高千穂

宮崎県
2016年2月26日 放送

古事記や日本書紀に記された「天孫降臨神話」をはじめ、様々な神話や伝説の舞台となってきた高千穂。神話に登場する神々が今も町の至る所で祀られ、最近は幸せをもたらすパワースポットとして人気を集めている。地元の人々は皆、山の神、水の神など八百万の神々に囲まれて生活し、暮らしの隅々にまで神様への信仰が息づいている。
そんな高千穂の人々が最も大切にしているのは、秋の実りに感謝し、翌年の五穀豊穣を祈る「夜神楽」。毎年秋(11月)から冬(2月)にかけて、19の集落でおこなわれている。なかでも、最も古くからの伝統を残す「浅ヶ部集落」では、高千穂で最年長の舞い手の自宅が「神楽宿」になり、神様を迎え入れる。
神々の里であることを誇りに思い、今も神様とともに生きる高千穂の人々を描く。

旅のとっておき

「高千穂」の回を担当した宮崎放送局ディレクターの北野です。 高千穂は神々の里というイメージが先行していて、僕自身、いろんな先輩や後輩が高千穂を舞台に作った番組を見てきましたが、その実態があまりつかめない不思議な場所でした。そして今回、ディープな高千穂を、神様と地元の人々とのつながりを見つめようと取材を進めました。続きを読む

ポスター
高千穂
[写真]沼田啓美
[協力]河内神楽保存会/工藤 寛/興梠 登/上地峰夫
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