東京の夏

東京都
2015年9月11日 放送

1300万人が暮らす大都市、東京。江戸時代から残る風情ある営みや、激動の昭和を歩んできた人々の思い、そして平成の夢。人の数だけ積み重ねられた、夏の記憶があります。
子供のひと夏の思い出のため、縁日や祭りを盛り上げる露店商。都立の谷中霊園では、先祖供養の大切さを見つめて来た、茶屋のお婆さん。江戸の頃から続く弔いの盆踊りを守り続ける、佃島の人々。
変化の激しい東京だからこそ、つないできた記憶を次の世代へ受け渡そうという、強い願いがありました。下町の片隅に、汚れてしまった海に、ビルの灯りが煌々と照らす夜空に、込められる人々の思い。東京・夏の記憶を巡る物語です。

<オムニバス項目(抜粋)>
●夏祭の裏方さん・・・祭や縁日でお馴染みの露店商。ハレの日を楽しむ人々のため、汗をかく日々。
●都会の海の記憶・・・海水浴場がなくなった東京湾。かつての海の復活をかけて取り組む人の思い。
●ちいさな花火大会・・・手持ち花火ができる場が少ない東京で、記憶に残る花火を演出する若者が。
●墓地の茶屋・・・明治に開かれた谷中霊園。代々続く茶屋の女主人と、先祖供養の大切さを見つめる。
●佃島の念仏踊り・・・江戸時代から続く由緒ある盆踊り。歌い手と踊り手が一体となる、盆の弔いの時。

紹介したトピックス
掲載までしばらくお待ち下さい。
旅のとっておき

「東京の夏」を担当した米本です。
東京にいると、時間の流れを早く感じます。つい昨日まであった店が、気付いたら別の店になっていたり、あったはずの建物がなくなっていたり。でも、目を凝らせば東京にもきちんと、時間が置いてきぼりにしてしまったものを大切に守り、伝えようとしている人たちがいます。そして、夏にはこの季節に特有の「記憶」があります。続きを読む

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