新大久保

東京都
2015年9月25日 放送

多文化多国籍の町・新大久保。韓国、インド、ネパールなど各国の店舗がひしめき合うこの町には、多種多様な言語が飛び交い、異国情緒あふれるディープな雰囲気が漂っている。一歩足を踏み入れれば、アジアの片隅から中東の路地裏へと、あたかも外国に迷いこんだような気分にさせられる。
もともと新大久保には、江戸幕府の警備にあたる鉄砲組百人隊が配備されていた。百人隊は各地方から招集された武士によって構成されていたため、すでにこの頃から、ここが外から移り住んでくる移民の町であったと言える。
その後、文人たちに好まれた高級住宅街から、歓楽街で働く外国人のベッドタウン、そして韓流ブームに湧く日本最大のコリアンタウンまで、時代とともに異なる表情を見せてきた。
この町で暮らす1万人以上の外国人と、伝統を守ってきた日本人たち。独特なバランスで織りなされてきた、彼らの「共生」の物語。

<オムニバス項目(抜粋)>
●広場とキムチ      「うまっ!」差別を友情に変えたキムチ料理
●国際横町の住人たち   “日本人より日本人らしい”イスラム教徒のリーダー
●ツツジと火縄銃     武士が育てた大久保の象徴 ツツジ
●生マッコリの人     炭酸が効いた本場の生マッコリを、日本で
●管楽器修理のマイスター 親子三代、路地の奥の管楽器修理店
●天使と映画祭      “天使のすむ町”、多国籍映画祭のひと夏
●ツツジの里帰り     小学生が一致団結、つかんだ奇跡とは

旅のとっておき

「新大久保」を担当したプロデューサーの中村です。
新大久保は大久保通り、職安通りと大きな道路に囲まれていますが、その間には小さな路地がたくさんあります。初めて取材に訪れた時、たくさんの猫と出会いました。もちろん、野良猫、地域猫と呼ばれる猫たちです。路地の真ん中を堂々と横切る黒猫、
車の下や、公園の一角に寄り集まるいろいろな色の猫たち。続きを読む

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