さくら 十二の物語

2014年3月28日 放送

南から順に開花の便りが届く桜―。日本人は、春の訪れを告げるこの花を心躍らせて待ち、特別な思いで出迎える。そこには、桜の数だけ、物語がある。
集落の名前まで「さくら」に変え、人々がこぞって愛でる村、桜は山の守り神。“花迎え”と言われる準備からお客をもてなす“花の宴”まで、一流の趣味で彩られた京都の花見。戦争で亡くなった村人たちのために2000本の桜を植えてきた男。25年間、豪雪の中、毎日権現桜の雪かきを欠かさない男。それは自分の病気を治してくれたささやかなお礼。小学校の校庭の真ん中にある名物桜。毎年恒例の写生大会の前夜、爆弾低気圧で桜は丸裸に。その姿を見た子供たちは…。
北は北海道から南は九州まで、桜を愛でる人々の知られざる物語。

<オムニバス項目(抜粋)>
●徳島~40年間一人で桜を植え続けてきた男。戦争から帰れなかった村人へのレクイエム。
●沼津~大漁を祈る春祭り。舟の舳先に桜の枝、漁師はみな女装して、島の男の神様にご挨拶。
●大分~裏山の桜を見に来る客をもてなす一家。年にこの時期だけの花見客との縁。
●釜石~津波に襲われながら再び咲き始めた“ド根性桜”。
●北海道~開拓移民の子として生きる傍らにいつもあった一本桜と老女との物語。

旅のとっておき

「さくら 十二の物語」担当した坂本です。
日本全国、桜と人々の物語いかがだったでしょうか。見ている方々にも自分だけの桜を思い起こして欲しいという思いで制作しました。続きを読む

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桜写真:青木千波/岡田正人/越野龍彦/迫文彦/タケウチトモユキ/竹内康訓/田澤純/中島健藏/橋本タミオ/星井欣/柳澤俊次/油谷勝
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