前とは裏腹に、今は清掃活動などを通して地区の絆をつなぐ大切な川になっていました。

投稿者:羽生 ちひろ | 投稿時間:20:40
キャスターの北川です。
2021年になりました!
昨年はコロナの影響を大きく受け、
みなさまと直接お会いできる機会が減り、さみしい思いもありました。
しかし、またマスクを外して笑顔でお会いできる日がくるまで
今お伝えするべき情報を、今できる最善の方法で、お届けしていきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて!1月8日には、新年最初の情報たら福がありました♪

ゲストは若狭歴史博物館・学芸員の川波久志さんと、箏(こと)奏者の後藤礼奈さん。
MC鹿沼憂妃さんは、今回は東京からのリモート出演となりました!
前半は、ことし本厄であることを、とっても気にしていた鹿沼さんと一緒に、
厄年や厄払いについてトーク。
民俗学が専門の川波さんに、厄年の前向きな考え方を教えていただきましたよ~!
後半は、箏の生演奏をたっぷり楽しみました♪
後藤さんが奏でるのは、お正月定番の曲から、最新ポップスまで!
曲によって表情を変える箏の音色に驚かされ、もっと聞いていたかったほど…
充実した50分をお届けすることができました。
お知らせです♪
2月の情報たら福は、
2/5(金)に高橋愛さんと今村キャスターがお届けする通常回に加え
「情報たら福スペシャル」の放送が予定されています!!
放送は、
2月14日(日)午後1:05~
ことしのバレンタインは、ぜひ!情報たら福スペシャルをお楽しみください♪
投稿者:北川 玲子 | 投稿時間:11:48
1月4日(月)放送の「ほやほやみつけ隊」は、越前市の王子保(おうしお)地区へ行ってきました!
越前市の南部に位置する王子保地区は、日野山などの山々に囲まれ、日野川が南北を縦断する自然豊かなまちです。
■ミッション1「『まぼろしの北陸道』の謎を解け!」
「まぼろしの北陸道」があると聞いて向かったのは、なんと山の中。
看板には、「まぼろしの北陸道 塩の道」と書かれていましたが、何のことかはわからず…
そこで、この道に詳しく、整備やガイドも務めた経験もお持ちの坂口弘臣(さかぐち・ひろし)さんに案内していただきました。

坂口さんによると、塩の道とは、塩を運ぶのに使っていた道のことだそう。敦賀の海から越前市へとつながっていて、1200年以上前の奈良時代にこの道を通って武生の国府に塩を運んでいたという記録が残されています。
ただでさえ傾斜のある山道ですが、この日は雪が積もってさらに険しい道に。
一歩進むのも一苦労でした。塩を運んでいた当時の大変さを体感できた気がします。

なぜ急な山道を?と思っていましたが、地図で見ると、よくわかりました!
敦賀の海と越前市を最短で結ぶ道ということで、ここが使われていたようです。

明治時代に交通が発達すると、この道が使われることは減り、荒れ果ててしまいます。
しかし坂口さんが整備を呼びかけて、1999年に復元。標識や石碑が立てられて、再び歩けるようになったんです。
一度は失われかけた塩の道。その歴史を大切に思う地域の人たちによって再び開かれたのが「まぼろしの北陸道」だったんですね。
■ミッション2「『珍しい』だらけの神社を訪ねよ!」
向かったのは、地区のシンボルとして信仰を集めている「大塩八幡宮」。
891年鎮座といわれる神社で、珍しい要素が詰まっているそうなんです。
何が珍しいのか、調査してきましたよ!
まず驚いたのは、御利益です。
ねたみやいじめなどをはらい除く御利益がある神社なんだそうで、
宮司の瓜生有具(うりゅう・ありとも)さんも、ほかに知らない御利益だと話していました。
その御利益には、創立の由来が関係しているんです。
時は887年。仲間のねたみによりこの地に流罪となった人物がいました。
中納言・紀友仲(きの・ともなか)です。
無実の罪を晴らし京に戻ることを願った紀友仲。

その後帰京が叶えられたことから、感謝を込めて建てたといわれ、

ねたみやいじめをはらいのける御利益がある神社だとされています。

さらに、拝殿の建て方も北陸では珍しいんです。
この時期に被せられている白いシートは雪囲いですが…

中を見ると、柱だけで壁はありません。
この建築様式は「四方吹き放ち」といいます。

北陸には少ない大型拝殿として、国の重要文化財に指定されています。

瓜生さんによると、平安時代には、この拝殿の中で獅子舞や神楽舞など神様に奉納する芸能が行われ、その周りで氏子が見物していたそう。創建当初の様子を伝える建物として大切に守っているといいます。
地区の人たちが大切に守ってきた史跡によって、昔の暮らしが目に浮かぶまちでした。
取材に協力してくださった王子保地区の皆さん、ありがとうございました!

2021年は丑年!福井県の皆さん、ことしもよろしくお願いします♪
投稿者:今村 有希 | 投稿時間:14:25
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