2020年12月

2020年12月28日 (月)12月奮闘記―ニュース シブ5時中継―【大谷 舞風】

お久しぶりです!
みなさま、今年も残りわずか。いかがお過ごしですか?

私は、大忙しの師走を過ごしました!

いくつかにわけて、ブログでお伝えしたいと思います。(その予定です。)
まず第一弾。

12月2日は、「ニュース シブ5時」で
福井県坂井市の繊維工場から中継しました。
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以前、県内向けに放送した
浴衣帯の製造メーカーが織りの技術をいかして
シルクのマスクを作っているという取り組みについてです。
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この繊維メーカーがマスクを作り始めたきっかけは、
マスクと浴衣の帯の幅が一緒だったから!!!

それをテレビでわかりやすく説明するために、
浴衣ガールが帯をめくると…
幅がピッタリのマスクがずらっと並ぶ演出でプレゼンしました。
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スタジオのキャスターからは、「マスク帯!」と反応が返ってきましたが、
視聴者の皆さまにも楽しんでいただけていたら嬉しいです♪

繊維王国・福井の高い技術を
福井から日本全国に伝えられる喜びを実感しました。

実はこの放送が、私にとって初めての全国中継。
多くの先輩に支えられ、放送を出すことができました。

写真には写っていませんが、
現場では平野アナ、髙鍬アナにもサポートしてもらい、
自信をもって本番に挑むことができました。
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先輩の支えにも感謝しながら、
もっと視聴者の皆さまに「わかりやすく伝わる」放送を目指して
大谷、頑張ります!!
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では、12月奮闘記!第2弾をお楽しみに…♪

投稿者:大谷 舞風 | 投稿時間:14:00

2020年12月21日 (月)坂井市・坂井木部(さかいきべ)地区でみつけ隊!【羽生 ちひろ】

12月21日(月)の「ほやほやみつけ隊」は、坂井市の坂井木部(さかいきべ)地区をご紹介。
坂井平野の一角、田園風景が広がる農村地帯の坂井木部地区。古くから米どころとして発展してきた地域です。
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坂井木部地区には「鬼」がいると聞いて、あのアニメの主人公になりきって行ってきました!
相棒はもちろん、ねず・・・いや、一福丸です。
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いざ!鬼退治へ!
さっそく見つけましたよ、交差点に立つ大きな鬼。
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退治しようとするも、地元の人に止められてしまいました!
なんでも坂井木部地区では、鬼は親しまれる存在なんだとか。

そこで今回の指令は、
【指令】 鬼が親しまれる理由を探れ!
そこには、ある伝説が関係していました。
かつてこの地はうっそうとした沼地で、そこに「水鬼」が住んで悪さを働いていたそうです。困り果てた村人のもとへ、比叡山から高僧が送られました。高僧たちが立派な七堂伽藍(がらん)を建ててその中で祈とうを続けると、それから晴天が続いて沼が干上がり、逃げ出してきた鬼を退治した、という伝説です。

その伝説とゆかりのある場所が地区内にあります。「紀倍(きべ)神社」です。20201221_06.jpg

比叡山からの高僧が祈とうした場所が、紀倍神社の発祥とされているそうです。
その高僧たちと同じ名字の家が今も地区内に何軒かあるそうで、子孫ではないかと言われています。

この鬼の伝説を後世に伝えると共に、地域おこしにも活かそうと、地区で鬼を大々的に取り上げるようになりました。
伝説を和太鼓で表現する「木部新保鬼辺(おにべ)太鼓保存会」というグループがあったり。
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地区のキャラクターも鬼だったり。その名も「きべ丸くん」。
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更に3年前には、きべ丸くんの妹「ベッキー」も登場。(きべを反対から読んでベッキー)
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かつて厄介者だった鬼は、今や地区では欠かせない存在となっていました。
(※地区内で鬼を見かけても、退治しないで下さい。)
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坂井木部地区の鬼、嫌いになるべからず!
      (き)    (べ)

 

投稿者:羽生 ちひろ | 投稿時間:19:00

2020年12月15日 (火)福井市・清水南(しみずみなみ)地区でみつけ隊【太田 実穂】

12月14日(月)放送の「ほやほやみつけ隊」は、福井市清水南(しみずみなみ)地区に行ってきました。
人口2161人(12月1日現在)
福井市中心部からクルマでおよそ20分で、山々に囲まれ、田園風景が広がるまちです。
【花と緑のまちづくり】
地区では、10年以上前から花壇づくりに取り組んでいて、集落ごとや交差点などに設置しています。
独自の花壇コンクールも開催し、みんなで美しい花に彩られたまちを作っています。
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【ふるさとウォーク】
また、ふるさとへの愛着を深めてもらおうと地区の名所をまとめたマップを作り、毎年11月に地区の人たちを中心に、史跡などを巡る活動も行っています。
毎年150人以上の方たちが参加するそうです。
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今回は、ふるさとウォークでも訪れる八幡神社に行きました。
八幡神社にあるこの鳥居は、今から400年ほど前の鳥居で、旧清水町の中で最も古い鳥居として福井市指定文化財になっています。
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では、今回の一福丸からの指令は?!
★指令★「清水南に橋本左内を支えた場所が?!真相をさぐれ!」
所蔵:福井市立郷土歴史博物館
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福井の幕末の偉人、橋本左内。
15歳の時、志を記した「啓発録」を出すなど、秀才として知られていますが、安政の大獄で捕まり26歳の若さで亡くなっています。

