2020年03月12日 (木)福井市・社西(やしろにし)地区でみつけ隊!【今村 有希】

3月12日(木)放送の「ほやほやみつけ隊」は、福井市の社西(やしろにし)地区に行ってきました♪
福井市の中心部にあり、日野川と狐川に挟まれた自然豊かな社西地区。
一方で住宅が立ち並び、病院などの公共施設も多い市街地の側面もあります。
今回紹介した内容はこちら↓↓↓
☆地区の自慢☆
■新社殿!稲荷神社
稲荷神社は855年に建立され、この辺りで大切に守られてきました。
1910年の土地区画整理の際に他の2つの神社とまとめられてこの地に移され、
現在は稲荷神社・白山神社・越知神社の3社の神様を祭っています。
とてもきれいなこの神社、実は4か月前に建て替えられたばかり!
「令和元年」と書かれた記念碑も建てられていましたよ~。
■豊富な教育事業
社西公民館では、さまざまな教育事業に取り組んでいます。子どもから高齢者まで、
それぞれの年代向けの事業を用意しているほか、郷土や健康について学べる講座などもあります。
地域の皆さんの交流を深める大切な機会にもなっています。
☆イチオシ☆
■ホタルが飛び交うまちづくり
社西小学校の敷地内にあるビオトープです。ホタルの生態を研究するため、
井戸の水を引き込み18年前に作られました。
このビオトープづくりにも携わった福井県ホタルの会の
山下征夫(やました・ゆきお)さんに案内していただきました。
山下さんは、ホタルが飛び交っていた昔の風景を取り戻そうと活動しています。
先週、別の場所にある水槽で飼育したホタルの幼虫を、このビオトープに放流。
きれいな水や土など、ホタルの生育条件が整ったこの場所で、
成虫となる6月上旬に向けて大きくなっていくんです。
さらに、ホタルの生息に向けて、最近新しく作られた場所もあります。
山下さんに案内された場所は、地区を流れる狐川(きつねがわ)。
本流のすぐ横に、長さ50メートルほどのせせらぎが作られたんです。
鳥に食べられないよう岩を入れて隠れ場所を作るなど、
ホタルの住みやすさを考えた工夫もたくさんありました。
去年、この場所で放流したホタルは、その7割が成虫に!
幻想的な写真ですよね。
ビオトープと合わせて、地区にはホタルが飛び交ったそうです。その数、およそ160匹。
美しい風景を取り戻し、守っていくために、一歩一歩前進している地区でした。
取材にご協力いただいた社西地区の皆さん、ありがとうございました!