沖縄の海

年間700万人もの人が訪れる、国内随一のリゾート・沖縄。人々を惹きつけてやまない大きな魅力の一つが、島々を囲む美しい海だ。300種類以上のサンゴが息づく、彩り豊かな海―それは人々を虜にする魅力を湛えるだけでなく、古くから人々の“生活の場”として、沖縄の暮らしや文化を形作ってきた。
恵みを頂く“食”の場として、外の世界との交流の場として、日々の感謝や祈りを捧げる信仰の場として…人々のコミュニティーの中に海があり、海を舞台に数々の“つながり”が生みだされてきた。ときに戦争や米軍占領など歴史に翻弄され、海が蹂躙される時代を経ながら、今なお、海がもたらすつながりは暮らしの中に大切に残り続け、繁栄をもたらしている。
海とともに生き、形作られてきた沖縄の風土と生き様を描く。

＜オムニバス項目（予定）＞
●恵みの海で技を受け継ぐ…久米島・見習い海人
●"海"が海からやってくる！…那覇・巨大クルーズ船来沖･顛末記
●スク漁…奥武島・海人(うみんちゅ)たちの“夏のボーナス”
●戦争や米軍占領の歳月を経て…読谷村宇座・残波岬

紹介したトピックス

ウンガミ～沖縄・大宜味村

沖縄・久高島

スク漁

残波の海

旅のとっておき

「沖縄の海」の回を担当した沖縄放送局の田村です。
「海」をタイトルに掲げた番組ですが、私自身はこれまで海とは疎遠な生活を送ってきました。海に潜ったことはおろか、泳いだこともほとんどないまま・・・波は怖いし、船は酔うし、海は遠くから見ているのが一番いいかな～と思っていました。続きを読む