そんな橋本左内と清水南地区の「風巻町(かざまきちょう)」との間に
深いつながりがあったのです!
教えてくれのは、ふくい歴女の会・会長の後藤ひろみさん
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後藤さんは、ある偉人の調べを進めている中で、たまたまつながりを見つけたといいます。

ことし9月には、橋本左内と風巻町の関係について清水南公民館で講座を開きました。
地域の方々は初めて聞く話に大変驚いたそうです。
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後藤さんの調べによると、
かつて、風巻町の「浄明寺」というお寺の住職を左内の親戚がしており、その人物を左内は父のように慕っていたそうです。
また、左内が父を亡くし夢までも諦めなければならなかったつらい時期に浄明寺によく来て滞在していたということなんです。
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浄明寺が左内にとってどれだけ特別に思っている場所なのか実際に訪ねてみました。
浄明寺は、真宗大谷派のお寺で本堂は270年ほど前から受け継がれているといいます。つまり左内が生きていた時代も建っていたということです。

浄明寺と橋本左内とのつながりについては、「橋本景岳全集」という書物の中の「浄明寺」というキーワードが書かれた左内の4つの手紙からひも解くことができるとのことでした。
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1通目は、江戸にいた左内が、福井藩士の知人宛てに、「姉の結婚について」は浄明寺の住職に頼ってくださいという手紙。
2通目は、浄明寺住職宛てに、姉夫婦の家庭内の問題についてふたたび相談する手紙。
そして、3通目、4通目は、安政の大獄で左内が処刑される半年前に、牢(ろう)の中から、2通続けて母へ出した手紙。
そこには「風巻の浄明寺に頼れば心が慰められるのでは」と母を思う息子の気持ち、
左内が浄明寺のことを懐かしむ気持ちが込められているといいます。

浄明寺が、左内そして左内の家族の人生を支えた場所であると強く感じました。
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■お問い合わせ
 清水南公民館
 住所:福井県福井市風巻町21-17
 電話:0776-98-4590

投稿者:太田 実穂 | 投稿時間:15:25

2020年12月07日 (月)あわら市・金津(かなづ)地区でみつけ隊!【北川 玲子】

12月7日(月)放送の「ほやほやみつけ隊」は、あわら市金津(かなづ)地区に行ってきました♪

古くから北陸街道の宿場町として栄えてきた金津地区。JR芦原温泉駅では、新幹線の駅舎の工事も始まり、今まさに生まれ変わっている最中なんです!

金津地区といえば、こちらの本陣飾り物!
江戸時代に金津にやってきた役人たちをおもてなしするために作られたのが始まりと言われています。
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今では、年に1度のお祭りに向けて、毎年地区の皆さんが協力して作り上げています。
実はイノシシはたわし、不死鳥はスプーンでできているんですよ!この飾り物は、取り壊すとき、ゴミを出さずに再利用できるよう、日用品をそのままの形で材料として使っています!
20201207_03.jpgさて、今回の一福丸からの指令は、
「地区にちりばめられた、謎のモニュメントを追え!」
地区内4か所に設置されているというモニュメントを探してほやほや探しスタート!

20201207_04.jpg実はこのモニュメント、狂言の「金津地蔵」という演目の一場面なんです。「金津地蔵」は、かつて人間国宝の野村万作さんも演じたことのある有名な演目。その名の通り、舞台はここ金津地区です!
そのストーリーを大きく4つの場面に分けてモニュメントに表したものが、地区内4か所に設置されていたんです。

そのストーリーは、
お堂にお祭りするためのお地蔵さまを求めて京都に行った金津の男が、詐欺師からだまされるというもの!
なんと男は、お地蔵さまのふりをした詐欺師の子どもを買ってしまったのです!
地区内に設置された4か所のモニュメントを巡ると、そのストーリーが分かるようになっていますよ~!
どんな結末が待っているのか!皆さんもぜひ探してみてください!

金津まちなかガイドの清水さんによると、かつて金津地区は宿場町として栄え、大衆芸能や俳句、狂言などが盛んに行われていたため、金津を舞台にした狂言が生まれたんだとか。地区にある地蔵尊が、金津地蔵のモデルになっているそうですよ!
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さらには、このモニュメント、作った人物もすごいんです!
御年92歳、鬼瓦を作る鬼師の西郡正義さんが作ったものなんです。
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鬼瓦とは、古くから魔除け、装飾の役割も果たした、屋根の端にある瓦のこと。
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西郡さんは、なんとあの越前大野城の鬼瓦も手掛けた、すご腕の持ち主!
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鬼瓦は、大きいものでは、人の体以上もあり、重さが600キロ以上を超えるものもあるそうですよ!
88歳まで現役の鬼師として鬼瓦を作り続け、近年では、鬼瓦以外の創作活動も行ってきました。
金津地蔵のモニュメントは、あわら市が誇る鬼師、西郡さんの技術も伝えていたんです。

町並みが新しく生まれ変わっても、古くからの伝統を大切に守り続けている金津地区でした~★

投稿者:北川 玲子 | 投稿時間:18:30

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