名古屋めし

愛知県
2015年7月17日 放送

関東でもなく、関西でもない、独自の食文化が育まれてきた名古屋。味噌カツ、味噌煮込みうどん、きしめん、ひつまぶし、モーニング等々...。百花繚乱、どこかB級テイスト漂うその豊かなメニューは、いつしか「名古屋めし」と総称されるようになっている。「名古屋めし」には、「味が濃い」、「量が多い」を初めとした様々な特徴があるが、その底流にあるのは、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の所謂「三英傑」を生んだこの土地の風土である。米作りに向かない土地で大豆作りが奨励され、大豆100%の豆味噌が造り続けられ、人びとに浸透していったのだ。また、尾張徳川家が、庶民の間にも茶の湯を広めたことから、様々な和菓子が生まれ、今の小豆好き、喫茶店文化につながったとされる。番組では、バラエティに富む名古屋めしのルーツや魅力を紹介しながら、名古屋めしをこよなく愛する人たちに迫っていく。

<オムニバス項目(予定)>
●名古屋めしの基本は味噌味
 三度食べるとクセになる。ふるさとの味、どて、みそカツに群がる人々。
●受け継がれる伝統の味
 昔ながらのやり方で「豆味噌」を造り続けるみそ蔵の五代目。
●モーニングに見るもてなしの心
 ちょっとしたお得を求めるだけでなく、実は第二のわが家。
●「ハレの日」にはひつまぶし
 茶碗4杯分!人生の節目に食べる特別な味。
●麺王国の攻防
 人気の味噌煮込みうどんに対し、劣勢のきしめん。麺王国をより盛り上げるために
 小麦の品種改良まで。
●貧乏侍が生んだ名古屋コーチン
 尾張人のこだわりが生んだ最高級の鶏。名古屋コーチンの誕生秘話。

紹介したトピックス
旅のとっておき

「名古屋めし」を担当した名古屋局の小宮です。
関東でもなく、関西でもない、独自の食文化の世界をお楽しみいただけましたでしょうか。わたしは名古屋に 暮らして2年になりますが、今回の取材前は、これほどまでに奥深い世界とは全然知りませんでした。名古屋 めしに最初は見た目から尻込みする人も多くいます。続きを読む

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