小樽

北海道
2015年3月6日 放送

年間700万人が訪れる北の観光都市・小樽。旅人を魅了する運河やノスタルジックな町並みは明治・大正時代に建てられたもの。運河からは道内でとれたニシンや石炭が昼も夜もなく運び出され、小樽は「北日本一の港町」として繁栄を極めた。
しかし戦後、ニシンは姿を消し、炭鉱は山を閉じた。小樽は「斜陽の街」と呼ばれ、運河もドブ川と化した。街を二分する「運河埋め立て論争」を経て、街はよみがえる。かつての商家や倉庫では、若者たちが雑貨屋やビアホールを始め、浮き球として発展したガラス技術は、「ガラス工芸」へと進化した。
役割や姿を変えても街が最も賑わった頃の“誇り”や“技術”は、今も街に深く息づいていている。繁栄の記憶をもとに今を生きる街・小樽の営みを描く。

<オムニバス項目(抜粋)>
●古くて新しい街
  かつての穀物倉庫はビアホールに。商家はおしゃれな雑貨屋に。過去と現在が交じり合う独特の街並み
●お寿司狂騒曲
  小樽の寿司屋に訪れる半数以上は外国人。100人のタイ人を迎える女寿司職人の奮闘
●輝く街 
  乙女心をくすぐるガラス工芸。その原点は漁業で使われる浮き玉にあった
●あの人が愛した小樽
  昭和の大スター・石原裕次郎を育てた老舗料亭と小樽の賑わい
●運河をめぐる攻防
  街を二分した運河埋め立て論争と、そこで戦った画家の物語
●群来 よみがえる海
  街の繁栄の礎となったニシン。半世紀以上姿を消していたがここ数年帰ってきた

旅のとっておき

「小樽」を担当した札幌放送局ディレクターの吉田です。
小樽と聞いてまず思い浮かべるのが、「小樽運河」ですよね。でも大体の皆さんは「きれいだよね。レトロだよね。じゃあ、写真一枚とって帰ろうか…」と、滞在時間1分、撮った写真1枚、となってしまいがちなんですが、それだけではもったいない!続きを読む

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