2021年11月05日 (金)美浜町・佐田地区でみつけ隊!【羽生 ちひろ】

11月1日(月)の「ほやほやみつけ隊」は、美浜町の佐田(さた)地区をご紹介しました。
町の東部、日本海の眺望が美しい地区です。
佐田地区では、伝統行事や文化を大切に継承しています。
その1つが「すてな踊り」。江戸時代中期以来の歴史があります。一度消滅寸前まですたれましたが8年前に復活し、今では、毎年お盆に地区民総出でやぐらを囲みます。
今回の一福丸からの指令は、
指令 佐田ふしぎ発見!
佐田地区では、いわれの残る史跡や珍しい名所などを「七不思議」として取りまとめています。
その中からまずは、石占いができる「重軽さん」。
持った時に重く感じると願いが叶わない、逆に軽く感じると願いが叶うとされています。
戦後の食糧難の時代に、よく地域の方たちがこの石に願いを託したそうです。
続いての七不思議は、「連理(れんり)の木」。
もみじの根元に偶然しだれ桜の種が落ちて発芽し、2本が同じ場所から生えています。
その姿から、“夫婦の深い契りのたとえ”とされています。
その昔、村人が河口で牛を洗っていると、かっぱの「ガワタロ」が牛の肝を抜こうと悪さを働きます。
そこで村人がガワタロを懲らしめ、もう悪さはしないと約束する「詫び証文」を書かせて放免した、という伝説です。
(※出演協力:佐田伝統文化保存会の皆さん)
この「かっぱ伝説」、アニメになることが決まったんです!
海の大切さを知ってもらおうと日本財団が行っている、各地の「海にまつわる民話」をアニメ化する事業に、ことしこの伝説が選ばれました。アニメは来年1月~3月中に公開されるそうです。
また地区では、「かっぱ伝説」を町おこしに生かそうとしています。
かっぱ定食やかっぱケーキなど、商品化を考えているそうです。
地域に根付いた伝統文化を生かし、にぎわいを生み出す佐田地区でした。

トラックバック
■この記事へのトラックバック一覧
※トラックバックはありません