房総 花物語
千葉県
2015年3月27日 放送
1年を通じ気候が温暖な房総半島。黒潮洗う半島南部の海岸沿いでは、冬が始まり12月から3月にかけ、キンセンカ、ストック、菜の花…さまざまな花々で彩られる。
この地では、人々の暮らしの傍らに、常に花があり続けた。海に生きてきた夫を50年、花作りで支えてきた妻。異国の花に恋をして、82歳になった今も花の品種改良に情熱を傾ける古老。ローカル線の沿線では、故郷を思い、亡き妻を偲んで、菜の花の種をまく保線作業員も。
花を慈しみ、作り、育ててきた房総の人たち。季節をひと足もふた足も先取りして、美しい花を届ける千葉県・房総の冬から春にかけての物語。
<オムニバス項目(抜粋)>
●夫婦の花畑...
結婚50年の夫婦が守る海辺の花畑に秘められた半農半漁の営み。
●見てよし、食べてよし...
美しいキンセンカ。実は天ぷらも美味。五感で楽しむ房総の春。
●故郷を飾る菜の花...
ローカル線沿線に、故郷に帰ってきた人たちが植えた黄色の絨毯。
●絆育むビワの花...
冬に花をつけるビワを目指し越冬にやってくる養蜂家同士の絆と幻の蜜。
●砂に咲くヒマワリ...
半島の南端で砂と戦ってきた一家三代が咲かせる幸せの花。
ポスター
[写真] 池田博範
[協力] 新藤智恵子
[協力] 新藤智恵子