博多

福岡県
2014年9月19日 放送

古くから大陸文化の入り口として栄えてきた福岡市。その中心をなすのが博多だ。「土地広く、物産多し」というのがその名の由来。自由闊達な独特の気風を築き上げてきた。そんな博多が祭りで一色になるときがある。7月半ばにクライマックスを迎える「博多祇園山笠(はかたぎおんやまかさ)」だ。祭の主人公は、情に厚く、絆を何よりも重んじる博多の男たち。彼らは「のぼせもん」と呼ばれ、仕事そっちのけ、家庭サービスそっちのけで、祭りにのめり込む。
そんな男たちを舞台裏で支えるのが「ごりょんさん」と呼ばれる「のぼせもん」の妻たち。祭の間、仕事を放り出す男達に代わって家業を支えるほか、神事の後の宴会「直会(なおらい)」も町の妻たち総出で取り仕切る。山笠の夏を迎えた博多の人々の姿を見つめる。

<オムニバス項目(抜粋)>
●のぼせもんの夏...
  店の仕事を妻に任せて山笠にのめり込む大ベテラン
●新米ごりょんさん...
  今年“山笠一家”に嫁いだ新妻
●追善山...
  亡くなった山笠の功労者を町内総出で供養する行事

旅のとっておき

「博多」を担当した高橋です。
山笠の事は知らなくても、このフレーズは聞いた事があるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。博多の銘菓のCMに出てくる名台詞です。「博多があるから山笠があるのではなく、山笠があるから博多があるんだ!」という、博多っ子の山笠愛を表現しています。続きを読む

ポスター
博多
[博多] [写真]進藤祐光 [協力]博多祇園山笠振興会/博多祇園山笠 東流 上普賢堂町
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